立烏帽子山〜比婆山〜烏帽子山縦走



立烏帽子山 1299m 比婆山 1256m 烏帽子山 1225m
難易度 ☆☆    登り89分 縦走81分 下り56分  広島県
倉敷からの距離    140Km        登頂日 2010/09/06    ガイドブック  写真 動画

六ノ原10:28−10:36分岐−10:52展望園地10:53−10:58合流−11:39立烏帽子駐車場−11:58立烏帽子山−12:08鞍部−12:16池の段12:38−12:58越原越−13:19分岐−13:20門栂−13:22比婆山−13:33コル−13:41烏帽子山13:45−14:13出雲峠−14:17お花畑14:31−14:55六ノ原

登山 
 今日は出雲峠のお花畑を狙い 立烏帽子山(たてえぼしやま1299m)から池の段、比婆山(ひばやま1264m)、烏帽子山(えぼしやま1225m)を経由して出雲峠を訪ねる マツムシソウが出迎えてくれるだろうか?
  管理棟の左手のルートを行く ハナタデ ゲンノショウコ キンミズヒキ イヌトウバナが顔を見せるが花は少ない カタバミがまだ咲いていた 立烏帽子駐車場3Kmの案内に従い左に曲がる

 幅広のルートを行く ノブキが特徴のある実を見せる ひっつき虫のひとつと紹介されている 少し登ると展望園地を示す標識があり 標識に従い右に曲がり登って行く 樹林の中のルート 太陽の陽射しはなくうす暗い 丸太の階段のルートに出ると展望園地は近い 樹林から抜け 視界が開け、展望園地に出る

 園地から毛無山から伊良谷山を経て牛曳山に連なる縦走路を正面に一望出来る これから登る立烏帽子山や比婆山は見えない 展望をカメラに収め立烏帽子駐車場に向かう

 少し下り気味にルートを行き 分岐から立烏帽子駐車場に向かう 展望園地からのルートは砂利道であったが分岐から道幅が狭くなり土の道となる なだらかな登りのルートで足は軽く 土の感触を楽しむ 分岐から20分ほど歩くと大きなブナ樹林が現れ楽しませてくれる 花は少なく オトギリソウ キンミズヒキ ヤマジノホトトギス ツルリンドウを見つけた程度 ブナ樹林のところに来ると ユキザサの実に出会った事を思い出し注意したが見つける事は出来なかった 花に出会うことなく立烏帽子駐車場に出る

 駐車場に出る直前にミヤマタニソバ イヌトウバナ ゲンノショウコが顔を見せる 駐車場の広場にはピンク色のゲンノショウコがあちらこちらに見られる 特徴のあるヘラオオバコも顔を見せてくれた 駐車場には車が2台 駐車場脇から立烏帽子山に向かう

 ルートを登って行く 少し登ったところに分岐があり分岐から山頂まで0.5Kmと記載されている アキチョウジ キンミズヒキ キバナアキギリ オトギリソウ コバノフユイチゴの実を見つける アキチョウジはピークを終えたのか花がかなり散っていた そして立烏帽子山山頂に出る

 山頂には山頂標識があるが 標識のある所からは眺望は得られない 山頂から少し先へ進むと竜王山 福田頭 池の段が見えてくる 日当たりの良いルートで花に期待しながらルートを降りて行く ママコナ シコクフウロウ ワレモコウ ツルリンドウが顔を見せる タンナトリカブトが咲いていた記憶があったが それらしいものは見つけられなかった ホツツジが多い 紅葉にはまだ早いが花をあちらこちらで咲かせていた コルではシコクフウロが固まって咲いていた また マツムシソウがひと固まり咲いていた この様子では出雲峠のマツムシソウは楽しめそうだ

 池の段へのルートを登って行く 草原のルートで花も多い イワショウブが咲いていないか注意しながら登って行く アキノキリンソウ ノアザミ ツルニンジン シラヤマギクなどを見つけながら登って行くと イワショウブが咲いているのを見つける 風が吹き花がゆらゆら揺れている そうでなくてもピンと合わせが難しい花 何枚もカメラに収める なんとかイワショウブとわかる写真が撮れていた そして池の段に出る

 誰もいない ここで誰もいないのは珍しい 山頂広場を福田頭の方向に散策しながら花を探す マツムシソウ タムラソウ ワレモコウ キュウシュウコゴメグサ イタドリ アキノキリンソウ マルバハギ ホツツジなどを見つける 結構花が多く楽しみな場所 花を楽しみながら昼食をとる 昼食をとっている間にご夫婦連れが登って来られる コル付近にも数名人が見られた

 そうそう 池の段は360度の展望が得られる 吾妻山やその先の猿政山を見る事が出来る しかし 空はどんよりして雲行きが怪しい 雨が降らねばいいのだが

 食事を終え下山する 池の段から比婆山方面に降りるルート脇にもイワショウブが咲いているのを見つける こちらも結構沢山咲いている 風が少なく写真撮影を楽しむ事が出来た ルートはすぐ樹林帯に入り 花は少なくなる

