立烏帽子山〜比婆山〜烏帽子山縦走



立烏帽子山 1299m 比婆山 1256m 烏帽子山 1225m
難易度 ☆☆    登り87分 縦走74分 下り55分 その他36分  広島県
倉敷からの距離    140Km        登頂日 2011/08/29    ガイドブック  写真 山の音 動画

六ノ原9:42−9:50分岐−10:07展望園地10:08−10:13合流−10:54立烏帽子駐車場−11:10立烏帽子山−11:20鞍部−11:27池の段=11:40散策=12:02昼食12:07=12:08池の段−12:22越原越−分岐−門栂−12:46比婆山−12:57コル−13:05烏帽子山13:10−13:33出雲峠−13:38お花畑13:42−14:05六ノ原

登山 
 今日は立烏帽子山(たてえぼしやま1299m)から池の段、比婆山(ひばやま1264m)、烏帽子山(えぼしやま1225m)を経由して出雲峠を訪ねる イワショウブやマツムシソウに出会えるだろうか?
  登山支度をして出発する ミンミンゼミやツクツクボウシの鳴き声が聞こえてくる 管理棟左手にある第一キャンプ場の標識を見て広いルートに入って行く ゲンノショウコ キンミズヒキ イヌトウバナが顔を見せるが花は少ない 立烏帽子駐車場3Kmの案内に従い左に曲がる

 幅広のルートを行く ノブキが特徴のある実を見せる 少し登ると展望園地を示す標識があり 標識に従い右に曲がり登って行く 樹林の中のルート 太陽の陽射しはなくうす暗い 丸太の階段のルートに出ると展望園地は近い 樹林から抜け 視界が開ける アカエゾゼミの鳴き声に混ざって秋の虫の音が聞こえてくる ヤマジノホトトギス ヒヨドリバナ タムラソウ ゲンノショウコ ワレモコウの出迎えを受け展望園地に出る 園地から牛曳山−伊良谷山−毛無山に連なる縦走路を正面に一望出来る

 少し下り気味にルートを行き 分岐から立烏帽子駐車場に向かう 展望園地からのルートは砂利道であったが分岐からは道幅が狭くなり土の道となる なだらかな登りのルートで足は軽い ぐいぐいとアキレスを伸ばしスピードをあげる 花は少なく時折ヤマジノホトトギス キンミズヒキが顔を見せる ツルリンドウにも出会った筈と注意して見ていると大きなブナ樹林に出る少し手前で見つける その後もあちらこちらで見つける事が出来た ブナ樹林の周辺ではユキザサが実をつけていた まだ赤くなっていない 今度はアケボノシュスランを探す この辺りと思っていた場所で見つけられずまだなのかと思っていたら 思いがけない場所で見つける まだ花芽が出たばかりだ そして立烏帽子駐車場に出る

 駐車場に出る直前にミヤマタニソバ イヌトウバナ ゲンノショウコが顔を見せる サラシナショウマはまだ咲いていなかったが花芽を見つけた 駐車場の広場にはピンク色のゲンノショウコがあちらこちらに見られる 駐車場では数名の方が登山支度をされており 挨拶を交わす 駐車場脇から立烏帽子山に向かう

 ルートを登って行く 少し登ったところに分岐があり分岐から山頂まで0.5Kmと記載されている 歩数を数えながら登る 分岐を過ぎて数分アケボノシュスランを見つける その他にもアキチョウジ キンミズヒキ キバナアキギリ オトギリソウ コバノフユイチゴの実などを見つける ホツツジを見ながら立烏帽子山山頂に出る 歩数は1180歩 500mの距離が正確だと歩幅は40cm少々と計算される

 山頂標識を見て池の段に向かう ここは花が多く期待されるルート 早速コオニユリが顔を見せる ツリガネニンジン ホツツジ ママコナ シラヤマギク ワレモコウ シコクフウロ イワショウブなどを見つける ホツツジが多く紅葉の時期はきれいだ ここでイワショウブに出会えるとは思っていなかった コルにはいつものようにシコクフウロの群落が花を咲かせていた

 コルから池の段へ登って行く ここも花が多い イワショウブを探しながら登ってゆく マツムシソウが咲いているのを見つける イワショウブも顔を見せてくれた カメラに収め池の段に出る 池の段にはコオニユリが出迎えてくれた

