那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り121分(Cコース) 下り89分(Cコース)  岡山県
倉敷からの距離   101Km        登頂日 2018/09/03   ガイドブック  F写真 動画

第三駐車場6:14=林道−6:20登山口−6:22BCコース分岐−6:37林道−6:49水場−7:21大神岩7:23−7:35_1.1km点−7:48八合目−7:55_500m点−8:07三角点−8:17山頂8:23−8:31三角点−8:39_500m点−8:43八合目−8:50_1.1km点−8:57大神岩−9:16水場−9:24林道−9:34BCコース分岐−9:36登山口−9:42第三駐車場

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる

 那岐山はもう少し涼しくなってから登ろうと思っていた 暑くならない事を願う 登山支度をしているあいだにも車が1台やってきた やはり人気の山だ 登山支度をして出発する ガスが出ているのか陽射しはなく、まだ薄暗い 第三駐車場のところで舗装が終わり その先は砂利道 道路脇には自動車通行止めの標識がある 道路は整備され道路脇に生えている筈の草が少ない それでも道路脇にウツギ*(*は実を意味する) イタドリ クズ キブシ*が顔を見せる キブシは沢山の実をつけていた
 
 登山道に入ろうとしたら入口に 注意 と書いたA3用紙サイズでラミネートされた標識が設置されている 記載内容は下記のとおり
 
 平成30年7月豪雨により登山道Bコースは路肩崩落のため通行できません。登山道A・Cコース、遊歩道は通行可能ですが路面が損傷している場所がありますので、通行には十分注意ください。 奈義町
 
 西日本豪雨災害の影響でBコースは通行不能なようである。Bコース通行不能と言う事で思い出したのが2004年台風23号による風倒木で通行止めがあった時の事 2004/10/28の登山記録やその時の写真を見て当時の記憶がよみがえる これまで95回那岐山を登っている 雪の季節を除きCコース往復登山は今回で2度目 変な記念登山となってしまった
 
 登山道を登って行く すぐにBコースとの分岐に出る 分岐にも先ほどと同じ注意書きが掲示されていた 分岐を直進しCコースを行く この辺りは風倒木の被害を受けた場所だ 当時を思い出すとあのような状況の中 良くぞ登ったものだと思う 花や実と出会う事もなく林道に出る
 
 そこには那岐山麓周遊マップと書いた大きな標識が設置されている 山頂まで2.5km90分とある 先ほどの分岐にはCコース2.4kmとある 分岐から15分程登っているのに距離は増えるとは? この疑問に対し、分岐に表示の距離は三角点ピークまでの距離で 周遊マップに記載のは山頂までの距離 三角点ピークから山頂までは0.4kmあるとの事 こう考えれば辻褄があうが、そうだろうか 表示には整合性を持ってもらえるとありがたい
 
 丸太の階段を登り樹林に入って行く ここは風倒木に遭わなかった樹林帯でそれなりに趣がある 少し登ったところに森林のしくみを書いた大きなパネルが何枚かあったがこれは撤去され ベンチだけ残っている そして 樹林を抜けると前方が開け天気が良い時は山頂を望めるが、今日はガスで見えない ヤマジノホトトギス マツカゼソウを見つけるが花は少ない
 
 水場を過ぎ ルートを登って行く 振り返るとAコースの山並みがガスにかすんでいるのが伺える ガンクビソウ メドハギ ツルリンドウを見つける ルートにもガスが出てくる 今度は急に明るくなり、陽が射し込む 灌木樹林帯の中ではあるが結構暑さを感じる 陽が射していたのは短い時間 すぐにガスに覆われる 景色は見えないがガスの中の方が気持ちがいい
 
 標高1000m大神岩に出る 岩のそばに神仏ポイント1と書いた標識がある スマフォで情報が得られる由 岩から津山市街地を望めるのだがガスで何も見えない 麦茶で喉を潤し ルートを行く
 
 樹林の中のルートを行く ガスは次第に濃くなってきているように感じる ルートに沿ってロープでササユリを保護している 思っていたよりあちらこちらにロープがある こんなに咲くのだろうか? ササユリのシーズンはBコースを登りに選ぶ事が多く Cコースのササユリはあまり実感がない 1.1kmを示す標識を見て 少し歩いたところで、小さな花 ニシキゴロモのようだ 大神岩の所に 那岐山の植生と書いた 大きな案内板があり ニシキゴロモの花期は5月から6月と紹介されている
 
