情報あれこれ(おすすめの本)
1.コンピュータ関係
・Windows Vista 上級マニュアル
「Windows XP 上級マニュアル」のWindowsVista版です。
要するに。
職場にどうやらVistaがプリインストールされたPCが導入されそうなので,設定作業用に参考書があったらいいな,という担当部署トップからのリクエストで書店へ行って……って,Home系をメインにしたやつが大半なんですが……。
導入されるエディションは(当然ながら)Businessなので,MediaCenterやらムービーメーカーあたりの解説にページを割かれても全く役に立たないわけです。
ってなことで結局選んだのはコレでした。
著 者:橋本 和則
発行者:片岡 巌
発行所:株式会社 技術評論社
・Windows XP 上級マニュアル
WindowsXPを導入するよりも半年以上は前に購入したものだったりします(笑)
NT4,2000Proはそれまでに多少つついてはいたんですが,どうもそれよりも相当変わっている。ということで,正直どーしたものかなぁ……とか思いながら,それでも,差し迫った導入の必然性がなかったので,本屋で適当な参考書(?)を探しているときに見つけたものです。
システムのカスタマイズについてもかなり細かく手順の説明がしてあったおかげで,XPの導入の時には非常に役に立ちました。
著 者:橋本 和則
発行者:片岡 巌
発行所:株式会社 技術評論社
注意:WindowsXPのsp2への移行と,それによるシステムの大幅な改編を受けて,sp2に対応した新版が発売されています。
・Poser Figure Studio
人体モデリングソフトである「Poser」の基本操作を中心にまとめた解説書……のようなものです。
バージョン5の時点でのものなので,現行バージョンの6(や間もなく発売のバージョン7)と全く同じではないですが,基本となる部分は同じなので,十分参考になります。
また,この本で解説されているチュートリアルの一部は,オーム社のホームページからダウンロードできるようになっています。
著 者:田崎進一・大河原浩一(共著)
発行人:佐藤政次
発行所:オーム社
・Poser Figure Magic
上記の「Figure Studio」の姉妹編という扱いですが,基本操作を中心としたFigure Studioに対して,オリジナルフィギュアの作成など応用的な操作が中心です。
また,レンダリング後の画像を他のソフト(フォトレタッチの代表格,Photoshopが例としてあげられています)に読み込んで加工する事例も紹介されています。
刊行時期の違いにより,ソフトの対象バージョンが「6」となっています。
この本で使用されているデータの一部は,オーム社のホームページからダウンロードできるようになっています。
著 者:大河原浩一
発行人:佐藤政次
発行所:オーム社
・BRYCE World Studio
3D景観作成ソフトである「Bryce」の基本的なノウハウをまとめた,言うなれば「Bryce」の入門書です。
現実問題として,バージョン2から使用している私ですが,マシンのCPUパワーの問題から,単純な1枚絵の作成にも相当に時間が掛っていたこともあって,ほとんどまともには使用していませんでした。
それだけに,「連続した地形をなめらかに繋ぐ」ような基本的な操作すら,どうやればよいのか全く分からないままでした。
そんな私にとって,この1冊は非常に有益なものでした。
無限平面(≒地面)の設定,地形作成の基本,空と霧(大気全般)の設定,マテリアル(オブジェクトの素材としての性質)設定,ライト(光源)の設置,アニメーション,他のソフト(この本では主にPhotoshopを使用)との連係など,様々なことが分かりやすく書いてあります。
Bryceをこれから使い始めようという方にはお勧めの1冊です。
また,この本で解説されているチュートリアルの一部は,オーム社のホームページからダウンロードできるようになっています。
著 者:大沢ツトム・大河原浩一(共著)
発行人:佐藤政次
発行所:オーム社
・HTMLタグ辞典 第5版
ハッキリ言って,このサイトの作成にはもはや不可欠な存在です。なにしろ,全部タグを直接入力して作成してますから。
私が利用し始めたのは第3版からです(当時は口絵以外はモノクロ)。
私が使っている程度の内容からすれば,そのままでもよかったのですが,第4版で全ページフルカラーになったので買い直し,スタイルシートについての情報から,第5版へと移行しました。
その割には,「フレーム」はまったく使わず(仕事先で関連知識が必要にはなりましたが),スタイルシートも本腰を入れての導入は2007年夏からですが……。
書籍の内容はHTML4.01準拠の内容で,『Internet Explorer 6.0』と『Netscape 6.2』で対応確認がされています。
