駐車場所7:14−7:20鉄塔#39−7:35鉄塔#38−7:43鉄塔#37−7:54お花畑−8:02鉄塔#36−8:07標識−8:14怒塚山山頂−8:33鉄塔#127−8:39分岐三角点−8:56金比羅宮跡−8:57分岐−9:05道路−9:16金甲山山頂9:19−9:31みつがしわ新道分岐−9:59誠徳院−10:02奥池−10:23ザイフリボク−10:28鉄塔#129分岐−10:38中池−10:40中池登山口−11:08駐車場所
今日は怒塚山(いかつかやま332m)経由金甲山(きんこうざん403m)を訪ねる登山支度をする 氷点下3℃は冷たい ウインドウブレーカは着たまま出発 登山口に急告!!*0)と書いた表示がある 山火事に注意と書いた表も掲示されている 一瞥して登山道に入る 周辺に花は無い ちょっとした登りだが路面が固い 凍結している感じで滑りやすい 足元に留意して登る そして竹藪を抜けて民家の裏手に出る
ここも花はまだ ボンタン*(*は実を意味する)が幾つか残っている シーズンにはこの辺りで花に出会えるのだがと思いながら登って行き鉄塔#39に出るここからは竹藪や樹林の中のルートとなる 落ち葉が幾層も積もり足場が見えない 落ち葉はカラカラに乾燥しており、どこかで火が出たらと少し心配になる程 登山口にあった急告!!や山火事注意の表は大きな字だけ見ただけだったが帰宅して内容を見て見ると 登山道にタバコの吸い殻が落ちていたり怒塚山山頂広場にタキ火の跡があったというデータが記載されていた この乾燥した落ち葉にタバコの吸い殻を落とすとは実に困ったものだ 記録があると言う事は定期的に巡視をされておられるのだろう 愛好会の皆さんに感謝したい
花や実に出会う事なく登って行く 時折ピーヒョロロととんびの鳴き声が聞こえてくる 鉄塔#38を抜けて数分登ったところに五合目大山展望と書いた標識があり 右手に岡山市街地の眺望がえられる ここから大山が見られるようだが県北はガスで判別出来ない ルートを行く鉄塔#37を潜り登って行くと七合目と表示されたところに出る
ここはお花畑と呼んでいた場所だが大分雰囲気が違う シーズンに花が顔を出してくれるのか心配だ 七合目の標識に標識の右から山に入って行くルートが記載されている 従来のルートは荒れているのかも知れない 表示に従いルートを登り鉄塔#36に出る
鉄塔#36周辺も花に出会える場所だがコウヤボウキ*の綿毛を見つけたのみ 樹林の中のルートを行く ヤブランやジャノヒゲの葉があるが実は見つけられず怒塚山山頂に出る
山頂に出ると穏やかな陽が射しこんでいる 目指す金甲山方面は逆光となり眩い 怒塚山山頂標識と一緒に記念写真を撮り、金甲山へ向かう 樹林の中のルートとは言え 明るい陽射しを受け心地よい 幾層にも積もっている落ち葉の上を行く 何度か下って 登り返すと鉄塔#127に出る鉄塔#127は縦走路で展望が得られる場所 鉄塔の先に金甲山山頂が伺える 児島湖や怒塚山の山頂を伺える 花や実はまだだった
ヘクソカズラ*を見つけ樹林の中に入る いつもの場所にキヅタ*が顔を見せるが実はほとんどなくなっていた 中池ルートと合流する 合流点を数歩進んだところに三角点がある 花や実を見つけられないままルートを行く 六合目 七合目と書いた標識が見られる 新しく設置されたようだ 大きな樹の中のルートとなり緩やかな登りを登って行く 見覚えのある樹肌を見ながらルートを行く クスの大木がいくつも顔を出し ルートは左にカーブすると間もなく金毘羅宮の石の鳥居が見えてくる その少し手前に八合目の標識があった
鳥居を右に見てルートを行くと分岐に出る 分岐を右に金甲山へ向かう 帰路はここまで戻り 誠徳院へ向かうみつがしわ新道を予定している
分岐を登って行くと自動車道に出る 春先には野辺の花を楽しめるがまだ 左手にノイバラ*を見つける 右手に怒塚山が見えるスポットがある 木が繁ってきて留意しないと気づかない いつものところにキヅタ*が顔を見せる ここでは大きな木に沢山の実をつけていた 広い駐車場を左に見てルートを行く 駐車場には金甲山*1)と書いた案内がある ルートは右にカーブする ヘクソカズラ*を見つけ山頂展望台に出る
展望台に出るといきなり瀬戸内の海と島々が飛び込んでくる 幾つもの島々が太陽光線を受け 存在を主張している 展望台には島々の名前を記したイラスト版があり島の名前を確認出来る 屋島や小豆島も見られる
金甲山山頂は旧観光レストランの屋上にある 営業はしていないが構築物は残っており屋上に行ける 建屋から入らず神社を祭ってある方から行く サザンカ ミツマタの花芽 ビワの花芽などを見る 屋上に登る階段脇に金甲山の神籬(ひもろぎ)*2)と書いた説明がある そして、屋上にある山頂・三角点に出る
