烏帽子山〜比婆山〜立烏帽子山縦走



立烏帽子山 1299m 比婆山 1256m 烏帽子山 1225m
難易度 ☆☆    登り83分 縦走82分 下り72分  広島県
倉敷からの距離    137Km        登頂日 2002/09/03    ガイドブック  写真 音訳日記削除

六ノ原10:29−11:03出雲峠手前11:18−11:24出雲峠−11:40_1Km−12:07烏帽子山12:29−12:36コル−12:50比婆山12:53−13:15越原越−13:38池の段14:01−14:05コル−14:17立烏帽子山14:20−14:35立烏帽子駐車場14:37−15:34六ノ原

登山 
 出雲峠のマツムシソウを狙って家内を誘って訪ねる いつもと逆ルートで出雲峠を先に訪ね 烏帽子山(えぼしやま1225m)から比婆山(ひばやま1264m)池の段(いけのだん1280m)、立烏帽子山(たてえぼしやま1299m)のルートを歩く
 管理棟の前の橋を渡り売店の方に行くと大きな案内標識がある 標識に向って左にある道幅の広いルートを行く 出雲峠と案内標識が要所要所にある 初めてここを訪ねられる方は管理棟に入り ルート案内図を貰うと良い

 ルート脇には紅紫色のゲンノショウコが可愛い花を咲かせている 太陽光線が当たっている花は暑さの為か衰弱気味 木陰に咲いているものの方が元気が良い ワレモコウが顔を見せる キンミズヒキ ツリフネソウ イタドリ イヌトウバナ ヤマジノホトトギス ツルリンドウ キバナアキギリ アキチョウジ オトギリソウ ネジバナと次々と顔を見せてくれる 待望のマツムシソウがルート脇に咲いていた もうそろそろお花畑かなとルート右上の斜面に眼をやる

 咲いていました 斜面一面にマツムシソウが 95年に初めてこちらに訪ねた時に出合ったマツムシソウのお花畑に再会出来た! 95年の時は毛無山から出雲峠に向けて降りてきた時にこのお花畑に出合った 斜面の上から下を俯瞰する位置だった 今回は登りであり 下から斜面一面に咲いている花を見上げる位置だ 斜面についている踏み後をたどりマツムシソウのお花畑の中に入って行く よく見るとマツムシソウの群落の中にナデシコ アザミ ワレモコウ ツリガネニンジン ハギ等が咲いている パチパチ写真を撮りお花畑を後にする

 お花畑から出雲峠はすぐ 途中コバギボウシがまだ咲いていた

 出雲峠から烏帽子山への登山道に入る 樹林の中のルート オオカニコウモリがひっそりと咲いていた あれ? これはビッチュウアザミらしい 男声合唱組曲高梁川で歌われている花だ 山頂まで1Kmの標識辺りから花がちょこちょこ顔を出すイヌトウバナ ツルリンドウ アキチョウジ アキノキリンソウ ツルニンジン シュロソウ アケボノシュスラン ホタルブクロなど ツルニンジンは余り見る事が出来ない シュロソウは花は終わっていた アケボノシュスランは初めて出合う小さな花 写真に撮り調べてわかった

 烏帽子山山頂に出る 平日である為か昼時というのに誰もいない ここで昼食をとる 山頂からの眺望は今一 吾妻山 猿政山は見えるがその先はぼんやりして見えない 宍道湖も判別出来なかった 烏帽子岩や条痕岩で記念写真を撮り比婆山に向う

 比婆山に向うルートはブナ林の中 ゆるやかな登りを登ってゆくと右手に比婆御陵が見え その前に比婆山十合目の標柱がある この標柱がないとどこが山頂かわからない 眺望は全く得られない

 山頂から少し行くと門栂(もんとが)と書いた標識のあるイチイの古木の横を抜ける 今度はブナ純林の標識を見てルートは下ってゆく この間花は少ないもののところどころに アキノキリンソウ ワレモコウ ツリガネニンジン シラヤマギク ナデシコ アキチョウジ オオカニコウモリなどの花が顔を見せてくれる

 降りた所が越原越(おっぱらごえ)だ 池の段へはここから登りに入る ヤマボウシが赤い実をつけていた ルートの途中から樹林越しに立烏帽子山が見えてくる 樹林を抜けると池の段への最後の登り 草原の中のルートでホツツジ ウメバチソウ イヨフウロ マツムシソウ タムラソウなど花が次々と現れてくる ウメバチソウは今年初めて まだ蕾が沢山あるがこうして出合えると嬉しい 名前のわからない花も咲いている

 池の段ではリュックを置いて周辺の草原を散策する ホツツジの固まりがあちこちにあり紅葉の時期が期待される リンドウ ウメバチソウ マツムシソウ キュウシュウコゴメグサ ツルリンドウ イヨフウロ ナデシコなどがあちこちで咲いている 出雲峠はマツムシソウが群生していたがここは一つの種類の花が群生しているのではなく咲いている花の種類が多い 心地よい草原の風を感じながら色々な花を楽しめるのが良い

 池の段を降りてゆく 降りてゆく途中でご夫妻が先ほど名前のわからなかった花を見ている 花の名前を尋ねたところ良くわからないがイブキトラノオではないだろうかとの事 違うように思うが該当する花が何か花の本を調べてもまだわからない

 コルから立烏帽子山に登り返す 越原越から池の段を登る途中に見えた立烏帽子山は随分と高く見えたが ここからはわずかな登り 加えるに花があちこちに咲いており楽しみにしているルートだ イヨフウロ ママコナ ホツツジ マツムシソウ ツルリンドウ アキノキリンソウ シラヤマギク ワレモコウ オケラ 先ほど見た名前のわからない花などが顔を見せてくれる

 立烏帽子山からのくだりのルートにはキバナアキギリ アキチョウジが咲いていた 1ヶ月前に訪ねた時はヤマジノホトトギスがあちこちで咲いていたがこの時期はその姿が見えない 山の方が麓より早く花が咲くのかと不思議な感じをした

 立烏帽子駐車場に降りブナの樹林のルートを降りてゆく 展望台への広い道に合流し降りてゆく ここでもヤマジノホトトギスが咲いているのを見つけた


アプローチ
 180号を北上し 新見から182に乗り東条へ 東条から314に乗り更に北上する 備後落合から県民の森の案内標識が出ている 標識に従い進む 駐車場はまばら