神ノ上山から竜王山周遊コース



神ノ上山 標高 370m   竜王山 標高 223m
難易度 ☆☆     登り71分 縦走47分(涸沢峰) 下り39分(涸沢峰から)   岡山県
倉敷からの距離   57Km        登頂日 20223/02/27   ガイドブック   F  写真 動画

由加神社8:35−8:45和気中学−8:50柵−8:53柵8:56−9:02広場−9:25馬の背−9:31鷲の巣岩分岐−9:37椿谷−9:49神ノ上山山頂9:57−10:00分岐C−10:03分岐B(縦走路へ)−10:20奥の峰−10:27ジャンダルム−10:44涸沢峰10:45−10:59竜王山−11:19柵−11:24由加神社

登山
 今日は神ノ上山(こうのうえやま370m)から竜王山(りゅうおうやま223m)を周遊するコースを訪ねる

 登登山支度をする 由加神社境内がすっきりしている、神社に隣接していた構築物が撤去され更地になっていた 神社の背景の山並がきれいに見える 境内を掃除されておられる方がおられたので挨拶をして出発する 由加神社の境内を出て県道96を横断し、金剛川に沿って歩く 左手に安養寺が見えてくる 県道を横断し、安養寺に沿った小道へ入る 左手前方、安養寺の背景に竜王山が見える 次のかどを右に折れる そして小道を山の方向に向けて進む 道脇にはセイヨウタンポポ ホトケノザ ナズナが顔を見せてくれる 数分で和気中学校に出る いつも注目している 和気中日本一のための三ケ条 と書いた大きな垂れ幕は何故か掲示されていなかった
 
 クロガネモチ*(*は実を意味する)が赤い実をつけているのを見て 中学校を回り込むようにして、裏手の道を進む 左手の民家に登山口と書いた標識を確認しルートを行く 舗装道路から土の道となり、左にカーブし山へ向かう 曲がり角でヤブツバキが出迎えてくれた ルートを行くとすぐにフェンスがある フェンスの左手に新しくソーラパネルが沢山設置されている 設備は昨年9月30日に稼働開始した「再生可能エネルギー発電事業の認定発電設備」との事 2022/03/05にここを訪ねているが工事をしている様子は伺えなかった 周辺の樹木を伐採し、ソーらパネル設置まで半年もかからないようだ フェンスを開閉してルートを行く 手前の樹木が伐採された為、鷲の巣岩が良く見える 再度、フェンスがあり、こちらも同様にして抜けて行く 両方のフェンスとも新しくなっていた ここで熊避けの鈴をセットする 猪対策だ 金甲山に登ったとき注意するように言われた 対策を調べると熊同様音を出すものを持つと良いという記載があった
 
 ルートを行く樹林の中の幅広のルートだ 木漏れ陽が注ぎ、小鳥の鳴声も聞こえてくる ソヨゴ*とソヨゴの虫こぶ(虫こぶは「ソヨゴメタマフシ」と言い、「ソヨゴタマバエ」が寄生してできるとネットに説明があった)を見つける 分岐で左へ進む 直進気味に右へ行くと鷲の巣岩へ行くようだ
 
 山の学校の校門らしいものがあり そこを抜けると案内板がある これは朽ちて倒れていた(2019/2/2に訪ねた時は立っていた) 案内板を過ぎると道幅は狭くなる
 
 登山道を行く ヒサカキの花芽 ソヨゴ*を見つけながらルートを行く 七曲と書いたところを登って行く ここから登りがきつくなる ジグザグにルートを登って行く ルート脇にコシダが多い コシダの多いルートを抜けると 花崗岩の岩肌の尾根となり 左手には竜王山をはじめこれから縦走する尾根が 右手には鷲ノ巣岩が見えてくる 馬の背と呼ばれる花崗岩が凸凹したところに出る 何気なくネットを見ていたら”和気アルプスは阿蘇山なみの巨大カルデラの中央火口丘だったそうだ”という記述があった 
 
 右手に鷲ノ巣岩を見ながら尾根を登って行く 数分登ったところに鷲ノ巣岩への分岐がある 白岩様(鷲ケ峰)展望所と書いた案内板が設置されている(もう何が書いてあるか判別困難な状態) そちらには寄らず、ルートをそのまま登って行く ネズ* ヒサカキを見つけ、樹林の中のルートへ入って行く 樹林帯に入ると勾配は緩やかになり足が軽くなる
 
