駐車場所7:05−7:12登山口7:14−7:29ニ合目_730mH−7:46三合目_810mH−8:10五合目_920mH−8:13展望8:14−8:20六合目_955mH−8:50八合目_1100mH8:53−9:22分岐(山頂)_1202mH9:32−9:52八合目9:53−三角点−10:13六合目−10:18五合目−10:33三合目−10:44二合目−10:54登山口−10:58駐車場所
今日は、上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる登山支度をする 近くにヘクソカズラ ヨウシュヤマゴボウが咲いているのを見て出発する 登山道を示す標識を見て ルートを行く ゲンノショウコが少し花を開いていた 白い花が咲いていたボタンヅルだ センニンソウと似ているが葉で確認する 放牧場の中にルートがありフェンスを3回跨いで(但し今日は最初のところは解放されていた)、有刺鉄線で囲まれた牧草内のルートを行く ワルナスビ ムラサキツメクサ ヨウシュヤマゴボウが花を咲かせている そして登山道入口に出る
ここから振り返ると三平山を伺う事が出来る ガスがかかりぼんやりとした景観 目を右に移すと皆ケ山を見る事が出来るのだがガスで山裾しか伺えない 登山口には大山隠岐国立公園 蒜山登山道案内*1) と書いた大きな案内板と蒜山登山を楽しんでいただくために*2) と書いた案内がある 後者の案内の中にクマに関する注意の記載があるが、そう目立たない リュックを降ろしクマ避けの鈴はセットする イヌトウバナが咲いているのを見て登山道へ入って行く
樹林の中のルート 薄暗いルート、樹林特有の雰囲気を感じる 土の感触・杉の小枝のクッションを楽しみながらルートを行く キンミズヒキ ガンクビソウを見つける 左にカーブして擬木の階段となる 次第に傾斜がきつくなる 一歩登っては足を揃えてそしてまた一歩とゆっくりしたペースで刻んで行く それでも汗が額から落ちてくる
急な登りもやがて右にカーブし、傾斜が少し緩くなる そして、樹林帯を抜け二合目に出る 二合目から草原の中のルート ルート両脇に低灌木があり、花や実が期待される 早速ママコナが顔を見せる 後ろから登って来られる人がおられる お先にとルートを譲る 縦走されるのですかと伺うといやピストン 昨日大山を登ったのでと話され どんどんと登って行かれた こちらは一歩一歩右を見たり左を見ながら登って行く クロモジ*(*は実を意味する) クリ* タムラソウ カシワ* ワレモコウ オミナエシ オトギリソウ シラヤマギクなどを見つけ三合目の標識に出る
三合目から石がゴロゴロしているルート 濡れており足を滑らさないよう留意してルートを選ぶ ママコナ シラヤマギク ホタルブクロが顔を見せる ルートは右にカーブし、つづいて左にカーブすると前面が開け五合目に続く草原が展開する 今日はキキョウに期待しての山登り ここまで顔を見せてくれなかった もうそろそろ顔を見せてくれても良さそうだと思っていたところにキキョウの膨らんだ蕾 今にも弾けそう その少し先には薄紫色の花を咲かせたキキョウを見つける 二輪揃って咲いている花も 草原の草原から頭を出し咲いている花など次々と見つける事が出来る 風が吹きゆらゆらと揺れており、写真に撮れるか心配 キキョウは花の色もいいが可憐な中に逞しさを感じる事が出来好きな花だ 倉敷の市街地でも咲いているのを見るが こうした山の中で自分の力で逞しく咲いているのがいい
キキョウ以外ではママコナ オトギリソウ ツリガネニンジン シラヤマギク オミナエシ ノアザミ ウツボグサ ホソバノヤマハハコ ワレモコウが咲いていた 五合目の標識を過ぎて、少し登ると展望の得られる場所に出る ここから登ってきたルートを俯瞰出来る 三平山を確認出来るがぼんやりとした景観 右手方向には皆ケ山や烏ケ山があるのだが灌木が茂り見る事が出来ない ここで麦茶休憩をとり喉を潤す
ここからは灌木樹林帯を左にした緩やかなルート ぐんと足が軽くなる ミヤマガマズミ*が顔を見せる ルートは左にカーブし樹林のトンネルを抜け六合目に出る
六合目から草原の中の登りとなる 幸いガスが出ており陽射しを遮ってくれる ツリガネニンジン マルバハギ ワレモコウ オオナルコユリ* カワラナデシコ シュロソウなどが次から次と顔を見せてくれる そして低灌木樹林に入りピークを越える そこではシモツケソウ ツルニンジンの花芽 カシワ* ノアザミを見つける ピークを出た所に三角点があるのだが笹が繁り位置を確認出来なかった今度は八合目のピークが見えてくる ピークに取り付くまでは草原の中のウオーク 陽射しは遮られているとは言え、気温・湿度ともに高いのだろう 気持ちの軽やかさは今一 でも ここは好きなルート マルバタケブキが花芽を膨らませているのを見つける ピークに取り付くと灌木の中の登り ママコナがここでも顔を見せる そして八合目に出る
八合目は上蒜山一番の景観が得られるスポット だが生憎ガスがかかり正面の上蒜山山頂すら見えない 右手に見える筈の中蒜山などはガスで全く見えない 左側に目を移すと、こちらは大山・烏ケ山などの山並み 山頂付近はガスの中だが矢筈山など大山に連なる山並を見る事が出来た
