古鷹山〜クマン岳縦走



古鷹山  392m  難易度 ☆     登り68分 三角点往復25分   広島県 ガイドブック 
クマン岳 399m  難易度 ☆  縦走40分 下り57分(クマン岳から) 広島県 ガイドブック  
倉敷からの距離    151Km        登頂日 2002/09/24   写真 音訳日記削除
切串港10:14−10:25長谷川沿道−10:36登山口石柱−10:43未舗装−10:45砂防ダム2号−10:46ダム3号−10:48ダム4号−10:50ダム5号−10:52ダム6号−10:56標識−11:00林道_810m−11:03合流−11:05_560m−11:09_410m−11:15稜線−11:17_140m−11:22古鷹山山頂11:36−11:43分岐_300m−11:44分岐−11:49三角点11:56−12:08古鷹山山頂12:11−12:24_351m峰−12:33林道_古鷹山1040m=12:40戻る=12:46登山口−13:04クマン岳三角点13:16−13:25コンクリ−13:29林道−13:39林道登山口−13:40登山道下山−13:53登山口石柱−14:09切串港 

登山 
 古鷹山(ふるたかやま392m)はアルペン・ガイドブック『中国・四国の山』などに紹介されている 今日は『ひろしま百山』を参照に切串からのルートを登る クマン岳(くまんだけ399m)にも足を伸ばす

 フェリーは10:00出港 1時間間隔である 航行時間は12分運賃250円 大きな時間ロスも無く乗船出来幸いであった

 フェリーから降り自動車道を行く 左手に海上自衛隊呉弾薬整備補給所があり警備の人が立っている 海軍の基地であった江田島の一面を見せてくれる 亡くなった叔父が江田島の事を懐かしがっていた事を思い出す

 国道487を横断し街中の道を進むと長谷川沿いのルートに出る 川沿いの道を登ってゆく 太陽を遮るものが無く暑い 10分程登ると「古鷹山登山口」の石柱のある分岐に着く 分岐を右にとり墓地の前のルートを進む やがてルートは未舗装になるがまた簡易舗装になったりする 四号ダムの辺りから道幅は狭くなる 六号ダムからはルート脇にシダが繁り足元が見難くなってくる 六号ダムの手前で一度川を横断しダムを過ぎた地点でも渡る 渡ると言っても水がほんのチョロチョロ流れは見えなかった

 ルート脇に頂上まで20分と書いた標識がある 標識を過ぎるとすぐに切串林道に出る 林道の対面に古鷹山810mの標識があるので林道を登らずに標識に従ってルートを登ってゆく すぐにトイレのある登山口からと思われるルートと合流する さくらの広場(560m地点)やもみじの広場(410m地点)への分岐を過ぎてゆく また、標識の無い分岐があったが多分351m峰への分岐であろう

 稜線に飛び出す 飛び出す手前に右手古鷹山山頂180m 左手三角点300mと書いた標識がある まずは山頂を目指す

 140m地点にくさりが設置されている 細いくさりである くさりが必要な程ではない くさりが続き4本目になると 今度は太いくさり 少し段差のある岩があるのでくさりを使うと楽 使わなくても登ってゆける ここを過ぎると山頂に出る

 山頂からは江田島湾を俯瞰出来 湾内に軍艦が繋留されている 青空のもと瀬戸内の島々が映える 蛎の養殖のカキイカダが海面に浮かび 江田島の風景を存分に見せてくれる 宮島の弥山 大峯山など確認出来た 山頂にある岩をたどってゆくと呉ポートピア方面が見えるポイントがあり 烏帽子岩山 天狗城山 絵下山などが見える

 また、古鷹山の由来を書いた標識 東郷元帥の謹書による五省が掲げられている 石作りの方位板があり山座を示すものかと思ったら 国内の都市の方位や海外の都市の方位が記されており故郷を想い海外に視野を開く為と説明があった

 山頂にクマン岳と示した標識が出ている 地図を見るとそう遠くない 三角点に行き もう一度登り直してクマン岳に登ってみよう

 登ってきたルートを戻り 三角点のあるピークを目指す 三角点のあるピークは標高376mであり山頂より低い 稜線から奥小路への下山道との分岐を左手にとり登ってゆく 標高差50m程度でありすぐに着く 三角点からは眺望はあまりきかない 山頂の岩の様子が見える 切串に向うルート表示があったが地形図を見ると林道を降りる事になるので やはりクマン岳に向う事とした

 登ってきたルートを戻り、再度山頂に向う 途中、山頂の景観が見えるポイントがあり岩峰の状況が見えてうれしい

 山頂にクマン岳の標識があるが下山ルートがわかり難い 岩の部分を三角点のピークとは反対方面に向かい左手斜面を見ると石段とくさりの手すりからなるルートがあるのを見つける事が出来 そこを降りてゆく やがて351m峰に着く ここでルートは2分する 右にとれば登ってきたルートと合流するのであろう ここは直進気味に降りてゆく

 林道に出る 林道の正面に左手方面 クマン岳・青年の家交差点?と書いた標識がある クマン岳と書いてあるからこちらに登山口があるのかなと判断し左手方向に進む 地形図を見ると林道から尾根筋に登山道がついている左手に進んでゆくとどんどん降りてゆくのでどうも違っていそうだと判断し元に戻り 今度は右方向に行く 登山口が分らなければこのまま降りればいいと思っていると すぐにクマン岳登山口と書いた標識がある 林道から出てきた位置から何か標識があるのが分るような場所 正面にクマン岳と書いた標識が無ければ難なくそちらに行けたろう

 登山口から尾根道に入ってゆく 一山登るとコンクリのルートになるここを登れば山頂かなと思いながら登るとコンクリから土のルートになりルートはまだまだ続く 所々に蜘蛛の巣がかかっておりそれを払いながら登ってゆく やがてルート上に三角点があるのを見つける 標識は特にない 周りを見渡すと登頂記念に取り付けクマン岳 登頂***と書いた札があるのでどうやらここだと判断出来る

 三角点からは眺望が得られない 左手に踏み後があるので入って行くと眺望がきく岩場に出る カキイカダが更に近くに俯瞰出来る ここで昼食と着替えを行い下山する

 時間を見ると13:16 切串港から14:17の便がある事を調べていた これに間に合う事が出来れば幸いだ スピードをあげ下山しよう クマン岳ルートから古鷹山を望む事が出来 三角点側からとはまた違った岩峰を見る事が出来る 登る時、コンクリが終わってからのルートが随分長く感じたので参考までに時間をチェックしておいた

 林道を早足で降りてゆく 10分程でトイレのある林道登山口に着く 駐車可能なスペースもある また、大きな案内板があったが見ずに降りてゆく

 登ってきたルートに着く 林道からその登山道に降りてゆく シダが繁っており足元が悪い ここは用心が肝要だ 慎重にかつ急いで降りてゆく 登山道が終わり幅広のルートになる ここからはジョギングペースでリュックをゆらせながら走って降りる 登山口石柱の所であと20分少々ある 登りに要した時間が22分 どうやら間に合った 後は走ったり早足で歩き港に着く


アプローチ
 2号線を広島に向う 平日の2号線は渋滞が著しいので避けたかったが都合により平日となった 少し早目に出たこともありそう大きな渋滞もなく走る 広島の手前の海田町の大正交差点で国道31を呉方面に左折し呉ポートピアに向う 10Km程走ると切串港フェリーの案内が出ている 案内に従いフェリー乗り場に向かい 駐車場(無料)に駐車 波頭で釣をしている人が沢山いる