駐車場7:02−7:11林道−7:18登山口−7:21BCコース分岐−8:06五合目−8:13黒滝分岐−8:31麦茶休憩8:33−8:58道標_1Km−9:02八合目−9:20尾根−9:22道標_500m−9:38山頂9:48−9:58三角点−10:09_500m点−10:15八合目−10:24_1.1km点−10:33大神岩−10:57水場−11:07林道−11:21BCコース分岐−11:23登山口−11:27第三駐車場−11:36駐車場
今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる登山支度をして出発する 那岐山登山は96回となった 前回は2018/9に訪ねた 西日本豪雨災害でBコースは路肩崩落の為通行出来ないとの事だった 登山道入口にはそうした表示は見られなかったが、滝神社から下山出来ません という注意標識があった 自衛隊の演習地の通行はもう出来なくなったようだ
キツネノボタンが咲いているのを見て、渓流沿いのルートを行く 水量が多く ルート上にも溢流水が流れている 頭上注意の標識 前方左手斜面に倒木が見られる ゴウゴウという渓流の流れもあり、異様な雰囲気 擬木の階段を登って行く、水が流れておりあちらこちらに水溜まり 下りは足を滑らしそうで嫌な雰囲気、避けた方が良さそうだ ミヤマイラクサ ウバユリいずれも花芽をつけていた そして第三駐車場のある林道に出る
第三駐車場にはまだどなたも駐車されていない 未舗装の林道を登って行く ウツボグサ オトギリソウ センニンソウ クサイチゴ*(*は実を意味する) ウマノアシガタ マタタビ* ネジキ* ドクダミが顔を出すのを見て 登山口入口に出る 入口にいくつか案内板がある それを書いておこう
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氷ノ山後山那岐山国定公園(那岐山)
那岐山は、標高1,255m(県下第4位)を誇る中国山地の雄峰で、西へ滝山(標高1,197m)、広戸仙(標高1,115m)と那岐連峰が続いており、昭和44年4月10日に氷ノ山、後山とともに国定公園に指定されています。
山麓には、蛇淵の滝など多くの滝や城跡があり、山頂からは360度の大パノラマ展望が楽しめ、東に岡山県最高峰の後山(標高1,344m)、西に大山、南には瀬戸内海が望めます。植生も豊かで、初夏にはドウダンツツジ、秋には紅葉など、四季折々の姿が楽しめます。(環境省・岡山県)
クマ注意
であわないために 大きな音で知らせよう 山やキャンプ地などのゴミは放置せず、必ず持って帰りましょう
もし、であってしまったら 背中を見せないように、ゆっくりと後退りして下さい
子グマを見かけたら そばに親グマがいるぞ 子グマに近づくと大変危険 静かにその場を離れましょう
クマを目撃したら、下記へ連絡して下さい(岡山県美作県民局)
那岐山登山を楽しんでいただくために
登山の準備は万全ですか?
・登山道は道が狭く、滑りやすい箇所等あるため、登山靴装備のうえ、十分注意してください。
・ルート及び気象情報等を確認し、無理のない計画で登山を楽しんでください。
・山の天気は急変(強風、雨、雪等)することがあるので今一度装備品の確認をしてください。
登山には危険が伴います!
・クマの生息地域です。鈴などの音の出るものを持ちましょう。
・無理をせず、日没時間までには下山しましょう。
・那岐山頂上付近に避難小屋があります。
・携帯電話が通じない箇所があります。
自然を大切にしましょう
・ゴミは全て持ち帰りましょう。
・自然の動植物を採取してはいけません。
更に
熊出没注意(背景が赤字で目立つ)
氷ノ山後山那岐山国定公園の山岳は、ツキノワグマの生息地域です。入山の際はクマの出没情報を収集し、安全な行動を心がけてください。
●入山の際は個人行動を避けラジオ、鈴、笛などを携行して、食料の残りはすべて持ち帰る。
●クマの足跡、糞、クマ棚を見つけた時は、直ちに立ち去る。
クマに遭遇したときは、
●落ち着いて静かにその場を立ち去る。
●気ずかれても騒がずクマの反対方向に避難する。
クマの形跡を目撃したら
美作県民局勝英地域森林課 0868-73-4058
奈義町役場 0868-36-4114
−−−−−−−−−−−−−ここまで−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−こうして見るとクマ情報ばかりだ 熊出没注意の標識は後山で見た記憶がある その上の登山を楽しんでいただくために は 標識のサイズは違うものの記載事項は同じだ それぞれ管理している部局が異なるのだろう Bコース通行止めの案内は撤去されていた
登山道を登って すぐにBコースとの分岐に出る 分岐を右にとりBコースを行く 渓流にかかっている橋は西日本豪雨でダメージを受けた可能性があるが いつもの風情を示しており 被害を受けた様子はわからなかった 橋を過ぎてから斜面を登って行く ここは今日でもかなり水が流れており豪雨の時は相当流れがあったものと思われる 土石流があったようなところは見られず 足元に留意しながら登って行く
そこからの渓流沿いのルートにも何ら異常は見られず ルートを登って行く 渓流の流れる音はいつもより大きい 流れに沿って幾つか倒木が見られた 花や実は見つからず ミズタビラコをやっと見つけた 五合目に出る前に樹林帯を通る 歩きやすく 樹林の景観も良く好きなルートだが 何か雰囲気が異様 歩くのに支障があるわけでは無く 何だろうとしばらくわからなかったが ルートに沿って 山側に枝打ちした枝が積み上げられていた 豪雨によるのであれば倒木などあっても良さそうだがそうしたものは無く 樹林の保全の為になされたのではないかと思う