 山頂広場を福田頭の方向に散策しながら花を探す マツムシソウ タムラソウ ホツツジ ワレモコウ マルバハギ ツリガネニンジン キュウシュウコゴメグサ ウメバチソウなどを見つける ウメバチソウはまだ早いと思っていたが出会えて嬉しい 反面、ユウスゲに出会えないかと期待していたがすでに花は終わっていた

 そこで女性お二人が昼食休憩されていた ユウスゲが終わってしまったと花の話をしていると ここを5分程行くと湿原がある お二人が降りてゆかれたと伺い お礼を言って湿原を目指す 草原に出来ているルートを追いながら緩やかな下りを降りて行く 前方左手に人影が見える あちらなのかなと思いながらルートを追って行く ルートの前面に大きな岩が現れ 先程見た人達がいる場所と方角が異なる感じがする 降りてきた時間から見ると違う方向に降りてしまったかも知れないとルートを戻る 教えて戴いたお二人はまだ休んでおられ場所がわからなかったと話す どのような花が咲いているか伺うとシラヒゲソウ アケボノソウ イワショウブなどとの事 機会があったら訪ねてみよう

 池の段で360度の景観を楽しみながら昼食をとり 次の目的地出雲峠を目指す

 池の段から比婆山に向けての下山ルートにもイワショウブが顔を見せてくれる いつもの場所で咲いているのを見てルートを降り 樹林帯のルートを行く 樹林帯のルートは花は少ない オオカニコウモリが花を咲かせているのを見て下りのテンポを楽しみ越原越(おっぱらごえ)に出る 越原越からは緩やかではあるが登りとなる ブナ樹林のルートを行く 比婆御陵までくると今度は下り ツルニンジンが花を咲かせているのを見つけたが 花は少ない この辺りでもアケボノシュスランに出会った記憶があるのだが 今日は見つけられなかった

 コルから烏帽子山へ向かう コルの標識に0.4Kmと記載がある また、少し行ったところに分岐がある 分岐はどちらを行っても同じところに出る 私はいつも左のルートを行く すぐに樹林帯のルートを抜け 草原が広がる 草原の先に吾妻山を見る事が出来る ツリガネニンジン シコクフウロ ワレモコウなどを見ながら 山頂広場に出る

 烏帽子岩に行き そこから吾妻山 猿政山 三瓶山などを展望する 話し声が聞こえお二人連れがこちらに来られたので写真を撮ってあげる 4名のグループであとからお二人も来られ4人揃った写真を撮ってあげる そしてお先にと声をかけ 出雲峠へ降りて行く

 烏帽子山からの下山ルートも結構花が楽しみ ツルリンドウ ツリガネニンジン ウツボグサ アキチョウジ ガンクビソウなどに出会う また渓流が流れているところではヤマアジサイ ヒカゲミツバが顔を見せてくれた ブナ樹林から桧の樹林となり出雲峠に出る

 出雲峠からすぐ コバギボウシの群生地がある まだ花を楽しむ事が出来た 避難小屋やトイレを過ぎ お花畑へ急ぐ マツムシソウが草原一面を覆っていた まだこれから 花芽も沢山出ていた ウメバチソウはどうかと思ったがこれからのようで見つける事は出来なかった マツムシソウを楽しみ お花畑を少し降りたところでツルボが顔を見せていた あとは 特筆する事なく 六の原に降りる


アプローチ
 久々に高気圧に覆われ全国的に晴れとの予報 但し午後からはところによりにわか雨 降水確率も数字が大きくなっている 久々に青空を見ながら倉敷を出発 高梁川沿いを走る 早めに出たので渋滞にかかる事なく川辺橋・総社大橋を抜ける 豪渓泰橋の温度24℃を見て180号に乗り北上する 高梁市辺りでガスが出てくるが新見辺りでまた青空が顔を出す 井倉24℃ 新見25℃ 陽射しを受けていた場所では27℃という表示も見られた

 新見のインターチェンジを過ぎてから三差路を左へ182へ入り東条に向かう 新見を過ぎると車は少なくなる 新見東条間は田園風景を楽しみながら車を走らす 東条から314に乗る 314に入ると山間部のルートとなり趣が随分と異なる 道路が整備されており走りやすい 小奴可に来ると前方に猫山が見えてくる 猫山を車窓から見送り314を行くと備後落合の交差点へ ここから県民の森への標識が要所要所にある トンネルを二つ抜け比婆温泉のところを左折し314と別れ 県民の森へ向かい 六の原の広い駐車場に駐車 今日はそこそこ駐車している