地蔵峠より矢筈ケ山・甲ケ山・勝田ケ山の山並、左端に見えるのは三鈷峰
H13.6.08 (金) 晴れ
今回の御伴は聖子(松田)・アユ(浜崎)・ゆき(小柳)等女性6名である、新しいCDと入替えて行く。
矢筈ケ山はH10.11/10大山初冠雪の日に登り10m先も見えなかった、いつの日か再度登ろうと思って
いたが、Y氏HPを見て急に行きたくなり梅雨の晴れ間を縫って行ってみた
江府ICを出て江尾より鏡ケ成を経て倉吉方面に進み、後は大山滝の標識に従って一向平キャンプ場に行く
烏ケ山展望台より地蔵峠までの道路脇にはピンク色のウツギが咲いておりウツギロードといった感じである
鏡ケ成より地蔵峠のルートはいつ来ても景色が良く、蒜山から地蔵峠にかけてのルートは私の好きな
ドライブコースのNo1である
一向平駐車場では平日でもあり私の車一台のみである(9時20分、16℃)
矢筈ケ山は人気があるらしく休日の6/3(日)は矢筈ケ山に向かう人だけでも20数名いたとの事である
(管理人さん談)
着替えを済ませ栄養補給をし、9時40分登山届を提出して出発する
(最後に暇つぶしに見て下さい)
一向平キャンプ場駐車場
加勢蛇川に懸かる大山滝吊り橋は地震以来通行止めであり旧道を行く、一旦加勢蛇川に降り再び大山道
に戻る
平坦なヒノキ林を進むと滝音が聞こえるようになり、秋の紅葉の滝も良いが萌え立つ新緑の大山滝も素晴
らしく写真を撮る
前に来た時は滝壷に降りたが今日は先を急ぐので降りない(降りた時の感想:水飛沫が霧状に飛び夏は
涼感があるが水を打つ音が喧しく一寸の時間しか居られない、よって食事をとる事などは出来ない、再び
降りる事はないであろう)
萌え立つ新緑の中の大山滝
水分補給をして出発する、大山滝より16分で地獄谷への分岐である大休口へ着く
ここからは上りの登山道である、今までの平坦道と同じペースで進むのか?えらくキツイ(今日はストッパー
の女房がいない)、休憩をしてペースを作り直す
歩き始めると斜面でガサガサ音がする、見るとキジが走り回っており登山道にも出てくる(3羽)
尾根道になると三本杉別れの標識がある、周囲を見渡すが杉の木は無くブナである、帰って調べると三本杉
という地名の所を示している標識であった(野井倉、三本杉から博労座で開かれる牛馬市に行き来したらしい)
暫く進むと見事なブナの原生林の間から谷の向こうに誰が名付けたか当に烏の形をした烏ケ山が見える
大休峠手前からは大山東壁の姿が素晴らしく三鈷峰・振り子沢・ユートピア小屋に目が引き付けられる
水飲み場より100mでかつての大山道の要所であった大休峠の非難小屋に着く
登山道途中からの烏ケ山 大休峠非難小屋とベンチ
大山の景色にひかれ大休峠から思わず休憩もせず大山方面に歩き出して行く
約5分進んだところで、初心貫徹と思い直し大休小屋へ戻る(ユートピアまで行き帰って矢筈ケ山に行けば
いいと思ったが、降りたところで矢筈に行く気力が無い場合は矢筈の景色を知らないまま帰らなければならず
ユートピアの景色は知っているので矢張り矢筈ケ山に行くことにした)
大休非難小屋の裏手より船上山の道標に従い登っていく、急斜面を上って行くと途中から転石の多い道と
なりこれを越えると尾根道になる
暫く進むと少し狭いが360度の展望が開ける一等三角点の頂上に着く(12時00分)
頂上よりの眺望
大山東壁・三鈷峰・野田ケ山 眼下に一向平キャンプ場
甲ケ山 甲・小矢筈の向こうに雲海その向こうに日本海
烏ケ山 蒜山三座
頂上からは写真のように素晴らしい眺望である
