那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り96分(Cコース) 下り52分(Cコース)   岡山県
倉敷からの距離   102Km        登頂日 2006/02/18   ガイドブック  F写真

第二駐車場9:54−10:04第三駐車場−10:07登山口−10:09分岐−10:21林道10:22−10:26森林ガイド板−10:32水場−10:55大神岩10:56−11:04_1.1Km11:05−11:14八合目11:15−11:19_500m11:23−11:31三角点11:33−11:40山頂12:20−12:26三角点−12:30_500m−12:32八合目−12:36_1.1Km−12:40大神岩−12:52水場−12:56林道−13:01分岐−13:03登山口−13:05第三駐車場−13:10第一駐車場−13:12第二駐車場

登山
 蒜山登山を考えていたが、昨日県北に雪が降りアプローチが心配 急遽、那岐山(なぎせん1255m)を選ぶ

 登山支度をして出発する 雪がかなり減っているようだが念の為輪カンジキを持つ

 渓流沿いのルートに入る ルートは雪 ルートを行くとツタがからんだものが雪の重みで垂れ下がりルートを塞いでいる 迂回している足跡が無いので戻ろうかと思ったがここだけだろうとルートを迂回する 迂回して気が付いた スパッツを履くのを忘れた 雪が深いと困るが先月の事を思えば大丈夫だろうとそのまま登る事にした

 渓流沿いのルートを終え 林道に出ると林道には雪は無い 上の第三駐車場は一杯8,9台が駐車していた やはり今日も登山者は多そうだ

 登山口から樹林の中は少し雪が残っておりアイスバン状態 バリバリという音を聞きながら登って行く 雪が解けている所も多い B,Cコースの分岐を過ぎ少し登ると風倒木地帯 雪は無く切り株が見える ルートにも雪は無い 山頂はガスで見えない 時折チラッと冠雪した尾根が見える

 林道を横断する ここにきて雪 踏み跡がルートにしっかり出来ている 積雪量は知れている しかしアイスバン状態で滑りやすくなっているので足元を固めるように留意しながら登って行く

 森林ガイド板を過ぎると前面が開け 山頂方面が見えて来る しかし山頂はガスに覆われ見えない Aコースのピークが右手に大きく見え ピークの頂上付近北側斜面に樹氷が形成され美しく輝いている 山頂尾根の景観が期待される

 ルートを登り 水場を過ぎて少し行った所で半袖短パンの方が降りて来られた お元気ですねと声を交わす 暑いので脱いだと話され すいすいと足取り軽く降りて行かれた そう言えば裸で登って来られた方と出合った事があったが同じ人だったかどうかわからない

 ルートは多くの人に踏まれて固められている 一方ルート脇の雪は柔らかくかなり解け雪面が下がりルートと変わらない状態 固められている所を少しでも外すと足が埋もれる 境界がわかりにくいので注意しながら足場を選ぶ 太陽の陽が射してきて周辺が一段と明るくなる 暖かな陽射しは心地よい

 大神岩に出る 雪に埋もれていた岩は姿を現していた だが 気温が低いのか周辺の枝に少しではあるが氷がついている この標高で樹氷が見られるのだとこれからの景観に期待が高まる

 大神岩で数枚写真を撮りすぐにルートを進む 1.1Km地点 八合目と登るに従い樹氷は見事になって行く 八合目の標識は目の漢字まで見えていたので大分積雪量は下がっている

 八合目を過ぎ 期待通りの美しく着飾った樹林が迎えてくれる 太陽がねたんで衣装を剥ぎ取ろうとするが かえって太陽の光に輝きその美しさを増す 500m地点から登ってきたルートを俯瞰出来る 樹氷に覆われた景観は素晴らしい

