六ノ原10:33−10:42分岐−11:01展望園地11:02−11:07合流−11:48立烏帽子駐車場−12:05立烏帽子山12:06−12:17鞍部−12:23池の段12:45−13:00越原越−13:22分岐−13:23門栂−13:24比婆山13:25−13:36コル−13:44烏帽子山13:51−14:14出雲峠−14:20お花畑14:23−14:51六ノ原
今日は出雲峠のお花畑を狙い 立烏帽子山(たてえぼしやま1299m)から池の段、比婆山(ひばやま1264m)、烏帽子山(えぼしやま1225m)を経由して出雲峠を訪ねる マツムシソウが出迎えてくれるだろうか?
登山支度をして出発する セミの鳴き声が聞こえてこない不思議な静けさだ 管理棟の左手のルートを行く 展望園地を経て立烏帽子P3.5Kmと書いた標識を確認する ルート脇にゲンノショウコ ガンクビソウ ヒメジオン イヌトウバナ ダイコンソウ等が咲いているのを見つけながら砂利道を登って行く キャンプ場の広場が右手下方に見え 沢山の人が大きな輪をつくり活動していたルートはキャンプ場から離れ樹林の中のルートを登って行く ノブキ キンミズヒキが所々で顔を見せるが花は少ない 展望園地と書いた標識のところを右に入る 砂利道から土の道になる 笹の葉が切り払われ草餅の笹の葉の匂いがする 懐かしい匂いだ おや! ツルリンドウだ ルート脇の斜面に花を咲かせていた 先ほどのキャンプ場からだろう、男性の掛け声に合わせ手をたたく音が聞こえてきた ジグザグに登って行くので音が微妙に変化し 次第に遠ざかる
展望園地に近づいて来ると ヤマジノホトトギスが顔を見せ 樹林から抜け草原のルートになる ワレモコウ シラヤマギク ウツボグサ等が顔を見せる そして展望園地に出る 園地からは 180度の展望が得られ 毛無山 伊良谷山 牛曳山の山並みを展望出来る 場所を変えれば烏帽子山も見る事が出来る 園地にはトイレが設置されている 県民の森では六の原は勿論 立烏帽子駐車場 出雲峠にもトイレが設置されている
展望園地で景観を一覧し立烏帽子駐車場へ目指す 少し降りた位置に分岐があり立烏帽子P1.8Kmの標識がある 標識に従い右手に進む 砂利道から土の道に変わり心地良い 傾斜はほとんど無く アキレスを伸ばしペースアップを楽しむ 手を振りぐいぐいと引っ張って行く感触も気持ちが良い 分岐のところでご夫婦連れが熊避けのカネを鳴らしながら登って来られ 挨拶を交わす そのカネの音が次第に小さくなって行く ペースをあげていても足元には留意し花を探す 樹林帯の中のルートで花は少ない 花は見当たらないなと思っていたら何やら変わった花芽 足を止めカメラに収める どうやらアケボノシュスランだ 良く見ると枯葉の間から幾つも顔を見せていた
ルートには太陽の陽射しを受けるところが短いながらも何箇所かある 植生が変わり花が顔を見せてくれる 今頃は何が咲いているだろうかと思いながらその場所に出る イヌトウバナ ガンクビソウ キンミズヒキ ヤマジノホトトギス ニガナ オトギリソウ等が顔を見せる そして今度はブナ樹林帯のルートになりブナを楽しむ
右手に桧の樹林が見えてくる そうかここでユキザサの赤い実が太陽の陽射しを受けていたのを見つけたと 記憶が蘇る 周りを良く見るとユキザサが青い実をつけているのを見つけた 周辺の色と似ているので注意しないと見つけにくい コバノフユイチゴが赤い実をつけている あちらこちらで顔を見せてくれた
ルートを行く サンインヒキオコシ アキチョウジ ウスバアザミ オオカニコウモリなどが顔を見せる 右手樹林越しに立烏帽子山の山容が見えてくる 立烏帽子駐車場に出る直前にサラシナショウマが白い花を咲かせている サラシナショウマは幾つか花芽をつけていたが咲いているのは一輪だけだった 駐車場には数台駐車していた 駐車場の後ろのルートを行き 立烏帽子山を目指す
ここからのルートはこれまでと違い幅が狭くなる 狭くなってもしっかりしたルートがついており何ら心配は無い ジグザグにルートを登る ヤマジノホトトギス コバノフユイチゴの実 アキチョウジ キバナアキギリ サンインヒキオコシ オトギリソウ キンミズヒキなどを見ながら登って行く ルートから時々竜王山が見えてくる そして山頂に出る 山頂には山頂標識が設置されているが景観は得られない 山頂のあるところはルートから1m程入る その両脇にツリガネニンジンとホツツジが出迎えてくれた
立烏帽子山山頂から池の段へのルートは展望がきき 竜王山 福田頭 池の段などの山並みを追える 池の段には団体さんだろうか10名程の方がおられた また、ルート脇に花が多く楽しみなルート シコクフウロ ミヤマアキノキリンソウ シラヤマギク ワレモコウ ツリガネニンジン タムラソウ ママコナ マツムシソウ オトギリソウなどが顔を見せる ホツツジの中にはすでに紅葉しているものも見られた
