六ノ原9:56−10:21合流−10:38立烏帽子見える−10:58立烏帽子駐車場−11:14立烏帽子山−11:24鞍部−11:29池の段11:41−11:55越原越−12:15分岐−12:16門栂−12:18比婆山−12:27コル−12:33烏帽子山12:42−13:07出雲峠−13:10お花畑13:19−13:48六ノ原
今日は出雲峠のお花畑を狙い 立烏帽子山(たてえぼしやま1299m)から池の段 比婆山(ひばやま1264m)、烏帽子山(えぼしやま1225m)を経由して出雲峠を訪ねる マツムシソウが出迎えてくれるのかそれともウメバチソウだろうか?
ミンミンゼミが一匹寂しげに鳴いている 鳴き止むと静けさに包まれる あちらこちらで登山支度をされ思い思いの方角に向かわれている この県民の森は管理センターを中心にぐるりと山に囲まれているので幾つもの登山ルートがある 私も管理棟の左手のルートを立烏帽子山に向かう こちらのルートを登るのは2006年9月以来 丁度2年ぶりになる シロヨメナ イタドリ イヌタデ ゲンノショウコ イヌトウバナ オトコエシ キンミズヒキがルート脇に顔を見せるキャンプ場に向かうルートと別れ 分岐を左にとり 樹林帯の中のルートを登って行く 幅の広い砂利道だ ガンクビソウ ノブキ ミヤマアキノキリンソウが顔を見せるが花は少ない ノブキは花を終え 特徴のある十字の実をつけている 今度はエゾアカゼミの鳴き声のようだ こちらも一匹だろうか 足音に気付いたのだろうか鳴き止み 通り過ぎてからまた鳴いている 気候もいいしルートもなだらか 足を伸ばし登って行く
展望ルートを経由するルートがあるが花も期待出来そうもないのでそちらに寄らず 砂利道を登る しばらく登ると展望ルート経由のルートと合流 今度は砂利道から土の道に、そしてルートの幅も狭くなる 土の感触を楽しみ気持ちよく足が伸びる 小鳥の鳴き声が時折聞こえてくる ヤマニガナ ニガナ シラヤマギク ミヤマアキノキリンソウ ツルリンドウ センブリ ヒメジオンなどを見つける 日当たりの良い場所には花が顔を見せる ルートは緩やかに右にカーブをとり 前方に立烏帽子山が見えてくる この辺りからブナの樹林がいい ユキザサが赤い可愛い実をつけている そうだここでユキザサに出会ったのだと2年前の事を思い出す 今日も木漏れ日の太陽光線を受け輝いているユキザサに出会った サンインヒキオコシ アキチョウジ オオカニコウモリ ヤマアジサイ ウスバアザミなどに出会う ヤマアジサイは草色になり装飾花がなんとか形を留めている ウスバアザミは駐車場に出る手前に群生していた
駐車場には10台以上駐車しており これから登る準備をしている方もおられた トイレが新しく出来ていた バイオトイレと書いてあり杉のチップに住む微生物を利用していると説明があった 説明を見て 立烏帽子山に向かう ブナ樹林の中をジグザグに作られたルートを登って行く ミヤマアキノキリンソウ アキチョウジ コバノフユイチゴの実 ユキザサの実 オオカニコウモリ ウスバアザミなどに出会い 立烏帽子山山頂に出る 山頂では家族連れ4名お孫さんと一緒のようだ 写真を撮りましょうかと声をかけたが遠慮された その場所で記念撮影をと思ったが 家族連れが休まれているのでとりやめ お先にと声をかけ 池の段に向かう
立烏帽子山山頂から池の段へのルートは花が楽しみなルート ワレモコウ ヤマラッキョウ シラヤマギク タンナトリカブト シコクフウロと秋の花を楽しみながら下りコルに出 ここから池の段へ登り返す マツムシソウ コメナモミ センブリ ウメバチソウに出会う 池の段にはざっと10名程の方が散策をしたり休憩をされたりしていた 福田頭の方角へ散策ルートを歩き花の状態を確認する リンドウ ウメバチソウ ミヤマアキノキリンソウ センブリなどが顔を見せる センブリが結構あちらこちらで顔を見せる マツムシソウはあまり咲いていない ウメバチソウの方が多い