 まだまだ樹氷は美しくなって行く 途中出合った方から三角点手前の樹氷は見事ですよと声がかかる あれ? 山頂尾根ではないの と思いながら登って行ったが なるほど見事である 那岐山でこのような景観に出会えるとは実にラッキーだ 写真を撮りながら登って行く 滝山への尾根道が見え 山頂ピークへの尾根も見えてくる デジカメだとつい撮影枚数が増えてくる 数えてみると500m地点から三角点ピークまでの間に20枚の写真を撮っていた 写真を掲載しているホームページに何枚か掲載するので見て欲しい

 三角点ピークから山頂に向けての尾根道を行く 尾根道の樹氷は思っていた程成長していない 太陽光線の影響もあったのだろうか、今日は今一だなと思いながら山頂に出る

 山頂に出るまでに何人もの方と出会い 挨拶を交わした 三角点ピークから数名の方が山頂に立っているのがわかったが その方達とは尾根の途中で挨拶を交わす 山頂にはどなたもおられないのかなと思っていたら2名の女性が昼食休憩をされていた 私もリュックを降ろし 山頂からの写真や記念撮影をする

 そうこうする内に三角点ピークで出合ったご夫妻が登って来られ 私を見て あれ? 山本さんではありませんか? と声をかけて戴く どこでお会いした方か記憶が呼び出されない いつぞや滝山でお会いしたYさんとの事 ホームページの登山日記(20020707)を見てメールを戴いた ササユリの事で話を交わした事を思い出す

 一緒に記念撮影をと撮らせて戴いたが購入したデジカメは明るい場所では操作画面が極端に見えにくくセルフタイマーの設定を失敗 残念な事をした 先に昼食休憩されておられた女性は津山の方 シャッターを押して欲しいと久々にファインダー越しに撮影をした 何か写真を撮った感じがした

 またご夫婦連れが登って来られ 山頂であの山、この山といろいろと話が弾む 久々に山頂で長居をした 津山の女性グループが下山するのを追うようにして私も下山する

 下山は登ってきたルートを戻る Bコースを降りようか大分迷った 雪は結構締まっていたがスパッツを忘れてきたし 下って行くに従い雪は柔らかくなると思われるので止めた 早く下山し温泉に寄ろう

 三角点ピーク周辺の樹氷を再度楽しむ 登った時から1時間程過ぎている 樹氷の氷が大分雪の上に落ちていた 近くで写真を撮られていた方が 太陽が出る瞬間が見事だ 太陽が出るとどんどん溶けてくると話しておられた この景観はもっと素晴らしかったのだろうと思いを馳せる

 後はテンポ良く下って行く 雪は大分ゆるくなっており何回か靴が埋もれる事があったが転倒する事もなく下山する 第三駐車場から渓流沿いのルートはブッシュを迂回するのはいやらしいので林道を降りた



 帰路湯郷の町営露天風呂300円を楽しむ 温泉の場所はこちらの地図を参照ください

アプローチ
 昨夜は夜空が美しかった 今朝もくっきりと晴れ朝日が美しい 朝のジョギングで一汗流し 風呂で温まって それから出発 倉敷の空は気持ちが良い程青空が広がり薄っすらと白い雲が浮かぶ 429を足守 加茂と北上するにつれ道路脇の樹木が霧氷で白くなっている また雲が次第に増えて来る

 旭川ダムの水位が戻り 満々と水を湛えている そう言えばここを走るのは1ヶ月振りになる 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜ける 真っ白に冠雪している泉山が飛び込んで来るかと期待していたが何も見えない 手前の山並みすら見えない

 429をそのまま走り53と合流する 津山の市街を抜け53を走る 那岐山に繋がる山並みが左手に連なっているのだが山容を見る事が出来ない 日本原の温度表示は0℃ 路面に雪は無く 道路脇の家々にも雪は見られない

 那岐山登山口の標識を左折する 正面に那岐山の裾野が見えて来る 先月の9日に訪ねた時から比べると随分と雪が消えている アプローチの道路にも雪は無い 道の駅を過ぎ難なくトイレの側の第二駐車場まで入る 駐車場には薄っすらと雪があったが駐車するに支障なくそこに駐車 土曜と言うのに1台も無い