 ガスの中 空気を味わいながら登ってゆく 左手に八合目の標識があり そこから数分登ると0.5km地点に出る そこには岩があり神仏ポイント2があり その岩に須佐之男命(スサノオノミコト)の文字があるとの事 岩を良く見ると 確かに文字が読める これまで この岩の存在は知っていたが このような記載があるとは全く知らなかった
 
 この500m地点には 岩の上を通るのが旧ルートでそこには山頂まで500mの標識があった(2017/11/23確認)今日はそれが見えず 旧ルートへの分岐に新しい標識が設置されていた 新しい標識は0.6kmと表示されていた
 
 バイパスルートがすっかり定着し、旧ルートは笹が茂ってきている まだルートがある事が読めるがそのうち藪化が進み判別困難になるのだろう 
 
 ここを過ぎると笹尾根のルートに出る ガスが出ており視界がきかない 花に期待したがツルリンドウをひとつ見つけるにとどまった 笹尾根を5,6分登ると ガスの中に標識が見えてくる ピークは近い そしてピークに出る 三角点のあるピークで山頂までは0.4kmと記載があった また、登山口2.7kmと記載されていた ちなみにここの標識も新しいものと替わっていた 倒れそうな旧標識はそれなりにムードがあった事を記録にとどめておこう(2017/11/23の時の写真を確認)
 
 標識のところから休憩小屋が薄っすらと見える 昨年11月に訪ねたとき屋根が崩壊し、使用出来ない状態だった 薄っすらと写った写真を見ると その時の雰囲気と似ている 近づいて確認したわけではないが、ここまで手が回らないのではないだろか
 
 三角点ピークから山頂まで400mとの事 ガスで全く見えない 足元は見える ルートは20mくらいは見えているのだろうか 避難所が大分近づいてから見えてきて すぐに遠ざかってしまう それでもキンミズヒキ ノアザミを見つける事が出来た また、神仏ポイント3も記録した そして山頂に出る
 
 山頂にはどなたもおられない 結構風が強い 三脚を立てるのは倒れる可能性が高い 一番低い高さでセットし、なんとか記念写真を撮る 山頂周辺は何も見えない また、花も見あたらない すぐに下山する
 
 下山はCコースを戻る このところ毎週山に行く事が出来ている 足もリズムを掴んできたようで 足取りは幾分軽く感じる これはいいといい気になって下りのテンポを楽しむ ステーン 何でもないところでもろにころぶ 泥で少し汚れた程度で済んだが気を抜いてはいけない
 
 その後は順調に下山 登山口には9:30を回ったところで着き 林道を降りる 登りの時より明るくなり ゲンノショウコが花を開き始めており ヌルデ タニウツギ* キブシ* ヌスビトハギ エゴノキ* クズを見つける事が出来た キブシは登る時とは違った場所でも見つけた エゴノキとクズは駐車場の周りにあった 駐車場には1台車が増えていた 帰宅の支度をしていたら3名のグループが渓流沿いのルートを経て登ってきた


アプローチ
 降水確率が好転してきたのを幸い出かける事とした 爪ケ城を狙う 今日もまだ暗い内に出発 倉敷の温度は23℃ 429吉備路を走り 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗る 足守 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川では19℃ 加茂川を過ぎ 小森温泉 旭川ダム 旭町と走る 旭町を過ぎた辺りから薄っすらと明るくなり 前方が見易くなる 休み乢トンネルを抜ける 雲が出ていて山並みは見えない 津山市街地入口で53と合流 早朝の津山の市街地を走る 津山駅前の工事は終わったようで コンビニが出来ていた 津山インターチェンジを過ぎ429と別れ53を直進 勝北支所のところにある広戸仙登山口の標識を過ぎて、日本原の交差点で県道450へ左折 左折したところに全面通行止めの標識が設置されている 車を停めて見ると 声ケ乢手前1kmのところで豪雨災害により道路崩壊 全面通行止めと記載がある 1kmなら歩ける距離ではあるが、早く帰宅したい用件もあるので今回は見合わせ 那岐山に急遽変更 Uターンして53号に出て 那岐山へ向かう 日本原21℃の温度表示を確認 那岐山登山口の案内に従い左折し 今日は第三駐車場に駐車 すでに1台駐車 登山口温度は21℃