道後山



標高 1269m    難易度 ☆     登り88分 下り57分(岩樋山経由)   広島県
倉敷からの距離    129Km        登頂日 2019/08/26    ガイドブック  写真 動画

キャンプ場6:26−6:47休憩展望所−7:07コル−7:14分岐−7:35大池−7:54道後山山頂8:06−8:22コル−8:32岩樋山山頂8:34−8:49展望所−9:03キャンプ場 

登山 
 今日は道後山(どうごやま1269m)を訪ねる 
 登山支度をして出発する 駐車場にはキンミズヒキが出迎えてくれた ゲンノショウコと思われる花も見られたがまだお休み中だった 15℃の標高1080mの空気を胸一杯に吸い込む 実に心地よい 駐車場から樹林帯をショートカットして幅広の登山道へ出る キクバヤマボクチの花芽 フシグロセンノウ ミズヒキ ノブキ ダイコンソウ ノブドウ*(*は実を意味する) キバナアキギリ などを見つける ノブドウ*は目の高さの位置にあり、たまたま気付く事が出来た こうした出合いは嬉しい
 
 ルートはオタカラコウが咲くスポットに近づく もうそろそろではないかと身体が覚えている 先方を見ると 黄色い花を認められる 数は少ないが咲いていた 花芽を膨らませているものも見られた マムシグサ* キンミズヒキ ツリフネソウも見つけた 
 
 平坦なルートから擬木の階段のあるルートとなり周辺の雰囲気が変わってくる ヤマアジサイ* イヌトウバナを見てルートを行くと 休憩展望所に出る 展望所の前にネジバナが咲いていた
 
 ルートを行くとすぐに分岐がある 左岩樋山0.7km 右道後山近道1.7km 岩樋山は帰路に寄る事にして道後山へ向かう 岩樋山の裾野を巻いて岩樋山と道後山のコルの位置に出るルート 高低差は殆どない キバナアキギリ サワフタギ* タニウツギ* オトコヨウゾメ* ガンクビソウ シシウドなどを見つけルートを行く ルートは左にカーブすると視界が広がり道後山が見えてくる シコクフウロ カワラナデシコ ワレモコウが顔を出し コルに出る
 
 コルからは岩樋山 道後山など山並みを伺う事が出来る 草原の中のルートで視界が広がり気持ちが良い 分岐を右にとり道後山へ向かう リョウブ ヒヨドリバナ シラタマノキ* ホソバノヤマハハコ ノギラン アカモノが顔を見せる シラタマノキ*が結構多い アカモノは1輪だけ咲いていた 薄赤紫色の固まりが見える 近づいて見ると タムラソウだ 近くにツリガネニンジンも咲いている 丁度大池に向かう分岐のところだ
 
 分岐を右にとり大池へ向かう 草原の中のルート ノアザミ アカツメグサ キンミズヒキ イタドリ ウツボグサ アキノノゲシ ツリガネニンジン ツクシハギ マツムシソウ コバギボウシ* シラヤマギク オトギリソウなどを見つける ルートは低灌木のルートとなり植生が変わる コアジサイ タニウツギ* サラシナショウマの花芽 ツノハシバミ* ヤマアジサイ* コバノガマズミ*など見つける ツノハシバミ*に出会えたのは嬉しい
 
 大池に近づくと足元に花が顔を見せる キバナアキギリ オトギリソウ ツリガネニンジン ワレモコウ ツクシハギ オオバギボウシ* タムラソウ そして大池手前の湿原にはキセルアザミ サワギキョウが咲いていた サワギキョウに出会えたのは嬉しい すぐに大池にかかる この辺りはルートに水が出ており足元に注意が必要 池の向こう岸に黄色い花が見える750mmズームで撮る オタカラコウだ 少し歩いて振り返るとそこからも大池を伺える 対岸にオタカラコウらしい集団が見えるのでこれもズームで撮る 三脚なしで狙うとフレーミングが固定しない エイとシャッターを押し写っていたら儲けもの オタカラコウと認める事が出来た
 