屋上からは展望台で見た景観を楽しむ事が出来る 豊島の島影が太陽光線を受け輝いていた だが、残念ながらその景観を上手く撮れなかった 景観を一望し下山する 下山は金毘羅宮の分岐まで戻り みつがしわ新道へ降りて行く
樹林の中のルート 谷を左にして巻いて行く 2018年7月の豪雨による土砂崩れの現場はもうわからないように整備されている しばらく行くと分岐がある 最近に出来たもの(2022/4に確認) 今日はその林間コースを降りて行く
ルートにはピンクのテープナビがあり それを追いながら降りて行く 次を見つけ そこに着くと、次が見つけられる 以前ルートがあったようなところも見られる 山肌をジグザグに降りて行く やがて渓流を右に見て降りて行く この辺りになるとテープナビは無かったがルートを追える そしていつもの地蔵経由のルートと合流する 合流地点は地蔵ルートで渓流を跨いで山肌を登った地点だ ルート案内の標識が設置されていたが今日気づいた
このルートを降りてみて最初に金甲山を訪ねたとき(1996/04/20)にヤブ漕ぎしたルートではないかと思われた 渓流に沿って苦闘した記憶がある
みつがしわ新道ルートと合流しルートを行く 10分も要せずに誠徳院に出る
誠徳院からは幅広のルートを行く 右手に奥池があるのだが今日も水が少ない ヤマノイモ* ウツギ*を見つけルートを行くと 中池に出る ここも水が少なく1/3程が干上がっている
中池を後にルートを行く 男性お二人と出会い挨拶を交わす 挨拶の中でイノシシに注意するようにとの話があった イノシシが出るのですかと伺うと いるはいるは との事 イノシシ対策をネットで調べるとクマ同様音の出るものを持つ事が有効なようである 次回から熊避けの鈴をセットするようにしよう
野辺の花まだ少なく ホトケノザ ナズナに出合うに留めた あとノイバラ* ヘクソカズラ*を見つけた 県道沿いに オニノゲシが咲きだしたのを見つけた 駐車場は私の車だけだった 車載温度3℃−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*0)急告!!
平成21年4月12日(日)タバコの火の不始末と思われる山火事が発生し、多くの方々に多大なご迷惑をおかけしました。
歩きタバコ、ポイ捨ては絶対にしないでください。なお、金甲山展望所以外では火気厳禁を実施中
また ゴミの放置 草花の盗掘 車の駐車場所など 最低限のマナーを守れない人の入山は固くお断りします
平成21年4月 令和2年12月3日(再制作) 金甲山・怒塚山愛好会
*1)金甲山
瀬戸内海国立公園の一角、標高403mの金甲山からは、瀬戸内の多島美や瀬戸大橋の遠景が望めます。
この名は、由加山(ゆがさん)の鬼退治に来た坂上田村麿が、戦勝祈願に金の甲(かぶと)を埋めたという伝説によります。*2)金甲山の神籬(ひもろぎ)
ここは、「神籬」または「神籠石」、「いわさか」などと呼ばれる祭祀遺跡です。
原始時代の人々は、山や川、岩、大木、洞窟などを神聖なものとしてあがめ、恐れ、これらを信仰の対象としてきました。児島第一の霊山といわれた、ここ金甲山の頂上にも自然石を祭壇として神を祀っていました。
この建物の屋上にある小さな祠が祀られている岩をとりまくように、直径4メートルほどの環状に小石が置かれ、さらに、この岩から東南へ20メートルほど下つたところに幅1メートル、長さ2メートルほどの拝石といわれる平坦な石がありました。その石の下手は20人程が集まれる広さの平地となっており、これは、神話に国産みの神が産み給うた「吉備の児島、又の名を建日方別という」とあるように、その建日方別をこの岩に迎えて祀り、村の人々は拝石にいろいろな供物をして祈ったという原始信仰の名残りです。
昭和63年10月、遺跡の中央にあった岩に祠を建立し、大神地祗の神様を祀っています。
この度、両備グループ100周年記念事業の一環として、古から伝わる信仰の地・金甲山山頂が皆さんで楽しんでいただける憩いの場となるよう、また、この貴重な聖域を後世の人々へと遺していけるよう整備させていただきました。、
(出典)玉野市史(続編)昭和47年 玉野市役所発行 平成22年6月30日
まだ薄暗い時間に倉敷を出発車載温度-3℃ 倉敷で氷点下の気温は滅多にない 各地に大雪警報が出ている10年振りの寒波との事 倉敷川に沿って県道22を行く 藤戸寺を右に見て次の三叉路を左へ進む 植松駅の信号を左折、県道21を少し走り、玉野方面へ右折し県道22を行く サウスビレッジを左に見て田園地帯を走る 国道30号を横断し、直進、次の交差点で右折して広域農道を行く 橋の所で工事が行われており交互通行 少し待たされて信号を左折する 正面に怒塚山から金甲山につながる尾根をうかがえる 県道45を左折、朝の通勤時間にあたるのかノロノロ運転 マルナカを過ぎ郡の交差点直前の駐車スペースに置かせて戴く 仕切られた駐車スペースに駐車させて戴く ここでも車載温度-3℃だった