Diary(2009年)


12月  1月  2月

3月

H21.03.15(日)  真木山(長福寺〜愛宕山〜真木山〜長福寺)、千早の瀧、妙見山

長福寺 三重塔 (岡山県最古の木造建築)
バックの山は愛宕山

好天に誘われ山友達と3名で山に行く
今日は山仲間の計画で、英田町の真木山に行く
コースは長福寺をスタートし、愛宕山から真木山に縦走し長福寺に戻るルートを歩く
長福寺は高さ22mの鎌倉中期に建立された県最古の木造建築である
三重塔は山登りの後でゆっくり見学する事にして10時半にスタートする

県道414号の車道を南に約20分歩き、中電鉄塔ルートNO73の表示がある所を左に入って
行き愛宕山に向う
山上に寺院等がなく参道になってない登山道は直線的に登っており急登になっている
トップ引きを交代しながら30分毎に休憩し直登の木製階段を上がっていくと頂上三角点に着く
(359m、長法寺より2時間)
三角点からの眺望はないが、直ぐ手前の鉄塔からは妙見山等南方の眺望は素晴らしい

愛宕山から真木山に向う
鉄塔ルートを抜けて行くと尾根沿いのルートは広く平坦な登山道で歩き易い
下に気を付けて歩いていて、前方に目をやると大きな雄サルが正面に居る
直ぐには逃げなかったが近づいていくと林の中に逃げて行った
カメラを向ける暇はなかったが今迄に野ウサギ・イノシシは見た事はあるがサルは始めてである
林道に出ると、八塔寺ふるさと村・長福寺・真木山方向への分岐がある(表示あり)
真木山方向に進むが周辺を削って林道になっており山の頂上といった感じはないが、左手の
ヤブの中に赤テープがあり樹林を掻き分けて入って行くと四等三角点に到達する(429m)
三角点の直ぐ下の道にブルドーザー2台が停まっている
山の頂上で昼食にしようと、13時まで待って頑張ってきた甲斐がなかった
ブルドーザー横の、陽の当る開けた林道で昼食にする

下山は林道を少し下り、先程の分岐を長福寺の表示に従って下って行く
このルートは今は長福寺・三重塔は下界に移築されているが開基当事は真木山の山上にあり
沢山の人が往来していたようだ
(長福寺は昭和3年、三重塔は昭和26年に現在の場所に移築された)
その為かショートカットしようかと考えるほど緩い九十九折りになっている
舗装道路に出ると長福寺に着く(昼食・休憩込みで約4時間)

長福寺三重塔の前の六角堂東屋で休憩し移築再建された陽光に光る朱塗りの三重塔を眺め
写真を撮る
三重塔周囲にはサツキの大刈り込みがありこれが咲く頃は是非訪れてみたい


   千早の瀧(落差16.5m)

下山途中に千早の瀧が見えていたが下山地点より大きく離れていたので帰りに車で寄ってみる
落差16.5mで近くに行くと冷やりと涼しく、布滝のようでありここも夏に再訪したい

帰路、近くにある一等三角点の山の妙見山に寄る
この山は大芦高原として開発され車道が整備されており山登りに来る事はないので三角点を
確認しておく
車道より散策道を上がると一等三角点があり写真を撮る
下山時には展望台から今日の歩行ルートや遠望を眺める

ガイドブックには真木山しか載ってないが、真木山だけでは達成感はないと思われ今日歩いた
愛宕山からの縦走ルートがベストと思います
山仲間の調査・計画に感謝です



H21.03.11(水)  十禅寺山(赤坂口〜向嵶〜金剛峰〜日吉神社〜上元川〜駿河池)

コース最高点(頂上ではない)の西光峰の東屋

今日は天気がよいので山に出かける事にする
市役所周りに用事があるので、その足で出掛けられる玉野の十禅寺山に行く事にする
十禅寺山はH10年に行っているが登山道・頂上付近は荒れ放題で酷い所だという印象で二度
と行くつもりはなかったが、先日山仲間からよく整備された良い所だと聞いて再度行こうと思って
いた
用事を済ませ田の口・長尾経由で玉野の田井に向かう
登山口は田井八幡宮であるが車を停めるところがないので、赤坂登山口の車道合流点の広い
場所に車を停める(前回もここに停めた)

