立烏帽子山〜比婆山〜烏帽子山縦走



立烏帽子山 1299m 比婆山 1256m 烏帽子山 1225m
難易度 ☆☆    登り86分 縦走73分 下り53分  広島県
倉敷からの距離    140Km        登頂日 2006/09/20    ガイドブック  写真

六ノ原10:22−10:27分岐_3.4Km−10:30分岐−10:47展望台10:49−10:54合流−11:07_1.3Km−11:12立烏帽子見える−11:35立烏帽子駐車場−11:50立烏帽子山11:55−12:05鞍部−12:08池の段12:26−12:45越原越−13:07比婆山13:09−13:22コル−13:28烏帽子山13:33−13:57出雲峠−14:00お花畑14:10−14:37六ノ原

登山 
 今日は出雲峠のお花畑を狙う 今回は立烏帽子山(たてえぼしやま1299m)から池の段 比婆山(ひばやま1264m)、烏帽子山(えぼしやま1225m)を経由して出雲峠に向うルートを行く
 私も登山支度をして出発する 10名程のグループは管理センターの前を橋の方角に向かわれている 出雲峠を目指しているのだろうか? 私は管理センターの裏手から立烏帽子山を目指す 幅広のルートを登って行く ゲンノショウコ イヌタデ シラヤマギク ダイコンソウが顔を見せるが花は少ない ノブキは花が終わり実をつけている

 展望台への分岐を右に曲がる ブナ樹林の中のルートを登って行く 太陽の陽が射し木々は輝いている 暑くもなく寒くもなく心地よい それでもじわじわと汗がにじみ出て来る ブナの樹林を抜けると展望台は近い アキノキリンソウ ノアザミ ゲンノショウコ ノギクなどが顔を見せる キク科の花は種類が多く判別出来ない ノギクと書かせて戴く そして展望台に出る

 展望台からは毛無山から牛曳山に繋がる山並みを正面に見る事が出来る 青空の下に景観が広がる 心地よい風が吹いてくる 実にすがすがしい ふと周りを見ると二人連れの方がベンチに座り休んでおられた 軽く挨拶を交わし失礼する お二人の後ろ姿はなかなか良い 失礼してそっと写真に撮らせて戴く

 展望台を後にルートを行く 合流点で幅広のルートから少し狭くなり土のルートとなる 比較的平坦になり足も良く伸びる 樹林に囲まれたルートで花は見つからない やがて部分的であるが太陽の陽射しを受けるところに出る ビッチュウアザミが花を咲かせていた アキノキリンソウも所々に顔を出した

 前方に立烏帽子山が見えてくる この辺りに来るとブナの大きな樹林を見る事が出来る ブナの樹林の足元を見るとユキザサの赤い実が顔を見せていた 丁度陽射しを受け輝いていた 今度はアキチョウジやサンインヒキオコシが顔を見せる 花は次第に増え楽しんでいると駐車場に出る 駐車場に入る直前にサラシナショウマが数輪白い花を咲かせていた

 駐車場は不思議な事に駐車している車が1台もいない こんなにいい天気なのにと思うが考えてみると今日は平日だ すぐに駐車場の右手ルートに入り立烏帽子山頂を目指す 山頂までは15分程度を要しルートを登って行く アキチョウジ ユキザサの実 ビッチュウアザミなどに出会う

 立烏帽子山山頂は標高1299mで本日の最高峰 されど山頂からの眺望は得られず 山頂標識が無いと、山頂かどうか判別がつかない 標識を背にして記念写真を撮り先へ進む すぐに視界が開け草原のルートとなり花が顔を出す ワレモコウ アキノキリンソウ ツリガネニンジン フウロソウ ヤマラッキョウ トリカブト ノギランなどが顔を出す ヤマラッキョウはまだ色が薄い ホツツジの葉は大分色づいてきた コルから池の段に向かって登る マツムシソウが顔を見せる

