六ノ原10:46−11:18展望園地11:19−11:24合流−12:14立烏帽子駐車場−12:37立烏帽子山−12:51鞍部−13:00池の段=13:13湿原13:22=13:31休憩13:47=13:51池の段13:56−14:13越原越−14:27_1.7Km−14:45合流−14:53六ノ原
今日は立烏帽子山(たてえぼしやま1299m)から池の段(いけのだん1280m)を訪ね湿原に足を伸ばす予定
登山支度をして出発する もうエゾハルゼミの鳴き声は聞こえない エゾゼミだろうかモノトーンのジーーーーという鳴き声が聞こえる 割と静かだ 暑さで鳴く方がバテテいるのだろうか 管理センターの裏手からルートを行く クルマバナ ダイコンソウ ゲンノショウコ カタバミ ウマノミツバがぽつぽつと顔を見せる 展望園地1km 立烏帽子駐車場3kmの標識を見て 左に折れる 曲がったすぐのところにノブキが花を咲かせていた幅広のルートを行く 木々に囲まれたルートで心地よい 太陽の陽が射し込み明るい イヌトウバナ ガンクビソウが顔を見せる ガンクビソウはあちこちで見る花だが今年は初めて 季節は巡るというが 異常に暑い日が続くと季節を間違えたりしないだろうか 展望園地を示す標識に従って右に折れ 園地へ向かう 陽射しの得られないルートには花はほとんど見られない 緩やかな登り 足を伸ばし登ってゆく
ヤマジノホトトギスが顔を見せる 展望園地は近い 秋の虫の音が聞こえてくる この辺りはササユリが群生していた場所だと園地に繋がるくさはらを見上げる もうササユリは見られない ヒヨドリバナだろう幾つか花が咲いていた ルート脇にはオトギリソウ イヌトウバナ ヒヨドリバナ ウツボグサ ハナニガナなどが咲いていた 園地に出て毛無山から伊良谷山・牛曳山に連なる山並みを展望する
展望園地を後にルートを行く 少し下り立烏帽子駐車場に向かうルートと合流する ここから道幅が狭まり土のルートになる 傾斜は緩く歩きやすい イヌトウバナ ヤマジノホトトギスがぽつぽつ顔を見せるが花は少ない ユキザサ コバノフユイチゴが実をつけていた いい香りがする 足元に白い小さな花が散っている なんだろうと見上げるとリョウブだ 周辺を見ると幾つかリョウブを認めた
今度はブナの樹林帯の中のルート 大きなブナの木はなかなか見事 鳥の鳴き声が聞こえる ドスが聞くというと言い過ぎだが小鳥のさえずりという感じとは少し違う ルート脇にはユキザサが幾つも実をつけている まだ緑色をしているが赤くなるときれいだ お! これは何だろう? ノヤマトンボかな? 肉眼では判別がつかない 何枚かカメラに収めるもカメラも上手くピントを合わせる事が出来なく 残念 ピントの甘い写真からノヤマトンボかと判断したが怪しい 折角見つけたのに残念だ
コバノフユイチゴが多い 実をつけたもの花を咲かせているものもある ブナ樹林帯のルートを過ぎると立烏帽子駐車場は近い 花も顔を見せるのだが このシーズンは少なくキツネノボタンを見つけたにとどまった 駐車場に出る直前にはサラシナショウマなど花が期待される サラシナショウマはまだ花芽の状態 ウドが特徴のある花を咲かせていた
立烏帽子駐車場に出る 駐車場には車はいない と言う事は 余り花に期待が出来ないのかも知れない 残念だが致し方ない 駐車場に咲いているピンク色のゲンノショウコを見て 立烏帽子山へ登って行く
山頂まで500mの標識に従って分岐を登る 確か歩数にして1000歩程度だったように記憶している ジグザグにルートを登る コバノフユイチゴが幾つも実をつけている キンミズヒキ オトギリソウ ハナニガナが顔を見せるが花は少ない いつもの場所にオオナルコユリが大きな実をつけている 覗き込んでカメラに収める これもピントが甘い
山頂に出る 標高1299mと書いた山頂標識があるが展望は得られない ここから池の段へ縦走するルートは草原のルートで花が期待される ノアザミ ホツツジ ウツボグサ シコクフウロ オオバギボウシ ママコナ ツリガネニンジン カワラナデシコなどが次から次と顔を見せる 前方には池の段が見渡せ 展望も楽しめる
コルにはシコクフウロが群生している また 比婆道後帝釈国定公園 広島県と書いてあると思われる朽ちた標識があり その裏手にカワラナデシコが群生していた 朽ちた標識はそれなりに趣があり 環境にマッチしている カワラナデシコが群生している事を書こうとして 改めて何と書いてある標識か見直した次第
