六ノ原7:54−8:26展望園地8:27−8:33合流−9:26立烏帽子駐車場−9:49立烏帽子山−10:06鞍部−10:14池の段=10:37湿原10:58=11:26池の段11:27−11:43越原越−12:00_1.7Km−12:17合流−12:27六ノ原
今日は立烏帽子山(たてえぼしやま1299m)から池の段(いけのだん1280m)を訪ねる
六の原は結構な人 山の日という事もあってイベントが計画されているようだ 車で走っている時にも牛曳山を登られると思われる登山者に数名出会う程 登山支度をして出発する 管理棟の裏手の位置からルートに入って行く 暫くは道路が舗装されている ルート脇の花を見つけながら進む イヌトウバナ ゲンノショウコ ミズタビラコ ダイコンソウ ノブキ キンミズヒキなどに出会う ミズタビラコは小さな花だが薄水色の花弁が可愛らしい
分岐があり直進第一キャンプ場と書いた標識があるが キャンプ場の下に展望園地1000m 立烏帽子駐車場3000 と記載がある 立烏帽子方面へ向けて、左に折れる ここからは砂利道となるがルートには十分車が走れる道幅がある
ブナ樹林が多い セミの鳴き声も聞こえる 陽射しがまだ弱いのか セミの鳴き声はおだやかに聞こえる ヤマアジサイが装飾花を残し実をつけている ノブキが多く 花を咲かせている ガンクビソウ ウマノミツバを見つける ウマノミツバは花を咲かせているのか実をつけているのか肉眼であやしかったが 写真を見て 実だとわかった
展望園地への標識がある 標識に従ってルートに入り 展望園地を目指す 樹林帯の中、ジグザグにルートをとり登って行く 傾斜はゆったりとってあるので周辺を楽しみながら登る この時期はヤマジノホトトギスが多い あそこに こちらにと見つける事が出来る 丸太の階段のルートになると園地は近い 樹林帯から抜けると 真っ青な空が顔を見せてくれる ルート脇の笹が刈られ整備されているが ノアザミ ヒヨドリバナ オトギリソウを見つけ 展望園地に出る
園地から東側の尾根を一望出来る 毛無山 伊良谷山 牛曳山 そして 少し離れた位置に三国山を展望できる 山並みを一望しルートを行く 園地から少し下って 立烏帽子駐車場へのルートと合流する 合流地点までにヒヨドリバナ ヤマジノホトトギス コバノフユイチゴの実を見つける
合流地点までは自動車が通れる程の道幅で砂利道 合流地点からは道幅が狭くなり土の道となる しばらくはほぼ平ら 土の感触は良く 歩くのも負荷が少ない ここに来ると自然に足が伸びる 花は少ない それでも何か見つけられないかと下を向いたり 横や上を向いて歩く 目立つ花であれば見つけられるだろうが小さい花は見落とす可能性が高い ヒヨドリバナ ナナカマドの実を見つける あれ?何だろうと近づいて見ると どうやら アケボノシュスランだ 花芽を覗かせていた アケボノシュスランはこの山では見つける機会が多いので留意はしていたものの これまでに見つけた場所とは違っており ここにも顔を出すのかと 新しい発見
大きなブナ樹林帯のところに出る 大きなブナの樹はそれだけでも迫力がある その先に落雷でも受けたのか白骨樹 周辺は緑に覆われているのに 1本だけ緑が無いと言うのは異様だ また この辺りはユキザサが多く シーズンには赤い実を楽しめるのだが 今は緑色の実をつけたところ 幾つか見つける 木漏れ日がスポットライトのようにあたっているものもある コアジサイが実をつけていた
ブナの樹林帯を抜けルートを行く この辺りでアケボノシュスランに出会ったと思うがと注意しながらルートを行くが それらしいものを見つける事は出来なかった オオカニコウモリが花芽をつけているのを見つけた程度で 立烏帽子駐車場が見えるところに出る
立烏帽子駐車場入り口付近にはサラシナショウマが幾つも顔を見せてくれる場所 今日も期待しながらそこに出る 幾つか顔を見せているが、まだ花芽だ その隣にはウドが特徴のある花を咲かせていたチェーンを跨いで駐車場に入って行く その時車が2台入ってきた ここにも多くの車が駐車していると思ったが以外と少なかった 駐車場に顔を見せる赤色のゲンノショウコを見て 立烏帽子山へのルートを登って行く 立烏帽子駐車場の標高は約1200m、立烏帽子山山頂1299mで標高差100m程 ジグザグにつけられたルートを登って行く リョウブ オトギリソウ アキチョウジ キバナアキギリ ヒヨドリバナ ニガナなどの花や コバノフユイチゴ ユキザサ オオナルコユリ ヤマアジサイなどの実を見つけながら登って行く そして山頂に出る
山頂には標高を書いた山頂標識があるだけで眺望は得られない すぐに山頂をあとにして池の段へ向かう 池の段へ向かうルートは眺望が良く 花も多い どんな花に出会えるか楽しみながらルートを行く 早速ツリガネニンジン この時期にはツリガネニンジンが多い あちらこちらに顔を見せる ワレモコウ ノアザミ ホツツジ カワラナデシコ イブキトラノオ ママコナ シラヤマギク シコクフウロ ノダケ イタドリなどが顔を見せる どの花も太陽光線をたっぷり受け輝いている タムラソウ ノギランは花芽 ミヤマガマズミと思われる赤い実も見つける事が出来た 赤トンボが沢山飛んでいる こんなにいて良くぶつからないものと感心する ワレモコウに止まっている赤トンボをマクロで撮る 逃げるかと思ったが写真に撮る事が出来た
