星山



標高 1030m 難易度 ☆ 登り94分 下り51分(西口) 林道40分  岡山県
倉敷からの距離   88Km        登頂日 2025/08/02   ガイドブック F写真 山の音 動画

駐車場6:56−7:00登山口−7:07合流−800mH−7:43分岐−7:55前山分岐−7:59十字路_860mH−900mH−8:18八合目−8:25展望岩8:26−8:31星山8:42−8:50八合目−900mH−8:59十字路_860mH9:00−五合目−9:34西登山口=10:11東登山口=10:14駐車場

登山 
 今日は星山(ほしがせん1030m)を訪ねる 

 登山支度をして出発する 駐車場は草が刈られ整備されている、その為もあろうが花は見つからない 駐車場入り口に星山・櫃ケ山縦走路ルートマップと書いた案内を見て駐車場を出る
 
 駐車場を出て右 山に向かって自動車道を行く 道路脇斜面も整備された様子で花は見つからない 正面に山頂ピークを伺う事が出来る 道路を少し行くとビジターセンター入り口があったT字路に出る 熊出没注意の看板が設置されている ここを左に折れて東口登山道へ向かう すぐに、星山登山道東口と書いた標識が設置されているところに出る 熊避けの鈴をセットし忘れたので、リュックを下ろしセットする
 
 丸太の階段を登って行く 登山道に入ってすぐに左へ90度折れる 木漏れ日の中ルートを行く 今度は右にカーブし丸太の階段を登って行く 階段を過ぎると平坦なルートとなり土の感触を楽しむ キンミズヒキ キクバヤマボクチが顔を見せてくれた
 
 ルートを行く ビジターセンターと書いた標識のところに出る センターへ向かう旧ルートは笹が茂り藪化していた ここから緩やかな登りが始まる ルートには植樹のつどい*1)と書いた案内板があり もう少し登ると勝山美しい森「植樹のつどい」メッセージ集*2)と書いた案内板がある ガンクビソウ ヌスビトハギが顔を見せる ガンクビソウはあちらこちらで顔を見せているが、頭を下げており上手く写真が撮れなかった ルートは右にカーブして樹林から出る 前方に山頂がみえる タニウツギ*(*は実を意味する) が顔を見せる そしてまた樹林に入ってゆく
 
 樹林の中のルートを行く 樹林に入ったところでリョウブを見つける 何回かアップダウンをこなして行く ルートの両脇は笹原 花はヘクソカズラに出会っただけで樹林帯から抜け分岐に出る 標高800mと書いた小さな標識は今日も気づかなかった もう無くなってしまったのかも知れない 標高1000mの標識同様少しづつ失われてゆく
 
 分岐をいつものとおり直進する ルート脇の笹が伸びており景観が得られない やっと笹の葉越しに見える所があったが かなり制限されたもので山頂ピークを確認するのがやっとだった ここでシュロソウが咲いていた 目立たない花だが出会う機会が少ないので嬉しい 何枚もカメラに収めたが残念ながらどれもピンボケ、マクロ撮影に慣れない(カメラを変えたので) オトギリソウを見て前山分岐に出る
 
 前山には寄らず、星山へ向け樹林の中を降りて行く 特徴のある木々の中を降りて行く この雰囲気が好きだ 花は見つからなかった
 
 ルートを降りたところは十字路となっており 左手からの西口登山道と 右手からは前山バイパスルートと合流する 標識には標高860mと記載されている 東口(美しい森)トラバースルートと書いた標識が設置されている 帰路は西口登山道へ降りる計画
 
 十字路からは幅広のルートになる 歩幅を自由にとって登れるので、歩幅を短くその場歩きのような形で少しづつ登って行く こうして登るとそう息があがらずに登って行ける 登り方も工夫がいるようになってきた ひと頑張り登ると、樹林から抜ける 樹林出口付近で樹木の実でも見つけられないかと留意していたが見つけられなかった

 ここから笹原の中のルートを登る 八合目の標識を見て ジグザグに登って行く ノアザミ ニガナ シュロソウ ウツボグサなどを見つけながら登って行く 展望岩と呼んでいるところに出る ここからは眺望が得られ、登ってきた尾根を俯瞰できる そしてルートに戻り山頂へ向かう ここでリョウブ カマツカ* オオバギボウシ カワラナデシコに出会う そして山頂に出る

 山頂の標識と並ぶようにして大山が見える 蒜山三座の方はガスがかかっている 大山をズームで撮る 山頂周辺にはコオニユリの蕾 フシグロセンノウ ヒヨドリバナ マユミ* タニウツギ*を見つける 記念写真を撮り下山する
 