 ルートを行くと分岐があるがそのまま道なりに進む 右手に椿谷と書いた標識がある ヤブツバキが群生している場所だ ヤブツバキを一輪見つける 蕾が多く見られる これからだ そこを過ぎるとすぐに分岐があり ロープが設置されている ここを右にとる 藤公園に向かうらしい またすぐに分岐があり左へとり登りのルートを行く(右に行くと東平尾根というところへ出るらしい) ルートにはテープナビがあったり ところどころロープが設置されている 途中藤公園からのルートと合流 1,2分行くと岩のところに出る 階段状にステップを選び登ってゆける そこを過ぎたらのぼりが見えてきて 神ノ上山の山頂に出る 
 
 神ノ上山山頂には新しい標識が設置されていた 今日は好天気 山頂から南北の景観を楽しむ 県北方面は冠雪した山並を伺えた 大山ではないかと思う 新しい山頂標識と県北の山並を背に記念写真を撮る 広場にはヤブツバキ ヒメヤシャブシ*を見つけた ソヨゴの木もあるが実は見つけられなかった
 
 山頂を後に縦走路へ向かう 登ってきたルートとは違う縦走路へ向かうルートを降りる 最初の分岐を左へ行き 縦走路を示すT字路で右に折れ、下って行く 緩やかな下りが続き足は軽い ところどころにヤブツバキが花を咲かせている ルートには幾つか分岐がある 縦走路と書いてあるのはそれに従う 三叉路のような所は左へ向かった 奥の峰274mと書いた新しい標識があり、そのすぐ先に分岐がある 右は温泉と書いてあるのでそちらへは降りず左へ下って行く(分岐に小さな鯉のぼりがあったがもう無くなっていた テープナビがあった) そして登り返すとジャンダルムに出る
 
 ジャンダルムから少し降りたところから涸沢峰ならびに竜王山・小竜王山を俯瞰出来る なかなかの景観である 涸沢の峰の隣のピーク(穂高山)に人がいるような感じ、ズームで撮り確認したらはやり登山者だった 縦走路を行く 白骨樹があり楽しめる ネズ*をいくつか見つかる ルートは降りてから登り返す 登りは結構急勾配である コウヤボウキ*を見つける 急な斜面なので足場に留意しカメラに収める そして涸沢峰に出る
 
 涸沢峰にも涸沢峰215mと書いた新しい標識があった ここから穂高山も伺える 人がいる事が肉眼でわかる 涸沢峰からの景観をカメラに収め 竜王山へ向かう
 
 竜王山へは急な斜面を降り 尾根伝いを行き登り返す 足を滑らさないようこわごわと降りて行く そして登り返す 登り返しも結構急 登り返して 振り返る ここからの景観が好きだ 涸沢峰から登ってきた尾根 穂高山から涸沢峰に繋がる山肌、更に縦走してきたルート等楽しめる 右奥のちょっと高いピークが神ノ上山だろう
 
 ルートを行くと小竜王山の分岐があるがそちらへは行かず、竜王山へ 竜王山には三角点と祠がある 祠の前に竜王山223.2mと書いた新しい標識があった

 竜王山からそのまま下山する 花崗岩の山肌の尾根を降りて行く ここも結構急 左手には登ってきたルートや鷲ノ巣岩・和気中学校など伺う事が出来る 花崗岩のルートからコシダのルートとなりフェンスに出る フェンスを開閉して出ると舗装道路に 案内標識に従い由加神社へ向かう ヤブツバキ タネツケバナ オオイヌノフグリ ホトケノザが咲き出した 車載温度は9℃


アプローチ
 薄っすらと明るくなってきた頃、倉敷を出発 車載温度0℃ 倉敷川沿いを行く 2号線に乗り岡山へ向かう 岡山バイパスに入るまではそこそこの流れだったが、岡山バイパスに入った途端流れが悪くなり、その状態が延々と続く 平日であり覚悟していたとは言えきつい 23日の祝日を狙っていたのだが天気が悪く今日にした 岡山ブルーライン(今は無料)へ向かう車が大渋滞 国道はその分岐を過ぎると流れが良くなる しかしバイパスを抜け、一般道になるとまた流れが悪くなる 吉井川を渡り 左手に熊山が現れるが景観を見る事なく 前車の動きに合わせノロノロ運転 JR伊部駅を過ぎ、次の伊部東の交差点を左折して374へ入り、やっと普通に走れるようになる 和気インターチェンジを過ぎ和気市街地へ 金剛川を渡りすぐに左折して県道96へ進む 374の下を潜って金剛川沿いを走る 左手に由加神社が見えてくる 神社境内に駐車させて戴く 車載温度0℃ 走行時間を見ると通常の2倍の時間を要していた