立烏帽子山〜比婆山〜烏帽子山〜毛無山〜伊良谷山〜牛曳山縦走



立烏帽子山 1299m 比婆山 1256m 烏帽子山 1225m 毛無山 1144m 伊良谷山 1149m 牛曳山 1144m
難易度 ☆☆    登り75分 縦走150分 下り50分  広島県
倉敷からの距離    139Km        登頂日 2000/11/03    ガイドブック 

六の原10:46−10:53展望園地分岐−11:10展望園地−11:14合流−11:47駐車場−12:00立烏帽子山12:05−12:10コル−12:15池の段−12:31分岐&越原越−12:50比婆御陵12:57−産子の岩戸−13:17烏帽子山13:22−13:45出雲峠−14:02分岐−14:13毛無山14:23−14:47伊良谷山−14:51分岐_2.5Km−14:57牛曳山−15:15牛曳滝−15:33牛曳山登山口−15:45六の原


800六の原−1299立烏帽子山−1235コル−1280池の段−1120越原越−1264比婆山−1195コル−1225烏帽子山−973出雲峠−1025コル−1144毛無山−1035コルー1149伊良谷山−1144牛曳山−800六の原(数字は標高)

登山 
 立烏帽子山(たてえぼしやま1299m)池の段(いけのだん1280)比婆山(ひばやま1264m)烏帽子山(えぼしやま1225m)毛無山(けなしやま1144m)伊良谷山(いらだにやま1149m)牛曳山(うしびきやま1144m)を縦走する

 比婆山の紅葉を楽しみにしていた やっと好天の予報 いさんで出かける

 先週の週末は生憎の天気 紅葉のシーズンの週末の天候が悪いとどこを訪ねようかとあれこれ期待していただけに落胆が大きい チャンスが少なくなると安全第一 ここなら確実に紅葉を楽しめると読んで出かける 駐車場にこれほどの車が駐車しているのは初めてだ 誰も同じように考えているようだ

 今日の予報は朝方は曇りで午後に晴れるとの事 牛曳山の白樺の紅葉を最後に残し立烏帽子山から訪ねる事に

 公園センターの左手のルートから登る ルートの入口でガイドブックを見ながらうろうろしている夫妻がいた どちらに行かれるのですかと訪ね 毛無山へのルートを教えてあげる 初めてのところはなかなか分かり難い 奥まで入ってしまえば大きな案内図がいやでも目に入るが そうでないとあちこちに登山ルートがあり登山者がそれぞれの方角に登ってゆくので ルートを判断するのが難しい 今日の良い日に初めてここを訪ねて来られた幸運を祝福したい

 駐車場の木々は紅葉している だが太陽光線は雲に遮られ 鮮やかさは今一 きっと午後には日が射し その美しい姿を見せてくれるものと信じ 駐車場を後に登ってゆく 登山ルート沿いの木々もきれいいに紅葉し,太陽に照らされるのを待っている

 今日はいつもはパスをする展望園地を訪ねてみる事とし展望園地への分岐を登ってゆく 樹林の間から烏帽子山から毛無山など周辺の山々が見える やがて見晴らしが良くなり展望園地に出る 眺望はなかなかのもの烏帽子山〜毛無山〜伊良谷山〜牛曳山と一連の山々を見渡す事が出来る 山々の裾野に紅葉前線が降りてきており色のベルトが広がる 園地にある大きな木々もきれいに紅葉し今が盛りの状況 太陽の日射しが無いのが残念

 展望園地を後にし立烏帽子山に向かう 高度をあげてくるとブナ林となる ブナの紅葉はすでに終わり、木々はすっかり落葉している ルート上に堆積している落ち葉が名残を留めている なだらかなルートであり足を伸ばし気持ち良く登ってゆく

 立烏帽子山の駐車場もすごい車 ここまで車で登ってしまうと紅葉の良いところを通り過ぎてしまうので勿体ない気がする

 立烏帽子山山頂に出る ホツツジの艶やかな紅葉を期待していたが色が出ていない 9月下旬ですでに色づいていたものがあったことから判断すると、紅葉の良い時期は過ぎてしまったのだろう ウメバチソウやリンドウは全くその形跡を留めていない ススキが深まりゆく秋の名残を惜しむかのように頭をたれている

 池の段には沢山の人 時々太陽が雲の合間から顔を出し 周辺が明るくなる だが風が冷たい 昼食休憩は比婆御陵にしよう あそこなら木々に囲まれているからもう少し暖かいだろう と 早々に池の段を後にする

