鷹ノ巣山とカンノ木山



鷹ノ巣山 922m カンノ木山 892m 難易度 ☆     登り30分 縦走30分 下り20分   広島県

倉敷からの距離    143Km        登頂日 ’99/07/11    ガイドブック 


駐車位置(県央の森)10:25−10:31登山口−10:43「明治100年記念植樹」看板−10:45コル−11:03カンノ木山山頂11:10−11:22コル−11:42鷹ノ巣山山頂11:56−12:08コル12:17登山口−12:25駐車位置

登山 
 鷹ノ巣山(たかのすやま922m)カンノ木山(892m)は 登山GuideBook 中四国・兵庫の山百選に記載の広島県の山 広島県の臍と紹介されている 一つ星の山
 
 登山口には駐車場が見当たらなかったので 県央の森の駐車場に駐車させて貰い出発する 登山口まで10分もかからない ガイドブックには登山口近くで駐車可能としている 登山口の砂利道を入ると空地があり 駐車出来るが砂利道が荒れており,乗用車では勇気がいる 県央の森駐車場に駐車するのが良いであろう

 渓流の流れの音を聞きながら登ってゆくが10分もしない内に渓流の音が聞こえなくなる 間もなく「明治100年記念植樹」の看板が右手に見え すぐにコルに着く コルを右手にとり カンノ木山に向かう

 ほんの一息でカンノ木山頂に 山頂はミニ岩場となっている 鷹ノ巣山を見る事が出来る また眼下には県央の森の小屋を見下ろす事が出来る 県央の森はカンノ木山の懐にあたる

 カンノ木山から鷹ノ巣山に向かう コルまで降り 山頂に コルの標高が726mとの事なので どちらの山も標高差は200mも無い ルートも難しい所は無い 植林の中を登ってゆく ルート上は土が固くなっているので桧の樹林の腐葉土を選んでゆくと足元も心地よく 特に下りは快適である

 樹林を抜けるとそこは山頂である 展望台があり 木のポールが立っていて山の名前が書いてある 標識の示す方向にそれぞれの山を眺望出来るのであろう カンノ木山は樹林に視界が遮られている 白木山など記載があるものの生憎の天気で眺望はきかない おまけにパラパラと小雨が降り出してきた

 山頂では高年の方がお一人で昼食休憩をされていた 今日出会ったのはこの方のみ もう少し人気のある山かと思ったが

 花もあまり見る事が出来ない コアジサイが花芽を膨らませていた ギンリョウソウが幾つか顔を見せた 鷹ノ巣山山頂にツルアジサイが花を咲かせていた

 下山はガイドブック記載のルートで戻ろうかと思ったが ルート全体を把握出来る標識などが無い 林道に降りてルートを確認するまでも無いので 万全を期し コルに戻り降りる事に

 県央の森から カンノ木山の山頂が望める 北の位置に見えるピークがカンノ木山山頂である 鷹ノ巣山はここからは見えない

 広島県の地図を出し 鷹ノ巣山の位置を調べる ざっと見て長方形の交点に当たる なるほど広島県の臍だ


アプローチ
 国道2号を広島に向かう 西条インターチェンジに向けて375に入る 375を北上し福富町を目指す 左手にお寺が見え すぐに信号がある 福富町役場の案内標識を確認して 信号を左折するとすぐに鷹ノ巣山への案内標識がある 林道は舗装されており 分岐には鷹ノ巣山 県央の森の案内がある

 幾つか分岐を標識に従って進むと左手に県央の森を示す看板があり 道は右にカーブする 未舗装道路が直進するように着いている ここが登山口にあたる

 登山口にあたる場所には標識が古くなっており読めない 位置関係がわからないし ここまで分岐には新しい標識が設置されているので 登山口も分かり易い標識があるだろうと思い 車を先に進めると 県央の森のキャンプ場に着く ガイドブックにはこのキャンプ場の記載が無く キャンプ場案内図にも鷹ノ巣山登山口の記載が無い どうしょうか迷っている所に 軽トラックが走ってきたので 登山口を聞き 通り過ぎた地点である事が判明し一安心した

 鷹ノ巣山を記載した登山ガイドブックは手元に4冊ある 今になって読み返し位置状態を教えてくれる「ガイドブックはアルペンガイド 中国・四国の山」 不思議な事に,この本の発行が一番古い が 県央の森に向かう道路の記載がある 他の本には記載が見られない 肝心な所を手抜きするのは困りものである