樹林を過ぎると短いながら渓流沿いのルートとなり ヤブデマリ*が沢山実をつけていた そして分岐がありAコースへの案内標識が設置されている 今日はそちらに行かず Bコースを直進する すぐに五合目の標識がある この辺りは渓流がある事から花や実に出会う事が多いのだが それらしいものは見つからず ルートを行く
オトギリソウが顔を出しているのを見つけるものの花は少ない すぐに黒滝分岐に出る 周辺の緑が育ち 随分と違った雰囲気を感じる 風倒木の被害があったのは何時だったか調べると2004年だった 丸坊主になった山肌に植林がなされ 鹿などの食害を受けないようフェンスで囲まれていた事など思い出される それから15年 随分と緑が増えてきた エゴノキ*を見つける
ガスの中を登って行く 陽射しを受けているわけではないが結構暑さを感じる 麦茶休憩をとる 休憩しながら周辺を探すと リョウブ ソヨゴ*を見つけた 足元ばかり見て登っていたから 周りの花や実を見つける事が出来なかったのかも知れない
ルートは旧樹林帯に入る ますますガスが濃くなってきた感じがする この辺りにナナカマドの木があった筈と探すが判別出来なかった 樹林帯を抜けると しばらくは左手に樹林を見て笹原の中のルート オトギリソウがあちらこちらで顔を見せてくれる ニシキゴロモと思われる花も見つけた そして再度樹林帯に入る そして 山頂から1KMの標識 続いて八合目の標識のところに出る
標識を過ぎたところに水が出るところがあり タニウツギ*が実をつけているのを見つけるが花は見られない 紅葉の時期が楽しみな落葉樹林帯を登って行く そして樹林を抜けたあたりにサラサドウダンの木がある 近づいて確認する 可愛い実を沢山つけていた そして草原の中のルートを登り尾根分岐に出る
結局昨年の豪雨でBコースの崩落個所はどこだったのか気付く事なく Bコースを登る事が出来た という事はそう大きな被害は受けずに済んだと思ったら良さそうだ ここからは山頂に向け尾根を行く
尾根ではニガナ オトギリソウ コナスビ リョウブ クマシデ*を見つける そして山頂に出る
山頂にはどなたもおられない 周辺は濃いガスに包まれ景観は全く得られない 数メートル先ですらぼんやりしている 花が咲いていないかと周辺をうろつく 山頂に出てきた位置の近くにノリウツギが花を咲かせていた 白い花で目立つのだが近づいて、やっと気付く事が出来た
記念写真を撮って下山する 下山はCコースを降りる 避難小屋 三角点ピークと行き 三角点ピークの近くに設置されていた休憩所はどうなっているか確認する トイレの部分が使えるようになっていたがそれ以外の建屋部分は撤去されていた
下りのスピードを楽しみながら降りて行くと書きたいところだが、足腰の衰えか 足元が荒れているのか こんな感じでは無かったと思いながら降りて行く アセビ* コバノフユイチゴを見つける 大神岩のところに 那岐山の植生 と書いた案内板が設置されている これも書いておこう
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那岐山の植生
ここは、大神岩(海抜1,000m)です。眼下に広がっているのが津山盆地の東端に位置する奈義町です。続いて勝北町・勝央町・津山市・吉備高原の山並み、小豆島が見えます。
このあたりからブナが生える気候帯になります。となりの滝山ではブナの林が広がっています。
山頂への登山道では、足もとにショウジョウバカマ・ニシキゴロモ・アカモノ・マイヅルソウ・イワキンバイなどが、その上に目をやるとサラサドウダン・ホツツジ・ノリウツギ・ニシキウツギ・ヤマツツジなどが、高木としてはウリハダカエデ・コミネカエデ・ミズナラ・ウラジロノキなど多くの植物たちに出会うことができます。
花の図(ショウジョウバカマ ニシキゴロモ アカモノ サラサドウダン ホツツジ ノリウツギ)
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大神岩から降りて行く 水場はいつもと違って勢いよく水が流れていた 冷たい 襟首など冷やす 実に心地よい
林道に出る直前の杉林では樹皮を剥がされた樹林 樹林の斜面には剥いだ樹皮が散らばっているので 人口的に剥いだものと思われる 害虫対策かも知れないが これも異様な景観だった
第三駐車場からは渓流沿いのルートは避けて 自動車道を降りる ガマヅミ* ウツギ* ゲンノショウコ ネジバナを見つける そして第二駐車場に 第三駐車場には7台余り 第二駐車場にも4台車が増えていた
帰路 中国地方が梅雨明けした旨ラジオで聞いた 津山インターチェンジの近くだったが 聞いている最中に雨 ワイパーを一ランク上げる必要がある程 直ぐに止んだが登山中に降られずに済んで幸いだった
天気予報は曇りではあるが久々に降水確率10%となり雨の心配は無さそうなので,山を訪ねることとした 早朝とは言え26℃を示している事を確認して倉敷を出発 429吉備路を走り 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗る 足守 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川では23℃ 加茂川を過ぎ 小森温泉 旭川ダム 旭町と走り 休み乢トンネルを抜ける ガスが出ているのか山並みは全く見えない 津山市街地入口で53と合流 津山の市街地を走る 那岐山に連なる山並みに近づいているのだが山並みは見えない 日本原の展望が得られる場所でも見えなかった 日本原25℃の温度表示を確認 那岐山登山口の案内に従い左折し 第二駐車場に駐車 どなたもまだいない 登山口温度は23℃