 しばらくは下り 心配していた空模様は太陽の陽射しが射しこみ一安心 アキチョウジ オオカニコウモリを見つけながら越原越に出る 越原越は分岐になっており 六の原の駐車場ににも降りる事が出来る 分岐を比婆山御陵に向けて登って行く ブナ樹林の中のルートを行く ルート標識に距離が記載されており大体の道のりを把握出来る ここも花はほとんど見られない 門栂 ならびに比婆御陵のところに新しく説明板が設置されていた 平成22年3月と記載されていた 庄原市天然記念物として比婆山のイチイ群についての説明があった 比婆御陵には比婆山伝説地として紹介されていた

 説明板の写真を撮り烏帽子山に向かう ブナ樹林の中 緩やかな下りを楽しむ ユキザサの実を見つける まだ色はついていない キンミズヒキ オオカニコウモリを見つけるが花は少ない 10分程下ると分岐地点に出 ここから吾妻山方面にも行く事が出来る 分岐を烏帽子山に向かう 緩やかな登りである 少し行くとまた分岐があるがどちらを登っても一緒のところに出る 私は左側のルートを行く こちらのルートだと吾妻山を展望出来る

 分岐を左にとり数分登ると草原に出て吾妻山が見えてくる アキノキリンソウ ツリガネニンジン シコクフウロなどが顔を見せてくれる そして烏帽子山山頂広場に出る ここもどなたもいない 烏帽子岩の方面で人声が聞こえてきたが 烏帽子岩に出てもすでに下山されたのかお会い出来なかった 烏帽子岩に登ると吾妻山 猿政山などが見え その先に三瓶山の姿も確認出来た 今日は遠望がきく

 烏帽子岩からの展望を楽しみ下山する 下山ルートの正面に毛無山が見え その先に大山も確認出来た 空は雲があるが結構遠望がきく ここからは下り 足元に注意しながら下りのテンポを楽しむ 花を見つけるとつい足が先に行ってしまい 足を戻して写真に収める ツルリンドウ ツリガネニンジン ウツボグサ アキノキリンソウ アキチョウジ ガンクビソウなどに出会う アキチョウジの白い花を見つけたシロバナアキチョウジと紹介されている ルートを降りて行くと渓流がちょろちょろ流れているところがありその周辺にミゾソバ キバナアキギリ ミヤマタニソバ ヤマアジサイ ヒカゲミツバ ユキザサの実が顔を見せてくれた ブナ樹林から桧の樹林となり出雲峠に出る

 お花畑がどうか気になる ルート脇にクロバナヒキオコシ ゲンノショウコ キンミズヒキなどが咲いているのをちらっと見て お花畑に向かう 咲いていました マツムシソウがお花畑一面を飾っていました ここは太陽の陽射しを受けると鮮やかな色になるだろうなと 最初に出会った時を思い出す お花畑にはなんとなくルートがついており花を踏まないよう広場の中に入り 花を楽しむ マツムシソウの他にワレモコウ ノアザミ ツリガネニンジンが顔を見せる 足元を注意してみると ネジバナ ネコハギを見つけた ウメバチソウはどうかと探したが見つからなかった 花の中で写真を撮って下山する 下山しようとしたら、なんとすぐそばにウメバチソウが一輪真っ白な花を咲かせ 蕾が幾つもつけていた 次の出番を待っている

 ウメバチソウまで出会う事が出来 ルンルン気分で下山する 駐車場では3台ほど車が増えていた


アプローチ
 コウロギの鳴き声が聞こえるようになり朝方は幾らか涼しく感じられるようになってきた すっきりとした青空の下、高梁川沿いを走る 朝の渋滞時間と重なりやっとの事で川辺橋 総社大橋を抜ける 豪渓泰橋の温度25℃を確認し180号に乗る これで順調に走れるかと思ったら、高梁市街入口でも何回か信号待ちを余儀なくされる 信号が青の時間が短く通常は2車線で流れるのが工事の為1車線になっている この状況は工事が終了するまで解消されそうもない

 高梁市を抜けると流れは順調 井倉27℃ 新見30℃と気温はどんどん上昇してくる 新見のインターチェンジを過ぎたところで180と別れ 182へ左折する 新見トンネルを抜け東条に向かう 沿道の温度表示は29℃と少し下がる 雲が出てくるようになった 広島県との県境が丁度100Km地点 ここを過ぎるとあと40Km程度だ

 東条で314に乗り北上する 314に乗ってすぐにある東条トンネルは高橋尚子がマラソンで優勝したオリンピック放送の実況でゴールの瞬間を聞いた場所 ここを走ると思いだす 調べてみると2000/9/24でその時も比婆山縦走をしている 10年にもなるのだ 空は雲が増え青空が少なくなる 備後落合の交差点から県民の森への案内標識が出ている 短いトンネルを二つ抜け比婆温泉のところを標識に従い左折314と別れ県民の森へ向かい 六の原の駐車場に 今日はどうした事か車がたった一台