コルに下りる コルには立烏帽子駐車場から直接繋がっており 立烏帽子山を経由せずにアクセス出来る コルから草原の斜面を登って行く 一際目立つ黄色の花が咲いていた ユウスゲだ キスゲとも言われるらしい 喜んでカメラに収める シコクフウロ シラヤマギク ツリガネニンジンなどが咲いているのを見ながら池の段に出る 先ほど沢山おられた方は先に行かれたのかどなたもいない
池の段からは360度の展望が得られる 石製の山座表示盤があり猿政山 吾妻山 比婆山 毛無山 伊良谷山 大山 立烏帽子 道後山 竜王山と表示されている 大山まで見通せるのだが今日はそこまでは見えない
池の段の広場を福田頭の方向に散策し 花を探す 以前ユウスゲが咲いていた事を思い出し そちらに向かう ミヤマアキノキリンソウ マツムシソウ イワショウブ キュウシュウコゴメグサなどを見つけながらその場所に行く 矢張りユウスゲが幾つか咲いていた 喜んでカメラに収める その近くにシコクフウロが群生し 星を散りばめたように咲いていた
ルートを池の段に戻る途中でウメバチソウが一輪咲いていた ウメバチソウの時期はこれからであるが早くも出会う事が出来嬉しい 池の段で昼食をとる 昼食をとっている間にも登って来られる方 降りて行かれる方がおり人気の山だ 私も食事を終え比婆山方面に下りて行く
おりる途中脇道に入ったらイワショウブ マツムシソウが咲いていたのでカメラに収める イワショウブは残念ながらピントが今一だった イワショウブの花はなかなか見つからない 何枚も写真を撮っておけば良かった
そして樹林帯のルートを下りて行き 越原越に出る ここから管理棟に下りて行くルートがあるがそのまま比婆山方面へ登って行く ブナ純林の中のルートだ 日本のブナ林の最南限という説明板がある 花は少ないもののコバノフユイチゴの赤い実やツルリンドウを見つけたりする 門栂を過ぎると比婆山(御陵)十合目と書いた標識のところに出る 標識の後ろに御陵がある その横に説明板がある 説明文を記載したボードは壊れ地面に落ちている 熊野神社の奥の院と言われている等紹介されていた 尚、ここからは眺望は得られない
すぐに烏帽子山に向かう 同じようなブナ樹林帯の中のルートを下りコルに出る コルには幾つか分岐があり烏帽子山方面に直進する 緩やかな登り この登りで今日の登りは最後 あとは下りになる 一息入れると烏帽子山の広場に出る
山頂広場にはどなたもいない 烏帽子岩や条溝岩のところに行き周辺の景観を楽しむ 烏帽子岩からは吾妻山 猿政山 三瓶山方面を伺う事が出来る 条溝岩からは縦走してきた比婆山方面を伺う事が出来る 景観を楽しみすぐ目的とする出雲峠のお花畑を目指す
ルートを下って行く すぐに樹林の中のルートとなる 足場も良いのでテンポ良く下りてゆく 20分余りで出雲峠に出る 早速コバギボウシが薄紫色の花を咲かせ出迎えてくれる 今度はアケボノシュスランの花芽がここでも顔を見せてくれた トイレの脇を抜け お花畑と呼んでいる広場に行く ここは管理棟に向かうルートから少し中に入らないといけない
お花畑にはマツムシソウが広場一面に咲いている 早速写真に撮る 広場全体を写すとマツムシソウは草原の緑色の中に薄く点々がついているような感じ 少しアップで撮ると花芽も沢山見つける事が出来る 太陽の光を受けて輝いている花は実に可愛らしい ウメバチソウは咲いているだろうかと大分探したが、咲いているものを見つける事が出来なかった もう少しすると ここにウメバチソウが一斉に咲くのかと思うと不思議な思いがする 時期が少し早いかと心配していたが 沢山のマツムシソウに出会え何よりだった お花畑にはワレモコウ ミヤコグサも咲いていた
花を楽しみ帰路につく おや?ツルボだろうか? 小さな可愛い花を咲かせている ヤマジノホトトギス モミジハグマ キクバヤマボクチの花芽 キバナアキギリ オトコエシ シシウドなどを見ながら管理棟に下りる
倉敷はうす曇り 今日も高梁川沿いを走る このところこちらを走る事が多い ゆったりとした川の流れはいつ見ても良い 同じようで違う何かがある いつもの渋滞を受けやっと川辺橋を抜ける 総社大橋は流れに従って抜けて行く 豪渓泰橋を渡り 180に合流する 橋にある温度表示は19℃ 朝晩が大分しのぎやすくなってきたと思っていたが気温も20℃をきっていた180を北上する 井倉19℃ 新見22℃に 新見付近で青空が見えてきて太陽の陽射しが射しこむ機会が増えてきた 新見インターチェンジを過ぎ180と別れ182へ左折し東条へ向かう 182に入ると周辺の景観が広がり車も少なくなりまた違った感じのドライブを楽しめる 県境が丁度100Km地点になる 今日も距離を確認する 東条に入り今度は314に乗る
314は東条の市街地をバイパスした道路が出来走り易くなった 市街地を過ぎるとアップダウンが多く山が近い 182とまた一味違う 道路は整備されており走り易い 左手に形の良い飯山が見え 小奴可に出ると正面に猫山が見えてくる 備後落合の交差点に県民の森への案内標識が出ている 183と一時合流するがまた別れ314を走る 要所要所に県民の森への案内標識が出ている 標識に従い314から別れ県民の森 六の原の駐車場に 今日は車は少ない