初心者がいきなり……というにはちょっと敷居が高いような気はしなくもないんですが,ある程度HPの作成経験がある人は挑戦してみてもいいと思います。
ホームページビルダーとか,GoLiveとかあればHTMLが分からなくてもWebページの作成そのものはできますけど,HTMLができるとその方が簡単な場面があるのも事実ですね。経験上。
最大の難点は,対応しているブラウザの種類が古いところですね。Internet Explorer 6 はともかく,Netscape 6.2では……時代遅れの感は否定できません。
著 者:アンク
発行人:速水 浩二
発行所:株式会社 翔泳社
・スタイルシート辞典 第3版
購入してから利用(活用)開始までに何年掛ったかなぁ(笑)
冗談抜きで,購入から利用開始まで数年掛ったんですが,このサイトも本格的にスタイルシート(CSS)の利用開始です。
難点があるとすれば,この本はあくまで『辞典』なので,この本だけでスタイルシートそのものの利用に関する作法が根本から身に付けられるかというと,それは難しいということ。
もちろん,ある程度の解説は最初にあるのですが,これまでHTMLでやってきたWebページの装飾(背景色,背景画像,フォント設定など)を,スタイルシートに置き換えたらどうなるかという雰囲気が強いので,スタイルシートが本来目指している様式は逆に見えにくいかも。
著 者:アンク
発行人:速水 浩二
発行所:株式会社 翔泳社
・図解雑学 暗号理論
「絵と文章で分かりやすい!」という表紙の言葉通り,暗号に関する初歩的な内容から,現在のインターネット上で実際に使われている各種の暗号,更には将来的な展望まで含めて,各種暗号の基本的な仕組みがかなり平易に解説されています。
全体を6つの章に分け,さらに細かい節に分られているのはごく普通の事ですが,その1つの節が全て見開き2ページで纏められているので,1つ1つの分量が少ない事もあって,かなり読みやすいです。
上の「暗号のすべてがわかる本 デジタル時代の暗号革命」よりも,内容的にコンピュータ関係の物に絞られている事もあって,題材によってはより詳しい(実際の動作が分かりやすいような)説明がされています。その意味では,両方読んでみてもよいかも。
もっとも……現在のコンピュータの暗号そのものが,数学をその基礎としている以上,理解しようと思うと,ある程度の数学力(この本の内容に関して言えば,中学校程度でOK)は必要ですが。
著 者:伊藤 正史
発行者:田村 正隆
発行所:株式会社 ナツメ社
・最新パソコン技術体系 ’99
直接パソコンを操作する場合に,ではなくて,それこそ純粋に「参考資料」という感じです。
OSの細かい仕様などは,普段は意識しなくてもまったく問題がないんですが,ちょっとした事が気になったようなときに,引っ張り出しています。
タイトル末尾の年号から想像がつくとおり,日進月歩(どころか,もっと速い)コンピュータの参考資料としては,古くなっている面もあったりはするのですが,それさえ気を付ければ,それなりに役に立ちます。
編 集:日経バイト
発行人:石井 茂
発 行:日経BP社
・明解 インターネット時代の標準ファイルフォーマット辞典
これまた,私個人の資料として購入したものですが,これまでにも何度か,役にたったことがあります。主に他の人(パソコン初心者)への説明のネタとして,ですが。
「テキスト」,「グラフィック」,「サウンド」,「ムービー」のそれぞれに代表的なデータファイルのフォーマットについて解説がされています。勿論,単にデータファイルのフォーマットだけではなく,それぞれのもととなるデータの特性などについても解説がされているので,読むだけでも結構楽しめます。
著 者:鈴木 直美
発行人:塚本 慶一郎
編集人:井芹 昌信
発 行:株式会社 インプレス
・ネットワークセキュリティと暗号化
−イントラネットの構築にむけて−
純粋に,個人の資料用としての購入です。
ネットワークの基礎的な話から始まって,暗号化の基礎技術,対策などの概要が比較的コンパクトに纏められています。
この1冊を読みさえすれば大丈夫,というようなものではなく,興味をもった人が最初に手にするには適当な1冊,というところです。
著 者:菅野 正孝,松田 栄之,木幡 康弘,白井 力
発 行:株式会社 カットシステム , 石塚 勝敏
・暗号のすべてがわかる本
デジタル時代の暗号革命
ちょっとタイトルが大げさな感じもしますが,「暗号」の基本的な考え方,具体例,暗号開発,解読の歴史などが纏められていて,純粋に読み物としても結構楽しく読むことのできる1冊です。
この本に紹介されていた『拡張シーザー暗号』のおかげで(?),何年かぶりにC言語でプログラムを作るハメになりました(笑)
著 者:吹田 智章
発行者:片岡 巌
発行所:株式会社 技術評論社
最終更新日:2007年 9月18日