ここでツクシゼリに触れておこう 今日上蒜山を訪ねるのでどんな花が咲いていたか過去の記録を調べる 2010/08/17に登った記録にイブキボウフウと記し写真もあった 本当かなと調べ直す イブキボウフウは近畿以北とあり どうやらノラニンジンと判明 それはそれで一件落着だが その時調べていたなかに ツクシゼリ(蒜山)と記した紹介があった(せり科の屬と花の紹介(四季の山野草編)) 蒜山と特定の地名が出ていたので検索すると ここで良く見かけるセリ科の花だとわかった
と言う事で周辺を見ると あちらこちらに顔を見せてくれる これまでノダケと表記していたが今後は修正してゆこう 花を確認後麦茶で喉を潤しルートを行く 尾根筋にはツクシゼリ イブキトラノオ タムラソウの花芽 ツリガネニンジン ママコナ ノアザミ ワレモコウ カワラナデシコ オトギリソウなどが顔を見せてくれる そしてブナの樹林帯へ入って行く樹林帯入り口にはヤマボウシ* ミヤマガマズミ* イブキトラノオ タンナサワフタギ*などを見つける ルートのガスは登るにつれ濃くなる と思うとガスが薄いところもあり変化している様子を伺う事が出来る ところどころでミャマガマズミ*の赤い実を見つける ヤマジノホトトギスも咲いていた そして山頂に出る
山頂にはどなたもいない 山頂からの景観はガスで得られない 山頂標識のところで記念写真を撮る 周囲を見回すと赤い実があちらこちらに見える ミヤマガマズミだろうとズームで狙う 実の形が少し違うように感じガマズミではないかと判断した ガマズミ ミヤマガマズミ オオカメノキは区別が難しい そうそう途中で追い抜いて行かれた方とは山頂に向かう樹林帯に入ったところで再会し挨拶を交わし すれ違った
記念写真を撮り下山する 下山は登ってきたルートを戻る 八合目に向かう尾根に出る 振り返ると先ほどガスで見えなかった山頂や中蒜山のピークを伺う事が出来る 下蒜山の頭も見える ガスは消えたようだ ルートは濡れており足を滑らさないよう留意が必要 結構段差もある 久々にリュックに備えているストックを取り出す 二合目からの樹林帯では適当なところから腐葉土の中を降りて行く 腐葉土ではスリップする心配は無い ルートとの間隔を保ちながら降りて行き合流する 車に戻り車載温度を見たら32℃ 陽に照らされているからかと思ったが車を走らせても31℃止まり コンクリートの上でなく草の上の駐車だったので温度上昇は抑えられたようだ−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*1)大山隠岐国立公園 蒜山登山道案内
登山道 所要時間(参考)
旧上蒜山スキー場駐車場→20分 上蒜山登山口→100分上蒜山頂上→60分 中蒜山頂上→30分 フングリ乢→70分 下蒜山頂上→ 70分下蒜山登山口
旧上蒜山スキー場駐車場→1.2km上蒜山登山口→2.4km上蒜山頂上→1.6km中蒜山頂上→1.2kmフングリ乢→1.9km下蒜山頂上→2.4km下蒜山登山口
旧上蒜山スキー場駐車場←15分 上蒜山登山口← 70分上蒜山頂上←60分 中蒜山頂上←50分 フングリ乢←50分 下蒜山頂上←100分下蒜山登山口
*2)蒜山登山を楽しんでいただくために
登山の準備は万全ですか?
・登山道は道が狭く、滑りやすい箇所等あるため、登山靴装備のうえ、十分注意してください。
・ルート及び気象情報等を確認し、無理のない計画で登山を楽しんでください。
・山の天気は急変(強風、雨、雪等)することがあるので今一度装備品の確認をしてください。
登山には危険が伴います!
・クマの生息地域です。鈴などの音の出るものを持ちましょう。
・無理をせず、日没時間までには下山しましょう。
・中蒜山頂上付近に避難小屋があります。
・携帯電話が通じない箇所があります。
自然を大切にしましょう
・ゴミは全て持ち帰りましょう。
・自然の動植物を採取してはいけません。
大分日の出の時刻が遅くなってきた まだ暗い中倉敷を出発 車載温度27℃ 吉備路429を行き県道271を経由して再度足守の手前で429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と走って行く 加茂川道の駅で小休憩車載温度24℃ 小森温泉 旭川ダムを抜ける 旭川ダムの水位はまた下がっていた 旭町で県道30へ左折 落合28℃の表示を見て313に乗る 落合 久世 勝山と市街地を走り 引き続き313を北上し湯原へ 勝山25℃ 湯原25℃ 湯原のトンネルを抜け中和村に入る 道路工事部分が残っており片側交互通行 信号を待って抜けて行く 道路はすっかり見違えるように改修されている 対向車に留意しながら走った時代が懐かしい 前方に蒜山の山並みが見えてくる だがガスで山裾しか見えない 蒜山市街入口で313と別れ482を直進する 蒜山24℃ 下蒜山登山口を見送り塩釜冷泉の案内に従い右折と思っていたら 塩釜冷泉の標識が無い 行きすぎてからこれは違うと判断 戻って見覚えのある三叉路を入る 蒜山振興局のところから入る新しい道路が出来ており、それに合流した 新しい三叉路に標識があったのか気付かなかった 今度は県道422を左折し蒜山道の駅方面へ走る 道の駅を過ぎ百合ケ原で右折し牧場の空地に車を停めさせて戴く 車載温度24℃