赤坂登山口から一合目表示まで少し戻りスタートする
10年前は登山道に入ると草ボウボウ・蜘蛛の巣まみれで直ぐに車道に出て車道を上がったが
今回は登山道はよく整備されており快適に歩ける
1〜9合目まで表示があり各場所に名前が付いている
9合目が向嵶で5差路(登山道としては3差路)になっている
日吉神社への周回コースで先に逆周りで十禅寺山の頂上に向かう
中将峰・西光峰・不老峰の各峰を通って頂上の金剛峰に行く
十禅寺山最高峰の西光峰(シャレではない)にはTOP写真の東屋が設置されており全コースで
一番の休憩場所である
水仙も植えられていて綺麗な東屋で展望も良く、饅頭を食べてゆっくり休憩する
少し進むと最高峰(西光峰)より1.6m低い山頂の金剛峰に着く(236.5m・三等三角点)
展望もないので直ぐに日吉神社に向かう


        日吉神社

駿河池との分岐を日吉神社方向に進むと直ぐに日吉神社に着く
この十禅寺山コース全体が竹林に覆われていて至る所に竹林が迫っている
日吉神社も昨年生えた竹が直ぐ側まで迫っている(長年竹林の手入れをしていると昨年の竹と
それ以前の竹は判別できる)
日吉神社へは向嵶・元川・駿河池の三方向に参道が付いているが元に戻る向嵶方向ではなく、
駿河池方向に下りる事にする
このルートは余り人が通った形跡がなく踏み跡が弱いが迷う事はない
途中の地蔵嵶にも鳥居があり上元川への参道分岐がある
時間に余裕があるので上元川へのルートも歩いてみる事にする
竹林を抜けると明るく開けた道になり左手に池が二つ現れこれを過ぎて行くと尾坂トンネル口に
出る
ここが上元川の登山口で登山口の標識がある
再び地蔵嵶に戻り分岐を駿河池・田井方向に下りる
山道を抜けると駿河池があり民家を抜けていくと田井に出る

舗装道路を東に進むと田井八幡宮参道がありこれを上がっていく
田井八幡宮にもお参りし裏手に行くと、樹齢700年・周囲4.3mの楠木がある
八幡宮から民家を進むとスタート地点の赤坂口に着く

ここまで昼食休憩も含めて2時間半歩いているが、時間的にも未だ余裕があるので車で向嵶に
上がり足跡を残してない向嵶〜日吉神社間を歩く事にする
向嵶まで車で上がるがこの車道からの海の景色が一番良い(四国の五剣山が正面に見える)

向嵶に着き、車を降りて暗い竹林の中を抜けて行くと日吉神社に着く
元に戻るのも芸がないので、再び頂上の金剛峰に行き西光峰・中将峰を一周廻って向嵶に戻る
(トータル3時間遊びました)

元川・大藪コースを残して全て歩いたが、H10年当時とは比べ物にならない位に整備されており
傾斜も緩く展望もよく女性同伴には良いコースと思います



H21.03.07(土)  由加山(三角点探索・田の口丁石参道)

  田の口港の参道鳥居

今日は午前中用事があったが天気もよいので昼食の後に出かける事にする
先日(3/4)は由加山の三角点を確認してなかったので探し廻りやっと見付けた
今日は今迄に由加山の周りは自転車・車・歩きで殆どのコースは通っているが、田の口からの
参道だけは通った事がない
昼からのなで短時間で歩ける、この参道を歩いて見る事にする

(瑜伽山三角点)
先ずは瑜伽山の頂上を桜園地だと思っている人が多いので3/4に探索した三角点を紹介する
由加山表参道からの石段を上がって行き多宝塔に着く
多宝塔からの海の景色はよい
ここから俳句・川柳の道を通り桜園地を過ぎると車道に出る
車道を右にとると、妙見一丁の石柱がある
これを入っていくと2分の所に奥の院の妙見宮がある(三角点とは関係ない)
車道に戻り更に進むと産廃処分場手前に中電鉄塔ルートがありこれを入って行く
36号鉄塔を右折し少し進むと右に開けた所があり、ここに三角点がある


     瑜伽山三等三角点

(田の口丁石参道)
丁石表示は由加山より一丁が始まっており、田の口側の最後は三十六丁まである
一丁は由加山側より始まっており、由加山から歩いて往復する
由加山表参道石段下の駐車場の左の道を下って行く
往時を偲ばせる旅籠を通り抜けて舗装はされているが丁石が続く往時の狭い参道を進む
途中車道を横切るが参道は1m30cm位のセメント舗装道であるが当時の人の気持ちになり
ワラジで歩いている気分で周囲を眺めながら歩く
峠下池の先の民家左の、コンクリートの◎印滑り止めのある細い道を下って行く
仙随山中腹をトラバースする林道は趣があり(20丁辺り)往時を偲ばせる
更に進むと展望が開け瀬戸大橋が見えてくる
丁石を頼りに道なりに進んでいくと田の口の街に入り、お富さんではないが”粋な黒塀見越しの
松”の旧家が続き児島では名士の表札が並ぶ(多宝塔周りの寄進者の名前もある)
正月にお酒を頂いた素晴らしい庭のある造り酒屋にも寄る
左由が(石柱の裏は右由が山)の石柱を過ぎるとTOP写真の田の口参道鳥居に出る
(下りは写真・説明板観察・旧家観察等で1時間半かかる)
備前焼の狛犬の写真を撮り由加山に戻る
戻りこそは瑜伽参りの気分で往時の気分になりきり歩いてみる
途中で写真を撮ったり花を眺めたりするが、45分で由加山表参道石段下に着く

