六ノ原10:15−出雲峠10:40−烏帽子山11:05(10)−大膳原11:35−吾妻山12:00(10)−吾妻山国民休暇村12:35(10)−分岐13:25−大膳原13:35−比婆山14:05−池の段14:40(10)−立烏帽子山15:00−六の原16:00 ( )は休憩時間(分)
六ノ原−出雲峠−烏帽子山1225−大膳原−吾妻山1239−吾妻山国民休暇村−大膳原−比婆山1256−越原越−池の段1280−立烏帽子山1299−六の原と比婆山連峰ならびに吾妻山を一巡するロングコースの山旅となった。(数字は標高)吾妻山は花マップにも紹介があり、訪ねてみたいと思っていた。アプローチを調べると国民休暇村まで行くにはかなり地方道や林道を走る事となる。昨年比婆山に行き、吾妻山はあの山と解っていた事から、かつて知ったルートである比婆山に行き、吾妻山に足を伸ばす事とした。また、池の段、立烏帽子には前回登っていないので、そこも一緒に踏破したのでロングコースとなった。
どの山も急な登りは無くなだらかである。登山道は整備が行き届いており快適な山歩きが出来る。道は木々に覆われており、木漏れ日の中のウオークが楽しめる。山頂付近となると木陰は無いが それはそれで 応えられない涼風が吹く。六ノ原から出雲峠は 昨年出雲峠で出会ったマツミシソウは強烈な印象を受けた。まだ一ヶ月ほど早いが、マツムシソウはあちこちで咲き出していた。これからが楽しみである。ツリガネニンジンはそろそろ終わりの時期で世代交代の様相を呈していた。
大膳原はツリガネニンジンやカワラナデシコに混ざってワレモコウの群落があり注目される。地味ではあるが秋の風情を醸し出す。吾妻山への登りにはフーロソウやホソバノヤマハハコが出迎えてくれる。山頂からは大山を臨む事が出来た。視界が良くきき 良い天気であった。
吾妻山は大膳原から山頂そして登山口である国民休暇村に降りてから大膳原と丁度一巡した事となるがなかなか良いコースである。子供連れで登っている人も多かった。登山コースは私が歩いたコースを逆に国民休暇村から登るのが良い。
吾妻山一帯は花が豊富である、登山口にあたる国民休暇村周辺には湿地帯や草原が広がり、あちこちと目移りがする アザミとよく似たタムラソウの群落 紫色が美しいコバギボウシも群落を形成していた。ギボウシは白色をしているのを良く見かけるが、ここのように群落を形成しているのはめずらしい。
オオカニコウモリと名前負けしそうな花らしからぬ花も見つけた ミズヒキも細い茎に小さな花を咲かせ始めた これらは日陰を好む花のようである。
国民休暇村にはバンガローの設備があり、家族連れでにぎわっていた。休暇村の標高が1000mとの事で日射しもさほど暑さを感じる事が無かった。
大膳原から比婆山連峰に戻る ここは昨年歩いた所である。大きなイチイの木を始め記憶を呼び覚ましてくれる。
池の段は眺望が素晴らしい。吾妻山の山頂が乳首のように小さく突き出ているのが可愛らしい。立烏帽子は最高峰ではあるが眺望はきかない 山頂も山頂らしいものが無く、登山記念の小さな札がありここが山頂?かと思うような所である。池の段から見ると、それなりの姿をしているのだが。
立烏帽子から六ノ原は3Km余りある長距離コース。平坦な下りが続き、単調である。昼休みなのか小鳥の声もまばらであり、風が木の葉を吹き抜ける音のみがするひたすら歩くだけである。
六ノ原の管理センター付近はこれまたキャンプ場となっておりにぎわっている。交通の便も良いし、吾妻山国民休暇村に比し規模が大きい。せせらぎでは子供達が水着姿で水遊びを楽しんでいた。
国道180号を新見に行き、国道182号で東条そして国道314号を北上する 備後落合で国道183号と合流するがまた314号に乗り、比婆温泉を過ぎた所で国民休暇村への県道の案内に従って走る。