那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り128分(Cコース) 下り94分(Bコース)  岡山県
倉敷からの距離   103Km        登頂日 2017/11/23  ガイドブック  F写真 動画

駐車場8:48−8:55林道−9:00登山口−9:02BCコース分岐−9:16林道−9:27水場−9:36ベンチ−9:58大神岩−10:11_1.1km点−10:23八合目−10:30_500m点−10:45三角点−10:56山頂11:08−11:19_500m点−11:20分岐−11:32八合目−11:55林道−11:57黒滝分岐−12:02五合目−12:21名木ノ城跡−12:26橋−12:31登山口−12:42駐車場

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる

 那岐山登山も今日を数えると94回目となった 最近Cコースを登りに選んでいない いつ以来かと調べると2013/11で、この日の記録にも久々のCコースと記載している 花のシーズンは花を求めてルートを選んでいるのでCコースを訪ねる頻度が少なくなる
 
 登山支度をして出発する 今日も兄弟からのプレゼントであるオレンジ色のパーカーを着る 幸い陽射しがあり、陽射しを受けると暖かく心地よい 渓流沿いのルートを行く ルートは落ち葉が一杯 木々にはまだ色が残っている 昨夜、雨が降ったようで水量が多い 階段にも伏流水が流れている 水たまりを避けながら登って行くと林道に出る
 
 すぐ近くまで林道は舗装され、駐車場があるのだが 登山道整備の工事が行われていて 通行止めの模様 工事関係者と思われる車だけだった 林道を登る このシーズンには花は見られない 実も見つける事は出来なかった 登山道整備用車両と書いたキャタピラのついた車両があった これで資材等を運搬するとなるとルートが結構荒れる恐れがあるな と思いながらルートを行く ルートには土砂が敷かれ整備されている様子が伺える 登山道入口に(8/23−12/15)工事中の標識があった ベンチの設置や休憩所の補強などの項目が記載されていた また その脇に滝山に関する注意事項が記載されており、滝山神社まで降りれるがその先は自衛隊演習地につき下山できない との記載があった どうやら滝山神社からの滝山登山は出来なくなったようだ
 
 登山口から登山道に入る 陽射しを受けながら秋色のルートを行く すぐにBコースとの分岐に出る 今日はCコースを登る アセビの花芽とタニウツギの実を見つける この辺りはコゴメウツギが咲いていた筈 何か見つからないかと探したがわからなかった 花や実を見つけられないままルートを登る 結構岩がゴロゴロしていて足元に注意がとられる  

 林道を横断するようにして登山道は続く 林道に自動車が数台駐車 工事資材や人員の運搬なのだろう カーンカーンという槌音が聞こえてくる 登山道の補修を行っており 階段となる木材を打ち込み 水平器で水平をとりながら工事をしていた 5名の方がおられた お世話になりますとお礼を言い 登って行く この先々にも工事用資材が置いてあった ルートには林道にあったキャタピラの車が通った形跡は見られない 人力で運んだのだろうか それも大変な事だ
 
 森林のしくみを説明したパネルのあった場所は大分昔に撤去された 撤去されても ここにあったと思い出す事が出来る 水場やベンチ等懐かしいものも見る事が出来る ルートに倒木があると2004/10の風倒木の中の登山を思い出す それから思えば潜ったり 回り込んだりルートが出来ているので何ら問題なく登って行ける
 
 陽射しを受けながら登っていたがいつのまにか陽は翳り、大神岩に出る辺りから、パラパラと小雪が舞いだした この様子では大神岩からの眺望は得られないものと判断し、そのまま登って行く
 
 ルート脇にササユリを紹介するA4サイズのパネルとロープが設置されている シーズンにはササユリを楽しむ事が出来る Cコースには3ケ所 この表示があった 標識1.1km地点を過ぎた辺りから ルート脇の両端は白い石灰の線を引いたように雪が見られるようになった
 
 八合目の標識を確認する 八合目の標識は下から登て行くと合目の数字は見えない 標識の近くに近づいた地点で数字を確認出来るようになる 気づかないで通り過ぎる人もいるのではなかろうか その先の500m地点を示す標識はもっと判別し難い 以前はルートになっていたが今はバイパスルートが出来、標識のところを通らないで登れる 笹が茂り判別しにくくなっている その地点で眼を右上に向けると 標識がある事を確認出来る
 
