声ヶ乢530m7:31−8:13第一展望所−8:24水場−8:28第二展望所分岐850m8:32−8:59標高1000m−9:11展望所9:15−9:26第三展望所(爪ヶ城跡)1076m−9:37山頂1114m9:54−10:02第三展望所−10:10展望所−10:17標高1000m−10:30第二展望分岐−10:38第一展望所−11:02声ヶ乢
今日は爪ヶ城(つめがじょう1,114m)を訪ねる登山支度をして出発する このシーズンは駐車場周辺に花は見られない 標高530mと書いた登山口標識の周辺にカワラナデシコが咲いているのに挨拶して丸太の階段を登って行く カワラナデシコ アキノタムラソウがぽつぽつと顔を見せてくれる ノアザミ オトギリソウ ゲンノショウコも咲いていた 階段を登ったところにイヌザンショウの木があるのを思い出し、花や実は?と探すが解らなかった
ジグザグにルートを登って行く 少し傾斜があるところには丸太の階段が設置されている 緩やかな登りで歩きやすい 花や実を探しながら登る ミヤマイボタだろうか実のようなものを付けている 樹林帯に入る手前にタケニグサが育っている 少し先に花の終わったタケニグサが見られた どうやらルート整備で刈られたものが育ってきたようだ
ルートを覆うようにしているツタ植物がある近づいてみるとサルトリイバラ 沢山の実をつけていた 見事なものだ ここにはイヌザンショウが花を咲かせていた 登る時は気づかなかったが下山時 陽射しを受けているのを見つけた 足元を見るとヘビイチゴが赤い実をつけていた これも登りには気づかなかった
ここでイヌザンショウに触れておこう 山で出会った時は何だかわからなかったが葉の様子からイヌザンショウではないだろうかと思って調べると 花の写真が見つかり 花の時期もサンショは4−5月に対しイヌザンショウは7−8月との事 昨年の登山日記にイヌザンショウの実を見つけたと記載していたが 花芽であった 記事を修正しておく話を元に戻そう ルートは樹林の中に入る ガスが出ており薄暗い世界 周辺の木々の緑も雰囲気に溶け込み花や実を探しにくくしている 近づいて、一息入れて探すようにしないと判別がしにくい それでもクリ*(*は実を示す) ヒメウツギ* ノブドウ コバノガマズミ* ミヤマガマズミ* ウツギ* アズキナシ*などを見つけた ヤマボウシは実をつけている筈だが判別出来なかった アズキナシの木は覚えており 近づいて観察しズームで撮った 現場では判別が困難だったがカメラの眼を使う事が出来た
陽が射し明るくなってきた エゴノキ*を見つける 見上げてみると沢山の実をつけていた そして第一展望所に出る ここから市街地を展望出来るのだが今日はガスで何も見えない すぐに展望所を後にルートを行く
相変わらず樹林の中のルート タンナトリカブトの葉が幾つも育っていた 花に出会った事がある事を思い出す この辺りは花は少ないものの珍しい花や実に出会う事があり、今日は?と期待を持ちながらルートを登る 水場を示す案内がありそこを過ぎたところでカマツカ*を見つける
第二展望所への分岐に出る 左に折れ展望所に出る 休憩舎は陽射しを受けているが正面に見える筈の山形仙はガスで見えない ムラサキシキブ* アセビ*を見て分岐に戻りルートを行く
花や実が楽しみなルート 周辺をキョロキョロ見ながら登って行く カマツカ* ウツギ* ノイバラ*を見つけ鎖が設置されているところに出る 足元に白い花が散っている、なんだろうと見上げるとリョウブが咲きその花弁が散っていた 鎖のところを登ったところにタンナサワフタギが実をつけていた
マムシグサが青い実をつけているのを見て登って行くと ルートから少し入ったところに一回り大きな実らしいものを見つける ズームで撮る 撮った写真からサルナシとわかった こうしたものを見つける事が出来るのも嬉しい サルトリイバラ* オトギリソウ ママコナが顔を見せ 標高1000m地点に出る ここから那岐山方面を見る事が出来るのだが相変わらずガスで見えない
