比婆山〜烏帽子山縦走



比婆山 1256m 烏帽子山 1225m
難易度 ☆    登り75分 縦走18分 下り57分  広島県
倉敷からの距離    140Km        登頂日 2005/09/26    ガイドブック  写真 山の音

六ノ原10:57−11:01音11:02−11:03分岐_2.8Km−11:06リフト乗場−11:15写真11:20−11:34写真11:36−11:43リフト上_1080mH11:46−11:51分岐_1.5Km−11:55八合目−12:07渓流−12:12分岐_0.3Km−12:17音12:18−12:21尾根合流−12:22門栂−12:24比婆山−12:35コル−12:42烏帽子山13:16−13:40出雲峠−13:44お花畑14:04−14:08音14:09−14:17音14:18−14:35六ノ原

登山 
 そろそろウメバチソウの季節 今日は比婆山(ひばやま1264m)、烏帽子山(えぼしやま1225m)を経由して出雲峠に向う
 渓流の音を聞きながら登山支度をする 大きな案内板を見て今日のルートを確認する スキー場を経由して比婆御陵に向かうルートはAコースと記載されている

 ルートの右手には草原が広がり緑が美しいキリギリスの鳴き声が聞こえてくる 左手は渓流が流れ 川沿いにオタカラコウ アザミ セリ等が咲いている ルート沿いのナナカマドの実は大分色づいてきた 足元にはイヌタデ アキノキリンソウなどが顔を見せる 気温は暑くも無く寒くも無く心地良い 虫の音を収録しながら登って行く

 少し登ると越原越とスキー場経由御陵の分岐がある 分岐を右にとりスキー場経由御陵方面に向かう すぐにリフト乗場があり スキー場が展開する キリギリスの鳴き声があちらこちらで元気良く響く これまで虫の音を何回が収録したが耳には聞こえていても収録した音声は聞き取れるか取れないほどだった やっと虫の音を収録できた

 スキー場を巻くようにして広いルートがありそこを登って行く 結構斜度があるイタドリ アキノキリンソウ ゲンノショウコ サンインヒキオコシなどが顔を見せる イヌタデが咲いていた結構色が良い キク科の花だろうか黄色の花が咲いていた 振り返ると伊良谷山から牛曳山に連なる山並みを見渡す事が出来る

 急な斜面を登って行くとリフトの上に出る 標高1080mと記載されている リフト乗場近くの斜面一面に薄茶色の植物が顔を出している何だろう?

 リフトの上からルートの様子が変わり少し下り気味 行き先表示が無いのでそのまま進んで良いのか不安だった ルート右手に踏み跡があるのを見つけたのでそこを登って行く 細いがしっかりしたルートがついており進んで行くと登山道に合流する 先ほどのルートをそのまま進んでも良かったようだ ルートにユキザサが赤い実をたわわに実らせていた

 登山道を少し行くと分岐があり比婆山1.5Km スキー場1.6Km 公園センター2Kmと表示されている 分岐を比婆山に向かう ルートはブナ樹林の中 少し登ると八合目の標識がある ルート脇にアキチョウジやユキザサの赤い実を見つける事が出来るが花は少ない ルートはなだらかな登りで心地よく足が伸びる 見事なブナの大木を見る事が出来楽しませてくれる

 また分岐があり比婆山0.3Km 烏帽子山0.9Kmと記載されている 烏帽子山へのルートはブナ樹林の美しいルートだ 分岐を比婆山に向かう 小鳥の鳴き声が聞こえすがすがしい気分にしてくれる

 そして尾根道に合流する 池の段から比婆山に連なる尾根道だ そこからすぐに門栂を通り比婆山山頂に出る 山頂は眺望がきかないのでその足で烏帽子山に向かう

 コルを過ぎるとルートは二股に分かれる いつも西側ルートを行くので今日は東側ルートを行く どちらを選んでも距離は変わらない 東側ルートの方が最初少し急な所があるように思うが大差ない ルートでホクチアザミを見つけた 東側を選んでラッキーだった 合流してからヤマラッキョウ アキノキリンソウ リンドウ フウロソウなど見つけた

 早速 烏帽子岩に行き記念撮影 今日は三瓶山を見る事が出来る そして山頂に行き 昼食休憩 購入したトマトにかぶりつく 実においしい

 山頂でご夫婦連れの方と出会う 休憩をとられ出発されるところだった 出雲峠から登ってきたが帰りは同じルートを戻るのが良いか問われたので比婆御陵に寄られたらどうかと説明した 今度はご婦人の方 主人は比婆御陵に行っている 戻ってくるのを待っているとの事 話を伺っていると吾妻山の休暇村から登って来られた由 姫路から来られたと話しておられた 男性のかたも登って来られ比婆山へのルートを聞かれた

 ご主人を待っておられるご婦人の方にお先にと挨拶して下山する 下山は目的地の出雲峠に向けて降りる ルート脇にセリ ツリガネニンジン キバナアキギリを見つけた 樹林帯の中のルートなので花は少ない

 出雲峠に出る 先月咲いていたコバギボウシの群落はすっかり消えていた お花畑は下山ルートから左手の小高い斜面に登って行く必要がある 登り口で早くもマツムシソウとウメバチソウが花を咲かせていた お花畑は期待通りマツムシソウ ウメバチソウが群生していた ウメバチソウは少し時期が早かったようで白い小さな蕾をあちらこちらに見つける事が出来た マツムシソウもまだ沢山花を咲かせており楽しませてくれた ワレモコウ ヤマラッキョウ アキノキリンソウ アキチョウジも咲いているのを見つけた ヤマボウシの実が熟し ナナカマドの実が大分色づいてきていた コオロギの鳴き声だろうか虫の音も聞こえる 収録した音にはカメラのシャッターの音も入っているがご容赦を

 出雲峠のお花畑に別れを惜しみながら下山する 途中ギンリョウソウモドキ キクバヤマボクチ キバナアキギリを見つけた またカエルの鳴き声と思われる音が聞こえてきたが収録したものでは何が聞こえているのかわからなかった これまでセミの鳴き声は聞こえてこなかったのでもう終わりかと思っていたが聞こえてきた この鳴き声が今年の聞き納めかも知れない ルートをキャンプ場方面に向けて渓流を渡り草原に向かう アキチョウジ アザミ オタカラコウ セリが花を咲かせていた おだやかな陽射しを受け樹木が色づき始めていた


アプローチ
 今日は晴れの予報ではあったが倉敷は厚い雲で覆われている ラジオでは広島の上空は青空が広がり快晴との報道が流れている 渋滞が心配された川辺橋は順調に流れる 最近は川辺橋を渡り高梁川の対岸を走って180に入る事としている 180号に入る手前の温度表示は17℃ 気温はかなり下がってきた

 高梁川に沿って180号を北上する 北上するに従い雲は薄くなる 高梁市に入るとガスに覆われるケースが多いが今日はその反対で青空が広がってくる 川面が映え美しい

 高梁・井倉を抜け新見のJAあしん広場に立寄り大きなトマト3ヶ80円を購入しリュックに入れる 旬のトマトは安くておいしい 山で食べるのが楽しみだ

 新見から182に乗り東条へ 東条から314に乗り更に北上する 備後落合から県民の森の案内標識に従い進む 駐車場はまばら 管理棟の前の橋を渡り案内表示板の前の空地に駐車する