六ノ原10:50−11:18展望園地11:19−11:22合流−12:07立烏帽子駐車場12:09−12:26立烏帽子山12:31−12:41鞍部−12:47池の段12:57−13:12越原越−13:27_1.7Km−13:47合流−14:56六ノ原
今日は立烏帽子山(たてえぼしやま1299m)から池の段(いけのだん1280m)を訪ねる
登山支度をして出発する これまで、紅葉の時期に立烏帽子山や池の段方面に訪ねていなかったので 今年はそのコースを狙う 管理棟の左手からキャンプ場に向かう舗装道路を行く 花はすっかり冬支度 何も見つけられず分岐に出る 分岐を左に折れ 砂利道の幅広いルートを登って行くルートは樹林の中 紅葉した木々の中を行く ブナが多く黄色が主体だ 太陽の陽は射しているものの薄雲が出て空の青さが隠されてしまった 青空が背景だともっといいだろうなと思いながらルートを行く 少し登ると展望園地への分岐がある 今日は展望園地経由とする
緩やかな登りのルート ツルアリドウシの赤い実を見つけたが それ以外花や実らしいものは見られない 足を伸ばしウオーキングを楽しむ 太陽の陽射しは翳っている時間の方が長くなってしまった 前方にススキが見えてきて展望園地が近づく 樹林から抜け 景観が広がる アキノキリンソウ ノコンギクを見て 展望園地に出る 園地から毛無山 伊良谷山 牛曳山と六の原を取り巻く山並みを展望出来る 日が翳っていた事もあり、紅葉で輝く山肌 という景観は伺えなかった
展望を一望してルートを行く 少し下り 合流点から立烏帽子駐車場へ向かう 合流点付近に出たところで太陽が顔を出し 周辺が急に明るくなる 美しく紅葉したカエデを楽しむ事が出来た 合流点からルートを行く ほぼ平坦なルート ぐいぐいと足を伸ばし、テンポを上げる 太陽が顔を出すと、木々が輝く それをカメラに収める 今年は紅葉がいい 寒暖差が大きく、且つ、日照時間が長いかららしい ブナの黄色くなり始めた色合いは好きだ 時々カエデがアクセントをつけてくれる
ブナの大きな樹のあるところに出る 若い樹と違い葉はすでに枯れ落ちていた 寒暖差が厳しかったのだろうか この辺りはユキザサが多く見られるスポット 周辺を見回しながらルートを行く 落ち葉の隙間から赤い実が顔を覗かせる 良く見るとあそこにもこちらにもと見つける事が出来た 訪ねた時期が遅いからだろう、赤い実は随分縮こまりいつものプチプチしたものでは無かった
樹間に立烏帽子山が見えてきて 立烏帽子駐車場に出る 駐車場手前にサラシナショウマが見られるのだが流石この時期にはそれらしいものは見つけられなかった 駐車場に入ったところでウスバアザミの出迎えを受けた 駐車場は随分と賑わっていた 駐車スペース以外にも停めている車も見られた ここまで車で来ると 池の段まで割りと楽に訪ねる事が出来る
大きな案内板があり その裏から立烏帽子山への登山ルートがついている 池の段へは立烏帽子山を経由しても行けるし 経由せず直接行けるルートもある 多くの方は直接ルートを行かれている ルートを登って行く 樹林の中のルート アキノキリンソウ ツルリンドウの実 ヒヨドリバナ コバノフユイチゴの実などを見つけながら登って行く 途中何人もの方とすれ違う そして立烏帽子山山頂に出る
山頂には標識があるだけで展望は得られない どなたもおられない事を幸いに山頂標識のところで記念写真を撮る 撮っている間に人声が聞こえてくる 狭い山頂なので、急いで片づけ山頂を後にし池の段へ向かう
立烏帽子山山頂を少し池の段に向けて進むと 展望が開け 池の段 竜王山を伺う事が出来る 池の段山頂には数名の方がおられ 尾根を歩かれている人を幾人も確認出来る ここから、草原のルートとなり花が楽しめるのだがこの時期はもう見られない ここでも何人もの方とすれ違う 子供連れで来られた家族も何組か見られた
コルに出て そこから池の段へ登る コルには駐車場からも直接来る事が出来る コルには5,6のグループが思い思いの場所に固まって昼食休憩をされていた 休憩をとられるなら山頂の方が眺望も得られるのに と思いながら 山頂を目指す
コルから池の段山頂へのルートは いつもなら花と戯れるようにしてカメラに収めたり 花を見つけて寄り道したりして登るのだが 今日は花はなく 淡々と登り数分で山頂に 山頂には数名休んでおられる方はおられたが 風がありじっとしていると寒い 空は雲が多く 立烏帽子駐車場以降太陽の陽射しを得られていない ウインドウブレーカなどの防寒着や手袋をしておられる方も見られた なるほど コルでの休憩は寒さ対策だったのだ
この状態では湿原を訪ねても何も見られないだろうから 池の段山頂付近を散策 福田頭が見える場所まで行き そこから戻った つぼみのままのリンドウとアキグミの実を見つけた 人がいたのでルートをバイパスしたところ、アキグミに出会う事が出来た 嬉しい偶然だ
じっとしていると寒いのですぐに下山する 池の段山頂に戻り 吾妻山や比婆山を一望して下山する 下山は越原越を経由して六の原へ向かう 途中 オオカニコウモリ キバナアキギリを見て1.7km地点に出る そこまでは樹林の中のルートだが1.7km地点から自動車が走れる程の道幅となり、花が期待される ノコンギク ホタルブクロ ウスバアザミ ノブキの実と出会う この時期にホタルブクロと出会うとは思わなかった
六の原に近づくと太陽が顔を出し 陽射しが得られるようになった 色どり鮮やかな木々が出迎えてくれた 真っ赤に紅葉した大きなカエデの木 紅葉した葉と赤い実をつけたナナカマドは見事だった 駐車場は更に車が増えていた
青空の下倉敷を出発 高梁川に沿って車を走らす 家を出て10分もしない内にこの景観を楽しめる幸せを感じる 久々に東京に行き 昔を懐古した為だろうか いつもと感じが違う 休日でもあり車の流れは順調 川辺橋 総社大橋を抜け 豪渓泰橋から180号に乗る 橋の手前の温度表示は8℃ 180号からも高梁川を時々伺う事が出来る 高梁 井倉 新見と北上して行く 井倉も新見も10℃ 新見インターチェンジを過ぎてから三叉路で180と別れ182へ左折し東条へ向かう 中国自動車道が走っており時折立体交差をする 車窓の景観を楽しみながら182を走り 東条で314に乗る 秋祭りが行われているようで主要道以外の侵入は制限されていた 大きな支障はなく314に乗り北上する 見慣れた景観ではあるがいい 飯盛山や猫山と山容を楽しむ事が出来る "分水嶺 標高638m"の標識を過ぎ 備後落合で183と合流するもすぐ別れ 引き続き314を北上する トンネルを二つ抜け 比婆温泉で左折し県民の森に向かう 牛曳山登山口には数台車があり、六の原からの登山者と何人もとすれ違った 白樺林を訪ねるのだろう 六の原駐車場はびっしり でも空地があり 手前の空地に停める 私の後からも次から次と車がやってきた 温度は備後落合13℃ 六の原11℃ 太陽は出ていたが幾分肌寒い