由加山は山として捉えていませんでしたが、三角点も見付ける事が出来金毘羅さんとの両参り
の参道を往時の気分に浸りながら歴史散歩が出来ました
勿論今晩は日本酒です ”十八盛りはええ酒じゃ” (このCM判るかな?)



H21.03.02(月)  御嶽山(夏目〜四尋山〜鳥ノ江峠〜幻紅台〜頂上〜岡南堂〜夏目)

御嶽山頂上より手前に青佐山
遠くの中央左に羽の形をした鷲羽山

明日・明後日は天気予報は雪・雨であり今日は冬型の気圧配置で少し寒いが山に行く事にする
場所は以前より狙っていた、笠岡の御嶽山に行く
1月に女房を連れて車道を使って頂上まで行き車道からの海の見える良い景色は確認している
ので、今回は登山道を歩いてみる事にする

カブトガニ繁殖地の夏目の広場に駐車し、車道を上がって行く
鳥ノ江峠まで車道を歩くと思っていたが、10分ほど歩くと登山案内図の看板がある
四尋山登山案内図で鳥ノ江峠まで四尋山を経由して行くルートがあるようでこれを入って行く
シッカリした落ち葉の積った登山道で迷う事はない
道なりに井戸・大岩・ハナマキ道を道標に従い上がって行くと四尋山頂上にスタートから35分で
着く
ここにも四等三角点があり写真を撮っておく(229m)
鳥ノ江峠に向かうが、最近激上り・激下りが多いが今迄で最高の長い激下りが続き直線的に落
ちて行く
ストックだけではどうにもならず持つ木もないがずっと太いロープが設置してあり両手でロープを
持って下る
手袋は着けているが手が熱くなる
激下りのまま鳥ノ江峠に着く
車が一台停まっており、ここから御嶽山に登っている人がいるようだ

鳥ノ江峠にも登山案内図があり、これを確認して今日の歩くルートを決める
ここから遊歩道を上がり幻紅台に出て頂上に上がり、下りは登山道を尾根伝いに岡南堂に降り
車道を石砂を経由して夏目まで戻る事にする
夕方までに帰ればよく又明日の仕事を考えなくてもよいので気持ちに余裕がありユックリと山が
楽しめる

鳥ノ江峠より33霊場のある遊歩道を上がっていくが、急できつい事はないがほぼ直線的に見上
げるように登山道は上がっており天国に向かっているようである
御滝神社鳥居手前を右折すると5m位で車道に出て、5分で眺望のよい東屋が設置されている
展望台の幻紅台に着く
ここで鳥ノ江峠に車を停めていた4名の老人Grが食事を摂っていた(私も老人か?)
北木島・飛島・真鍋島・高見島等の笠岡沖諸島の景観を眺めて頂上に向かう
幻紅台から4分で頂上に着く
量剛寺跡・龍王神社よりの眺望を眺めここから100m先にある三角点の写真を撮って昼食に
する

昼食を済ませて休憩し下りに入る
下りはガイドブック等にはない尾根伝いに岡南堂に降りるルートで33霊場の8番から1番に下る
ルートである
ルートは33霊場ルートであるのでハッキリとしたルートで迷う事は無い
頂上より20分で岡南堂に着く

岡南堂より車道に出て大島川沿いに歩いて行き、石砂を経て駐車地の夏目に30分で着く
スタートより昼食休憩も含めて2時間50分のルートでした

御嶽山は人から聞いた限りでは余り評判のよい山ではなく、どうかなと思っていましたが私には
ルートも変化に富んで面白く海の見える景色もよく、お好みの山の上位に入る山で何れ又歩き
たいと思います


(コースタイム):休憩込み
上り
夏目 → 車道分岐 → 四尋山 → 鳥ノ江峠 → 車道出合 → 幻紅台 → 頂上
   10分      24分     7分    7+13分    5+8分    4分
                                               計 1時間18分

下り
頂上 → 岡南堂 → 夏目
    20分    30分       計50分