ここからはこれほど山名と山容が一致する処はない位の山々が並ぶ、甲ケ山・烏ケ山・象ケ鼻・親指ピーク
・三鈷峰・どれをとってもなるほどと納得できる、この矢筈ケ山も小矢筈と合わせ矢筈の形そのものである
大山・蒜山方面は晴れて綺麗に見える、甲・小矢筈は綺麗に見えるがその向こうは素晴らしい雲海、その
又向こうは日本海と変化に富んだ素晴らしい景色を楽しめた
古期大山の溶岩流で出来た甲から船上山への稜線もくっきり見える
頂上ではアゲハチョウが飛び交い、花はウツギが最盛で山ツツジは咲き始めである
軽く食事をし下山にはいる
傾斜に任せて惰性で走り降りる、大休峠非難小屋を越えたベンチ前でやっと止まる
ベンチには人が座っておりお互いにビックリする
その人は鳥取の人で川床から入り缶ビールを飲みながら大山を眺め、景色・鳥の鳴き声等を楽しんでいる
大山周辺には詳しいようで、この辺りの様子(花・山野草等)を教えてもらう
この方は現在の大休峠非難小屋の落成式の後に建設会社・地元の消防・大山町の役員達が宴会をしている
ところに出くわし すき焼・酒をご馳走になったとの事、即ちこの方は民間人としての大休峠非難小屋訪問者
第1号である
小屋の外は日差しが強いので小屋の中で昼食をとる、ノートを見ると顔は判らないがHP掲載者の名前が
多く何故か親近感を覚える
小屋の中は涼しく気持ちが良い、ホトトギスの声を聞きながら横になると眠くなり暫しお昼ねタイムとする
水飲み場で水の補給をし下山開始とする
帰りはブナ林の中で日差しも遮られ下りでもあり32分で大休口に着く、地獄谷方面に行くが凄い下りで帰りを
考えると大変であり又の機会にする
大山滝を過ぎた辺りの正面は通行止めになっており往路に使った旧道を帰ろうと思ったが、行ける所まで
行ってヤバイと思った所で引き返してもよいと考えそのまま上部に注意しながら直進する、大山滝吊り橋
までは土砂崩れもなく問題なく通行できた、普通でも揺れはあるが流石に大山滝吊り橋は怖く切れた時を
想定して手袋を着けぶら下がれるようロープをいつでも握れるよう構えて渡った
大休口から38分で一向平キャンプ場に着く(15時、18℃)
管理棟に行き、下山届を提出する
管理人さんが、えらく早いお帰りですね、児島からお出でですか、遠いところからご苦労さんです、実は私共
も3年前まで児島にいて中央病院の近くに住んでいたという事で暫く話をする
着替えを済ませストレッチをして帰路につく
花状況
ウツギ・ムシカリ・ウラシマソウ満開
山アジサイ・ガクアジサイは色付き前
ヤマツツジジ開きかけ
コースタイム(歩行時間)
行き 26分 16分 47分 31分
一向平キャンプ場 〜 大山滝 〜 大休口 〜 大休峠 〜 矢筈ケ山
帰り 38分 32分 21分
帰路寄り道 : 湯原温泉
鏡ケ成・蒜山は人もまばらで、広々とした中で新緑が輝きこれほど綺麗と感じた事は無い
湯原温泉の駐車場に車を置き歩いて露天風呂に行く
なんとそこには女子大生が3人バスタオルは巻いているが露天風呂に入っているではないか!!
しかもその中の一人は飯島直子ばりの美人である
普段はタオルは持って入らないが今回はタオルでお粗末なモノを隠して入る、体を洗い早々に出るが私が
入る前にいた男性は全員残ってチラチラと視線を女性に向けていた
帰って女房に話すと ”オジサン” 良かったネ! でお終い!
会社の山仲間に話すと山の質問はそこそこで、露天風呂の質問ばかりである
些細な事ではあるが、帰路は楽しく山行が2倍楽しいものになった
映倫審査により写真は下蒜山の帰りに撮った時のものでお許し願いたい