 そして池の段に出る 池の段もお昼時というのに誰もいない 天気が良くて誰もいないというのは珍しい そう思って見回すとルートの外れの方に何名かおられる あの辺りは何か花が咲いているかも知れないと思いそちらに向かう 池の段周辺にはリンドウ アキノキリンソウ マツムシソウ ワレモコウ フウロソウが顔を見せた ウメバチソウが顔を見せてもいいはずだがと探すが見つからない ルートの外れでは4名のグループが休んでおられた 男性の方が昨年は9/17に訪ねウメバチソウに随分出会えたが今年は遅いようだ その代わりフウロソウが多いと話してくれた 確かにフウロソウはあちこちで花を咲かせていた 出雲峠の状況を伺ったがウメバチソウはぽつぽつだったと教えて戴いた お礼を言って池の段に戻る 戻りもルートを変えてウメバチソウを探したが見つける事が出来なかった

 池の段で昼食をとる ここからは360度のパノラマを楽しむ事が出来る 食事を終え景観を写真に収めた後、比婆山・烏帽子山へ向かう 池の段を降りる時もウメバチソウが咲いていないか探しながら降りる マツムシソウが咲いているところを良く見るとウメバチソウが白い花を咲かせていた 喜んで写真を撮る そこから少し降りたところにも数輪咲いていた またイワショウブも見つけた

 草原のルートから樹林帯に入る 樹林帯の中を下り越原越から今度は登りとなる ユキザサの赤い実の他にチゴユリの暗紫色の実も見つけた 途中で女性の方お1人とすれ違う 門栂を過ぎるとすぐに比婆山御陵に出る 十合目の標識があるが展望は得られない すぐに烏帽子山に向かう

 ルートはブナ樹林を降りて行く ツルリンドウ ユキザサの実を見つける 降りている途中に 4人 4人 10人のグループとすれ違う 10人のグループは駐車場で出発準備をされていたグループだ コルから烏帽子山に向けて登り 樹林帯を抜けた所からヤマラッキョウ アキノキリンソウ フウロソウなどが顔を見せ、そして烏帽子山山頂に出る

 烏帽子山からも360度のパノラマを楽しむ事が出来る 大山や三瓶山の見える方角表示があるが残念ながら雲があり判別出来ない 烏帽子山を後にして今日の目的地である出雲峠のお花畑に向かう

 樹林帯の中を降りて行く お花畑はルートから少し外れている 烏帽子山から降りてくるとまず出雲峠の標識を右に管理センター方向に向かう 少し行くとトイレがある トイレを左に見てルートを降りて行く ルートは左に曲がりそして右に曲がる 右に曲がって少し行き左手のわき道を登るとお花畑に出る

 お花畑にはマツムシソウが斜面一面に咲いていた ウメバチソウはどうかと探してみたが2輪咲いているのを見つけ いつも群生している場所も探したが蕾も見つからなかった マツムシソウに混ざってワレモコウ ヤマラッキョウが顔を見せてくれた ヤマラッキョウもこれからのようだ マツムシソウが一面に咲いているのに喜び写真撮影を楽しむ

 お花畑を後に管理センターに向かう 本ルートと合流する手前でウメバチソウがぽつぽつと花を咲かせていた 蕾も沢山つけていた いよいよこれから出番だな しっかりきれいな花を咲かせてと呼びかけて後にする

 管理センターに戻る途中でキバナアキギリ ウスバアザミに出会った ウスバアザミとビッチュウアザミと花が似ておりビッチュウアザミかなと思って写真を撮ったが葉の形状が違っておりウスバアザミと判断したがどうだろうか


アプローチ
 台風13号が過ぎ久々に青空が戻ってきた ラジオでも全国各地で雲一つ無い青空と報じている 川辺橋 総社大橋をなんとか抜け豪渓の先で180に乗る 180号手前の温度表示は15℃ 朝晩の気温が随分と低くなってきた 高梁川に沿って北上する 高梁の市街地に入るとガスが出て来る ここはいつもガスが多い 今日は市街地を抜けると青空が見えてきた 井倉 新見と走り 新見から182に乗り東条へ 東条から314に乗り更に北上する 備後落合から県民の森の案内標識に従い進む 東条から一緒に私の前を走っていた車2台が別れる事なく県民の森へ こんな事は珍しい 管理センターに用事があったようだ 駐車場は結構多く 登山支度をされているグループもおられた