 低灌木樹林のルートは続く ホツツジ アキノタムラソウ チダケサシ ソヨゴ* ツルシキミ*などを見てルートを行く 左にカーブして草原ルートの登りとなり山頂を目指す ツリガネニンジン オトギリソウ シラヤマギク ツクシハギ コバギボウシ* ワレモコウ サラシナショウマの花芽 イヌトウバナなどが次から次に顔を見せる そして分岐に出る 右持丸山登山口1.5km 左道後山0.2kmと記載されているようだが撮った写真を見ても判別が難しい 分岐を左にとり道後山へ向かう
 
 草原が広がる緩やかな登り 陽射しもまだ柔らかく気持ちがいい ホソバノヤマハハコが所々で固まって咲いている マツムシソウもぽつぽつと咲いていた 山頂標識が見えてきて 山頂に出る 大池を俯瞰出来る南側の斜面に移動して大池や猫山を見る 山頂に戻り360度の景観を楽しむ 北東の方角に見えるのは大山らしい 烏ケ山や蒜山三座も薄っすらながら認める事が出来た
 
 山頂標識の周辺はホソバノヤマハハコが固まって咲いている 花を探して少しうろつくとカワラナデシコ ウツボグサ ゲンノショウコ マツムシソウも咲いていた 山頂標識のところで記念写真を撮り下山する
 
 帰路は岩樋山を経由する 山頂から岩樋山の方角にルートをとりなだらかなアップダウンを行く ルート脇にはホソバノヤマハハコがずっと並んで咲いていた 岩樋山が見えてくると少し傾斜は強くなる 右に左に好きなルートを選びながら降りて行く 幾筋もあるようだがいずれ合流する ここでもシラタマノキ*が沢山の実をつけているのを見つける 大池への分岐を抜ける ここからコルまでは登ってきたルートを降りる コルからは分岐を直進し岩樋山を目指す
 
 コルの近くでウツギ*を見つけた タニウツギ*は随分見つけたがウツギ*は無いのかなと思っていた矢先に見つける事が出来た 面白いものだ シコクフウロ ホソバノヤマハハコ シラヤマギク オトギリソウ シラタマノキ ワレモコウ ツリガネニンジンに出合いながら山頂に出る 山頂付近はシコクフウロが沢山咲いていた 山頂標識には岩樋山1271mと記載されていた 道後山は1269mとの事なので2m程高い
 
 山頂からの景観も道後山同様360度楽しめる 大山も道後山の左手奥に認める事が出来た 景観を一瞥し下山する アキノキリンソウ オオバギボウシ シモツケソウ ママコナ コバノフユイチゴ* オオカメノキ*を見つける オオバギボウシがまだ咲いていたのには驚いた 駐車場には2台車が増えていた テントは畳まれ朝食を摂られていた 車載温度は24℃であった


アプローチ
 今日もまだ暗い中、倉敷を出発する車載温度22℃ 酒津から高梁川沿いを走る 川辺橋 総社大橋と抜けてゆく 豪渓泰橋入口19℃を確認し、信号を左へ曲がり180号を北上する 暗い中のドライブは今どこを走っているかが認識しずらい 特徴のある場所を見つけ頭の中で地図を描く 何気なく見ていた景観も見えないと、そうした情報が役に立っていたのだと教えてくれる カーナビがあれば少しは違うかも知れないがまだ、利用しなくても走れる 井倉19℃ 新見も19℃ 新見に入った辺りから次第に周辺が見えだす 新見インターチェンジを過ぎ 高速道の下を抜けたあと三叉路を左折して182へ 新見トンネルを抜け東条へ向かう 道路脇の温度表示が18℃、17℃と少し下がってきた 東条から314に乗る 182の田園ドライブから314は山間ドライブとなり それなりに楽しめる 小奴可に出ると、正面に猫山が見えてくる 小奴可市街地を抜けたところに猫山スキー場を示す案内があり 案内に従い猫山へ向かう 183に出て右折し すぐにまた右折し道後山へ向かう 途中すれ違い困難なところがあるが対向車は無く 標高1080mの月見ガ丘駐車場に 駐車場は車載温度計で15℃ 駐車場に自動二輪が1台あり その脇に一人用テントが設置されていた 駐車場のトイレはテープが張られ 故障中で使用出来ない と表示されていた