吾妻山の先に黒い雲が見え 天候が怪しくなってきた 出雲峠のお花畑を見ずに帰るのは残念だ 先を急ごう 雨が降ってきたらその時考えようと すぐに烏帽子山に向かう事にする 池の段から比婆御陵に向かうルートに降りてゆく ウメバチソウ ウツボグサを見て 樹林のルートに入ってゆく 樹林の中は花は少なく 時々ミヤマアキノキリンソウ ユキザサの実が顔を出す 越原越まで降り そこから登り返す このルートもブナ樹林が多い ユキザサの実があちこちで顔を見せてくれる ホクチアザミがひっそり咲いているのを見つける 門栂を過ぎると すぐに比婆御陵のある 比婆山十合目に出る 眺望は全く得られない ここでも6名程の方と出会う 樹林の中である事もあるが薄暗く 雨が心配 休む事なく烏帽子山に向かう 烏帽子山へは同じような樹林のルートを下り そして登り返す 途中で何名もの方とすれ違う 烏帽子山で昼食をとり比婆山に向かわれているものと思われる 天候が大丈夫か心配になる 樹林帯のルートにはメモをしている花は無く 淡々とルートを行く
樹林帯を抜けると間もなく烏帽子山山頂に出る 山頂広場にはざっと20名 あちらこちらでグループが車座を作り休んでおられた 山頂が広いと自由に空間がとれる 逆に会話のチャンスが減る 雲間から薄日が射してきたのでこれなら大丈夫そうだと安心し 私も昼食にする 烏帽子山からの景観はどんよりした雲に覆われあまりぱっとしない 足元にツリガネニンジンが咲いていた
食事を終えすぐに出雲峠に向かう ツリガネニンジン ミヤマアキノキリンソウ ヤマラッキョウを見つけルートを降りて行く すぐにブナ樹林の中のルートとなり花は少なくなる アキチョウジが所々で顔を見せてくれる 渓流に沿って キバナアキギリ ミゾソバ ミヤマタニソバ サンインヒキオコシが花を咲かせていた 樹林を抜けて出雲峠に出る
ルートをお花畑に向かう 途中クロバナヒキオコシに出会う お花畑はルートから数メートル登った所にあり 知らないと通り過ごしてしまう 私のすぐ後の女性の方がお花畑に寄らずルートを降りて行かれるので こちらにお花畑がありますよと声をかけたが 前を行くご主人を追っておられ立ち寄る事なく下山されていった すぐそばまで来ていて残念な事だ そのお花畑 マツムシソウが一面に咲き出迎えてくれる まだ元気だ お花畑の入口にあたる場所にウメバチソウが固まって咲いていた 一眼レフのカメラを三脚にセットし写真を撮っておられる方が二人おられた それぞれ自分の世界を楽しんでおられる 私もマツムシソウが咲いているお花畑の中を写真を撮りながら散策する ウメバチソウの花芽はまだ確認出来なかった 順番を待っている事と思う ワレモコウ ミヤマアキノキリンソウが咲いていた
やはり出雲峠のお花畑はいい 雨に降られる事なく楽しめた事を感謝し お花畑をあとにする 充足感に包まれゆったりした気持ちでルートを降りて行く キクバヤマボクチ キバナアキギリ ヤマニガナ ウスバアザミ ミヤマアキノキリンソウ シロヨメナ ゲンノショウコ イヌトウバナ ミズヒキ ヒメジオンなどに出会い六の原に降りる 六の原のナナカマドはまだ色づいていない
今日は秋分の日の祝日 全国的に好天 但し、夜になると崩れるところもあるとの予報 久々に高梁川沿いを走る 休日なので朝の通勤ラッシュは無いだろうと思って安心していたが 酒津公園の三叉路の信号を過ぎ 高梁川に出た途端車の列 行楽に出かける人達かはたまた休日出勤を余儀なくされているのだろうかと考えながら流れに従う 総社大橋を過ぎると車の数は減ってくるので お仕事に向かわれる方の方が多そうだ 天気は晴れているとは言え 霞がかかったようなぼんやりした天気 180号に合流する手前の豪渓秦橋の温度表示は19℃ 橋を渡り 180に乗り北上する高梁の市街地に近づくとガスが出て 青空が消える いつものパターンだ 高梁の市街を抜けると車の数は少なくなり流れもスムーズになる 井倉 新見と走り 新見インターチェンジを過ぎてから今度は182に左折する 新見の温度表示は20℃ 新見まで来ると青空がまた顔を出すが 白い雲も浮かんでいる 東条入口の温度表示は18℃と雲の影響か20℃を切っている 快適なコンディションだ 東条から314に乗る 備後落合の交差点に県民の森への案内標識が出ている 以降標識に従い 県民の森へ 駐車場には沢山の車 登山支度をされている方も沢山見られた