 バイパスルートは雪解け水でルートが柔らかくなっていた 足を滑らさないよう登り、旧ルートに合流する 笹原のルートとなりアセビの実や花芽を見つける事が出来る そしてルートの先に標識の頭が見えるようになり 三角点ピークの尾根に出る 尾根に出て まず飛び込んできたのは壊れた休憩所 今年4月は利用出来ていたものが屋根が崩壊している 台風の被害を受けたのかも知れない 登山口に掲載している工事概要には休憩所補強2ケ所とある 工事を発注する8/23以前では補強で良かったようだが これでは大幅な修繕が必要だ
 
 三角点ピークから尾根を縦走して山頂ピークに向かう 突然冷たい風が吹いてきた パーカのフードを被る 随分と冷気を避ける事が出来る しかし視野が狭くなり歩き難い 風がやみ 今度は陽が射してくる 暖かく心地が良い 目前の山頂が青空を背景にして登頂を待っている そして山頂に出る
 
 山頂にはお二人連れがおられた しばらくすると子ども連れのご夫婦が登って来られた 子どもは山頂周辺にある雪で雪ダルマを作ろうと雪いじりをしている、素手で遊んでいる 流石若い 写真を撮りましょうかと声をかけ 家族揃っての登頂記念写真を撮ってあげる 実に微笑ましい様子だ 私は滝山に繋がる尾根を背景に記念写真を撮り お先にと下山する
 
 下山はBコースを選ぶ Aコースを降りて菩提寺の大イチョウを楽しむ事も頭に浮かんだが 帰宅を急ぎたい事から見合わせた BコースもCコース同様尾根ルートを行く こちらはルートへの陽射しが弱いのか雪解けでぐちゃぐちゃの所が多い 中央の雪解け部分を避けながら足場を左右に選びルートを行く 500m地点を過ぎてすぐにBコース下山の分岐がある ここから降りて行く
 
 しばらくは雪解けで足場の緩いルートであったが、樹林帯に入る辺りからはルートはしっかりして歩きやすくなる トントンと久々に下りのテンポを楽しみながら降りる 八合目には新しく落石注意の標識が設置されていた 六合目付近であろうか林道と交差する部分がある ここにも工事関係者の車両があり、作業をされている人がおられた 黒滝分岐を過ぎ 五合目の標識に出る 五合目標識の少し先にAコースに合流する分岐があったが ここはテープを張り巡らし、ここから入るなと言わんばかり 何か説明が無いか探したがそれらしいものは見つけられなかった Aコースに出るのは林道を使うのだろうか?
 
 後は特筆する事もなくトントンとルートを降りて行く 雰囲気のある木の橋を行き、渓流を渡る 登りのコースと合流するまでの短い渓流沿いのルートでは陽射しも得られ 秋色を楽しむ事が出来た 駐車場には駐車場に置けなかった車が道路脇に駐車しており 登山者が多かった様子が伺える 登山靴を脱ぐなど 帰宅の支度をしていると 菩提寺のイチョウを観光に行く車や戻ってきた車といつもとは違った賑わいだった


アプローチ
 薄っすらと空が明るくなる頃倉敷を出発 倉敷7℃ いつものように429吉備路を走る 国道180を横断 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗る 雲の合間に青空が覗くものの雲が圧倒的に多い 今日の予報はくもり、降水確率10% 429を足守 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川の道の駅を抜ける時に車載温度チェック 4℃ 小森温泉 旭川ダムと走り旭町を抜ける 加茂川から休み乢トンネルまでところどころでガスが見られた 休み乢トンネルを抜けたらガスは無く 違った世界 霞がかかっているのか山容はぼんやりしているものの朝焼けの景観が広がる 津山市街地入口で53に合流 津山市街地を抜ける 津山のインターチェンジを過ぎたところで429とは別れ53を直進する 日本原5℃の温度表示を確認 那岐山登山口の案内に従い左折し第二駐車場に駐車 すでに1台駐車 登山口温度は6℃