コルから池の段に向かう 黄色い花が目立つ 近づいてみるとコウゾリナだ ワレモコウが特徴のある花をつけ 赤トンボがちょこんと止まっている 休むのにいい場所なのかもしれない 幾つかそうして止まっているのを見つける カメラを近づけても動かない いいモデルだ ノギラン オオバギボウシ シラヤマギク マルバハギなどが咲いている オオバギボウシ シラヤマギクは草原から頭を出し 我ここにありとばかり自己主張している そして 池の段に出る
池の段にはどなたもいない 時間は13時で昼を少し過ぎている 立烏帽子山から縦走している段階でお二人の方が比婆山の方に下山され もうお一方とはコルから登る段階ですれ違った 誰もいなかった訳ではないが 広々とした池の段に出て どなたもおられないというのは少し変な感じがする
すぐに湿原に向かう これまでに出会った花に加えて マツムシソウに出会う そして更に草原を行くとユウスゲの群生地 群生地と言っても わずかな空間に10本程だが それでもなかなか目にする事の出来ない花で嬉しい 時間帯から花の咲いた状況は見られなかったが 夕方に花を咲かせ そして終える そんなところがなんとも言えない ユウスゲにはまた合おうと湿原へ急ぐ
草原の中のルート 草が茂りルートが見えないところもあるがルートは続いているので追って行く 途中で左に折れるルートに入って 斜面を降りてゆく イブキトラノオ シコクフウロに時折出会うが花は少ない 葉が赤くなったホツツジを見て少し降りると ブッシュになる 数メートルだがブッシュを掻き分け湿原に出る ブッシュを掻き分けている時 リョウブに出会う
湿原に出る これと言った花は見当たらない リュックを下ろし 周辺を歩きながら花を探す モウセンゴケの小さい白い花 前回撮影に失敗したもの 今回も何枚か撮るが1枚だけなんとか撮れた アカバナ チダケサシ イワショウブなど数は少ないが見つけることが出来た シュロソウとバイケイソウが実をつけていた こうして見ると花の形も実も良く似ている どちらもユリ科シュロソウ属と同じ仲間ということがわかった シモツケソウもピンクの花を咲かせていたがピークを過ぎているようだ アケボノソウやシラヒゲソウはこれからのようだ
湿原を後にユウスゲの群生している所に戻り 昼食をとる 池の段同様360度の展望を楽しめる 食事を終え 下山にかかる 池の段に出たところでお一人の方が腹ばいになってカメラを覗き込んでいる こんにちはと声をかける それまで 私の事に気づかずにおられたようで 良いところでお会いできた 新聞の取材で来たが協力して頂けないかとの事 カメラを覗いていたのは自分を被写体にして登ってくるところを撮ろうかと思っていた ということだった 登ってくる様子を撮らしてほしいとの事で要望に対応する
要望に対応した後 下山する 下山は越原越を経由して 六の原へ 下山途中は登りに出会った花で特記する事は無い 六の原の管理センター駐車場周辺にナナカマドが実をつけているのを確認 そのまま帰ろうとすると その隣の木に美しい実をつけている その隣も実をつけている 美しい実はウワミズザクラでその隣はサルナシとナツツバキの実とわかった ウワミズザクラはあれこれ探したが判らず 管理センターに問い合わせてみようと調べたところ ブログで園地を紹介しているのを見つけ 記事をくって やっと判明したもの わかると嬉しい
青空の下 倉敷を出発する いつもより遅れて出発 川辺橋の渋滞が心配だったが流れは割りと順調 川辺橋 総社大橋を抜ける 豪渓泰橋の温度27℃を確認し180号に合流 高梁川に沿って北上する 高梁 井倉 新見と抜けて行く 井倉29℃ 新見32℃と上昇してくる 新見のインターチェンジを過ぎ少し走ったところで180と別れ 182へ左折する 新見トンネルを抜け 中国自動車道と並ぶようにして182を走り東条へ 東条で314に乗り北上する 小奴可に来ると前方に猫山が見えてくる 備後落合で183と合流し1kmほど走り また別れて314を走る トンネルを二つ抜け 比婆温泉のところで左折し県民の森を目指す 次の三叉路を右折すればあとは整備された道を走り 六の原の駐車場に 今日は駐車している車は少ない