 下山は登ってきたルートを戻る 十字路のところで登って来られた3名のグループと出会う 先方から倉敷ナンバーの方ですかと声をかけて頂く 香川から来られたとの事 大山が見えますよなど、若干の会話をし別れる 私は右手へ西口に向け樹林の中を降りて行く 
 
 ルートは杉の小枝で覆われておりはっきりしていないが 降りやすいところを選んで降りて行けばよい 小枝が跳ねないよう留意しながら降りてゆく 足元のクッションが良い 五合目の標柱(今日は気づかなかった)がある 文字は下から登ってきた位置から読めるようにしてあり 振り返って確認する ミヤマイラクサ トチバニンジン*を見つける また、星山山頂と書いた標識が杉の木の下にあるのを見る 
 
 渓流の音が聞こえてきて 渓流沿いに出る 出たところに星山国有林と書いた大きな案内板がある 渓流に沿って降りて行く ヤブデマリ*が多く あちらこちらに赤い実をつけているのが目立つ 足元に注意しながら降りて行く フシグロセンノウ イヌトウバナ エゴノキ* ベニバナボロギク ウリハダカエデ* コムラサキ* ミヤマガマズミ* ダイコンソウなどを見つけながらルートを降りて行く
 
 フシグロセンノウは思い出の花 1995/7/29にこの山を訪ねた ビジターセンターが開設される前でやっと登山口を見つけて 登山口に入った途端出会った花である 名前も知らず、花の図鑑をめくり調べてわかったものである もう30年になるのか 今でもこの花を見ると思い出す
 
 そして 西登山口に出る 西登山口には 星山・櫃ケ山縦走路ルートマップと書いた大きな案内板が設置されている 東登山口ならびに駐車場 それをつなぐ林道も記載されている あとは林道を花や実を楽しみながら東登山口へ向かう
 
 出会った花や実は ヤブマオ アカバナ オトギリソウ ヤブデマリ* ノイバラ* エゴノキ* クズ タニウツギ* ウツギ* クリ* ウワミズザクラ* カラスザンショウ リョウブ ヤマノイモ#(#は花芽を意味する)などを見つける 実はまだ色づいていないものが多く 見逃しているものも沢山あると思うが、実をつけている樹木かもしれないと少しづつ気づけるようになった
 
 そして駐車場に 駐車場は先ほど出会った方のだろう、香川ナンバーの車が増えていた 車載温度は25℃だった
 
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*1)植樹のつどい
 このつどいは、ボランティアによる森づくり活動を通じて、森林の働きに対する理解を深めるとともに、世代間の交流の中で共に生きる力を育むため、社団法人岡山県緑化推進協会の緑の募金交付金を受けて実施しました。(平成12年11月12日)
 
 
*2)勝山美しい森「植樹のつどい」メッセージ集
 育てよ緑(久世町 森脇玄吉)
 自然を大切に(勝山町 いそだゆみ)
 風雪に耐えて百年生き抜こう(勝山町 山浦圭介)
 緑を増やしてその中で(勝山町 戸田小一)
 千年生きてね(勝山町 黒田絵美)
 山の四季小鳥喜び舞い遊ぶ(久世町 村上 明)
 花が好きです(勝山町 いながみゆうこ)
 緑をふやそう(勝山町 生内由佳)
 大樹になって里人・小鳥を守れ(勝山町 樋口定夫 樋口芳男〉
 緑が好き(勝山町 頭応和樹)
 不伐の森林づくりをめざして(勝山町 小林寿満夫)
 早く大きくなって実をつけてね(勝山町 原田清士)
 この土地にしかと根を張り二十一世紀の大空に伸びてゆけと祈りながら(久世町 松岡 実)



アプローチ
  薄っすらと明るくなる頃、倉敷を出発 車載温度27℃ 吉備路429を行き 県道271を経由し 足守の手前で再度429に乗る 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川道の駅で小休憩 車載温度22℃ 小森温泉 旭川ダムと走る 旭川ダムはかなり水位を下げている 旭町で県道30へ左折 旭川沿いを走る 落合入口25(車載温度23)℃を確認し313に合流 落合 久世 勝山と走る 勝山25℃ 神庭の滝の標識に従い、三叉路を左へ入る 神庭の滝手前で星山登山口と書かれた標識に従い右折する あとは標識に従い走り、広い駐車場に駐車させて頂く 駐車している車は無い 車載温度22℃