コルに出る 立烏帽子駐車場から山を経由せずに直接コルに行けるルートがある 車で駐車場に来られた方が三脚をセットして写真を撮っておられた ウツボグサ ワレモコウ イブキトラノオ ノアザミ オオバギボウシ マルバハギなど咲いているのを見ながら登って行く イワショウブが咲いていないか、記憶を頼りに探すが残念ながら見つからなかった そして 池の段山頂に出る 眺望の良い場所だが楽しむのは後にして まずは湿原を目指す
山頂から南に向かうルートがありケルンが積んである その少し先を行くと三角点がある 湿原へはそこを抜けて更に進む ここまでにマツムシソウ キュウシュウコゴメグサ マルバハギ イタドリなどに出会う ユウスゲの花は見られず 実をつけたものを見つける事が出来た
そして湿原である この辺りで左に折れるルートがある筈だがはっきりしない 仕方がない この辺りだろうと見当をつけ降りて行く 草原ではあるがルートを阻む低木もある 難航しながらもそれらしい所を見つけ進む 最後はブッシュを超える必要がある ここらしいと思うところから入ったが違うようだ あきらめようかと思ったがなんとか湿原に入る事が出来た
湿原では早速イワショウブの出迎えがあり キセルアザミ シラヒゲソウ アカバナ チダケサシ タムラソウ シモツケソウ シュロソウ バイケイソウ マツムシソウと顔を見せてくれる 狭い湿原ではあるがイワショウブはイワショウブで幾つも固まって咲いている シラヒゲソウは滅多に見られない花 喜んでカメラに収める イワショウブやシモツケソウと一緒に記念写真を撮る そうだ モウセンゴケもいる筈 モウセンゴケの花は見つからなかったがそれらしいものをカメラに収める 撮った写真を見ると特徴のある触手が写っていた
花を楽しみながら昼食をとり 湿原を後にする ブッシュを抜ける時も難航したが なんとか抜ける事が出来た 池の段山頂に戻り 改めて360度の展望を楽しむ 猿政山 吾妻山 比婆御陵 烏帽子山 毛無山 伊良谷山 牛曳山 立烏帽子山 竜王山 福田頭 池の段とぐる−っと一回り 景観をカメラに収め下山する
下山は越原越を経由し 六の原に降りる 池の段を降りる斜面にイワショウブが咲く場所がある 少し脇道に入るのだが立ち寄る しかし 見つけられなかった まだなのかとルートに戻ったところに一輪イワショウブが花を咲かせていた あとは緩やかな下りのルートとんとんとテンポ良く降りて行く 途中 トチバニンジンの赤い実を見つける また 渓流を渡るところでオタカラコウと白花のシモツケソウを見つけた 六の原ではナナカマド ウスミズザクラ ナツツバキ ヤマボウシ クリの実を見る事が出来た ウスミズザクラは実を沢山つける時とそうでない時があるようだ 今年はあまり目立たなかった 駐車場は多くの車や人で賑わっていた 管理棟では山登りのイベントが行われたようで 受付のテーブルなど準備されていた
今日は山の日として国民の祝日となった 朝5:00起きで、近くのスーパーで朝食、昼食を購入し出発 倉敷の車載温度は24℃ 早朝であり心地よい 自動車道も主要道路は黄色の点滅信号で流れ易くなっている 側道からの進入に留意しながら車を走らす 県道24に入り 高梁川に向かう 伯備線の踏切の位置が少しずれ 線路と道路の交差点の位置が改善されていた いつ工事が行われたのか気づかなかった 高梁川に沿って走る 空が明るくなってきた 川辺橋を抜ける 新総社大橋が開通していた 調べると2016/6/25開通との事 こちらもしばらく走っていなかったようだ
豪渓泰橋入口温度20℃ 橋を渡り180号線へ左折し 高梁川に沿って北上する 井倉18℃ 新見17℃と温度表示を見ただけでも心地良い こうして見ると市街地倉敷の気温は結構高いのだと気づかされる ヒートアイランド化が倉敷と言えど進展しているようだ
新見を過ぎ 新見インターチェンジを過ぎて少し走ったところの三叉路で180と別れ 182へ向かう 新見トンネルを抜け 田園地帯を走って行く 東条で314に乗る 314は山が近くカーブも多いが 気持良く走れる 小奴可に来ると正面に猫山が見えてくる 備後落合で183と合流するが、すぐに別れ314を北上する トンネルを二つ抜け 比婆温泉で左折し県民の森へ向かう 六の原駐車場には7:50に到着 車載温度は18℃ 早く到着したので駐車場は空いているものと予想していたが予想に反し 結構多い ぐるっと回って駐車可能なスペースを見つけ そこに入れる 隣の車に人がいたので 登山支度にかかるのかと思ったら もう登山は終えたらしく 車は出て行かれた
朝早いだけあって気持が良い 出発時車載温度18℃だった、下山時(12:30ごろ)確認すると28℃ 倉敷に着いたのは15:30頃だったが 車載温度は36℃ やはり暑い