駐車位置12:21−12:24登山口−12:34貯水槽−12:39ニ合目−12:54五合目−13:03尾根13:20三角点−13:24山頂13:48−13:50三角点−14:02五合目−14:08ニ合目−14:10貯水槽−14:15登山口−14:17駐車位置
大峯山(おおみねやま1040m)は「アルペンガイド中国・四国の山」を初めとして多くのガイドブックに紹介されている 広島市周辺の山に登って西方を見わたした時にひときわ高くそびえて見える山が大峯山だと紹介されている 一つ星の山
別荘入口が登山口になっている 1.3Kmと表示がある 標高差540m をそのまま計算すると平均斜度27度とかなりの急勾配である別荘入口を入ると広い道路 こんな広いスペースがあるのならもう少し登山者の為に解放して貰えると有り難いのにと思いながら登ってゆく 別荘があちこち建っておりそれなりの生活を楽しんでいる どこか別世界のような場所をなんとか通らせて貰っている 登山道があった所に別荘が出来たのか 別荘が出来てからそこを利用して登山道が出来たのか いきさつはわからないが この雰囲気は好きではない 駐車場をもう少し配慮する事で気分が随分変わるものと思うがどうだろう
別荘地の外れに貯水槽がありそこから登山道が始まる 登山道入口にクマ注意の標識 三倉岳でもクマ注意の標識があったのでここも同様だなと思い進むと今度はヘビ注意の標識 それだけ生活環境が良いのか 逆に生活環境が悪く人の住む別荘地近くまで現れてくるようになったのか?
登山道に入ると更に勾配がきつくなる 三倉岳を登ってきた疲れが残っているのかと首をかしげながら高度を稼ぐ 杉や桧の植林のルートで歩きやすい ルート脇にアキチョウジ キバナアキギリの残り花 随分冷え込んできたのにまだ咲いているのかと励ます だが急勾配は一息入れる余裕を与えてくれず延々と続く 五合目になり少しのあいだ緩斜面となりやっと息がつける
五合目からまもなく尾根に出、広葉樹林が広がる 十方山を訪ねた時の尾根に出た雰囲気と似ている 十方山の紅葉が素晴らしかった 恐らくここもまもなく美しく彩るに違いない まだまだ急勾配が続く 急勾配に耐えて飛び出した尾根分岐点が三角点の位置 三角点があるわりには平凡な一分岐点に過ぎず 眺望も得られない 分岐を右にとり六畳岩や八畳岩と呼ばれる方向に進む
最初に出たのは六畳岩 その先に八畳岩がある 八畳岩の方に行くには2m程の落差があり降りようとしたが恐い 良く見ると回り込むルートがありそう 六畳岩へのルートを少し戻り 左へ回り込むようにして進むと難なく六畳岩を降りた地点に出た そこから八畳岩に問題なく登れる 岩の先端に大峰山山頂の標識があり 数名の方が昼食休憩をとっていた その方にお願いして山頂の記念写真を撮って戴く
山頂からの眺望は素晴らしい 天気が良く 眺望は思うがまま 瀬戸内海が箱庭のように見える 瀬戸内海の景観が真っ先に目に飛び込んで来た 広島や呉の市街地とその周辺の山々 呉裟々宇山はあれかな 三本槍がどうにか識別出来るのは先程登った三倉岳だろう 羅漢山や吉和冠山 十方山や臥龍山などと山並みが連なる 四国山脈も幾重も見える 瀬戸内海の方角は高い山が無くお山の大将を満喫出来る
こんなに良い天気に山頂に立てた事を喜び 下山する 下山は往路を戻る 足元がしっかりしておりつい小走りになる あっと言う間に登山口に
山陽自動車道廿日市インターチェンジで降り県道30号を佐伯町方面に走る 玖島分かれの三叉路を右折し県道42号を北上する 楢原の交差点に大峯山登山口の案内がある 案内に沿って左折し数百メートル進む 県道42はそこから右折するが 登山口へは直進する(標識有り) 直進し3Km程進むと大峯山登山口バス停がある バス停から百メートル程進むと右手に別荘地入口があり、そこが登山口になっている 周辺に5,6台駐車が可能である すでに駐車しており駐車スペースが無い 車を先ほどのバス停まで戻し バス停そばの空地に駐車させて戴く