標高1000m地点から展望所までの区間もナツハゼ ベニドウダン等が顔を見せ楽しみな場所 ルートに岩があり目印になっている リョウブ オトギリソウ ママコナ アセビ* ミズナラ*等を見つけながら目印の岩からナツハゼを探す 褐色の実を見つける事が出来たものの数が少ない びっしりつけている時をイメージしていたので あれ? これだけと淋しい感じ でも出会えて良かった
展望所の案内に従って左に入る クロソヨゴ* ベニドウダン* ナツハゼ*を見つけて 展望の得られる場所に出る 右手方向に爪ケ城山頂に繋がる尾根を追う事が出来る 県北の方面はガスが一部晴れ 青空と山並みが顔を見せてくれた
標識のところに戻り ベニドウダンの木々の間を少し下り そして第三展望所へ登って行く ルートにはまだガスが残っていて雰囲気を醸し出している ぴょんぴょんと小さなカエルが跳んでいた ヤマジノホトトギスが2輪花を咲かせていた そして第三展望所に出る
展望所には先に登られたパーティが休んでおられた ガスで展望は得られないので挨拶だけ交わし そのまま山頂へ向かう ここから山頂までは標高差38m 緩やかな登りで最後に少し傾斜があるが、きつくない 樹林の中のルートで時折花や実を見つけられる事もあるが 見上げて探さないといけないので見つけるチャンスは少ない 今日も収穫なく山頂に出る
山頂で記念写真を撮り、花や実を探していると展望所で休んでおられたメンバーが子供達と一緒にやってきた 子供達は小学校5,6年生だろうか 大人の人をおじさんと呼んで 山頂の事など聞いていた 誰もリュックを持っていないので展望所に置いて 元気の良い者が山頂まで訪ねてきたのだろう すぐに潮が引いたように展望所の方へ戻って行かれた改めて山頂周辺の花や実を探す アズキナシ* アセビ* ナナカマド* リョウブ タンナサワフタギ* タニウツギ* オトギリソウ ママコナを見つける そして私も下山する
下山は林道を経由しようか迷ったが暑い中の林道歩きは避けた方が好ましい この時期では花にはあまり期待出来ないと勝手に判断し 登ってきたルートを戻る事に 下りはあまり周辺を見る余裕が無い 足元に留意しながら降りて行く そうして降りて行く中でイヌザンショウが丁度太陽の陽射しを受け目立っていたので 何だろうと近づき見つける事が出来た その時、立ち止まって周辺を見て ヘビイチゴ*にも気づく事が出来た
今日は国民の休日「山の日」2016年から祝日となった由 週間天気予報では30%と比較的高い数字が並んでいたが前日に、午前10%午後40%と6時間間隔の予報が出る 午前中であれば降られる心配は無さそうだとわかり 訪ねる事とした
登山靴をしっかり準備して倉敷を出発 倉敷27℃ いつものように429吉備路を行く 正面に見える筈の鬼城山に連なる山並みはガスの中 裾野をガスが流れている様子を伺う事が出来る 180を横断し 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川の温度25℃ ガスの為か倉敷との温度差が少ない 小森温泉 旭ダムと走り 旭町 休み乢トンネルを抜ける 山並みはガスで見えない 津山の手前で53号と合流 市街地を走る 津山駅前は整備が進められていた 市街地を抜け 津山インターチェンジを過ぎたところで429と別れ 53を直進する 爪ケ城を初め山並みはガスの中で見えない 国道の温度表示25℃をなんとか確認 勝北支所のところに広戸仙登山口の標識があるがそのまま53を日本原交差点まで走り 交差点で県道450へ左折する 県道450は登山口である声ヶ乢を抜ける県道であり分かり易い とは言え隘路を抜けて行く必要がある 隘路を抜けるとキャンプ場等整備されたルートをジグザグに登って行き声ケ乢が峠となっており 登山口ならびに駐車場がある 駐車場は4,5台のスペース ここが一杯であれば車を戻しキャンプ場等駐車可能スペースがある 今朝はすでに1台駐車 駐車場温度25℃