 池の段からの尾根道はブナが多く ブナはすっかり落葉している 時折色づいたカエデが目を楽しませてくれる 比婆御陵で小休憩し烏帽子山へ 池の段から比婆御陵そして烏帽子山のルートは比婆山のメインルートであり多くの人とすれ違う 中高年の団体が圧倒的であるが家族連れにも時折出会う 実にほほえましい

 烏帽子山にも結構の人出 烏帽子岩などめぼしい場所は誰かがいる 猿政山や三瓶山がぼんやり見える程度 雲がかかっており色が無い 吾妻山から大膳原にかけて山肌を彩る紅葉を見る事が出来ないか期待していたが色が無く 期待外れであった

 烏帽子山を降り 出雲峠に出る この辺りまで降りると木々は紅葉しており美しい木々に目を奪われる いつもはききょうが原経由で毛無山に登るのだが ピークを巻くルートを選び紅葉を楽しむ 太陽が時折顔を出し 光も応援してくれる 移り気な太陽光線でありシャッターチャンスを選んでいる余裕は無い 良いなと思ったらバチバチ撮る

 少し高度をあげると紅葉は終わる 少しの高度でこんなにも環境が違うのかと改めて感心させられる 尾根分岐に出て毛無山の登りに 標高差約120mある 今日のルートを通じてここが一番きつい登りである 歩数を数えながら登ると丁度1000歩で山頂に出た ほんの10分少々頑張れば良いので実に楽なコースである

 毛無山も結構人がいる 気温が大分下がっているのだろう 寒い寒いと話している声が聞こえる 汗をかいており着替え、身体を冷やさないよう留意する 山頂から見渡す烏帽子山〜比婆山の山並みを眺めるのは今歩いてきただけに気持ちが良い そうこうしていると中高年の団体が伊良谷山ルートから登ってきた ついに登ったと大変な喜びよう 急に山頂が賑やかになる 団体と入れ替わるようにして伊良谷山に向う

 伊良谷山山頂あたりで隠れていた太陽が顔を出し裾野に広がる紅葉の帯に色が着くなかなかのもの 気まぐれな太陽が隠れないうちに白樺林へ急ごう 山頂に数名休んでいる方がおられたが挨拶もそこそこに牛曳山に向かう

 牛曳山の山頂は尾根分岐の標柱 山頂らしくない 最初訪ねた時はどこに山頂があるのかうろうろ捜しわからなかった 柴原さんのホームページに写真入りで紹介がありなんだあそこかとわかり今日確認をする 小さい字で書いてありその気で見ないとわからない

 牛曳山の下山道は牛曳滝の周辺が急勾配であり注意が必要 周辺の紅葉に気をとられていると足元があぶない 足元と景観とを上手くバランスをとりながら降りてゆく 滝の周辺の木々は紅葉しており彩りが映える

 牛曳滝を後に降りてゆく 渓流沿いの谷道を降りる 山際には落葉樹林が紅葉しており幾重にも重なる紅葉が素晴らしい

 待望の白樺林に出る 太陽はまだ待っていてくれた 赤く紅葉したカエデが白樺に映える 紅葉の好スポットと言えよう カメラをセットして写真を撮っている人が数名いる 私もパチパチ撮る

 白樺の紅葉を楽しみ 駐車場に戻る 駐車場は随分と車が減っていた

 ところで後日談 修理に出していたカメラが戻り今日が試運転 シャッタースピードが感じと異常に速い おかしいと思いながらも一本撮る 二本目の時は妥当な数字でこれなら大丈夫と思って撮るが 三本目は表示をしない 表示が出ない状態を修理して貰ったのだがなおっていない なかなか異常が再現しないらしい 現像に出した結果、二本目だけが生き残り その他は露出不足で見るも無惨 折角の紅葉の写真なのに困ったものだ こんな事は今までに経験が無い


アプローチ
 180号を北上し新見から182に乗り東条へ 東条から314に乗り更に北上する 東条のトンネルにさしかかると高橋尚子がマラソンでゴールインした時の興奮が甦る

 備後落合から県民の森の案内に従い進む 県民の森の広い駐車場はすごい車 やっと駐車場所を見つけ駐車する 大型バスで団体の登山グループが何組も来ている 今日の好天を待ちこがれていたようにどっと繰り出してきた