情報あれこれ(コンピュータ関係)
16.インクジェットプリンタのインク補充
機種:BJ−220JS


インクジェットプリンタ用詰め替えインクは,プリンタメーカーとは無関係です。
使用する場合は自己責任での使用になります。


 そもそもの発端は,ありがちなことではありますが,インクカートリッジの値段です。
 定価が3,500円。実売価格で2,400円程度。
 まぁ……業務で毎日大量のプリントアウトをやってるわけでもないので,そう大した頻度ではないにしても,やっぱり安いほうがいいのは言うまでもないわけで……。
 全くの個人的感想ながら,BJ−220JS用のインク(BC−02)はインクタンクと,プリントヘッドが一体になっているのが安くならない理由の一つのポイントではないかと思っています。
 プリンタは他にBJC−35vを使っているのですが,こちらはタンクとヘッドが分離型になっています。ブラックインク1つとヘッドのセットになった場合の定価4,200円に対して,インクのみだと3個入りで定価1,900円です。……どー考えても,ヘッド部分の値段って,無視できないですよね。
 勿論,微細な加工が必要なヘッド部分ですから,ある程度の費用がかかるのは理解できます。それに,ヘッドも含めて一体成型になっていることによるトラブル減少もあるでしょう。特に,ヘッド部分が交換されるわけですから,印字品質の維持にはいいのかもしれません。

 …………でもねぇ…………実際に使う場合には,ランニングコストを無視するわけにはいきませんからねぇ……。

 とゆーところから,「インクジェットプリンタ用詰め替えインク」というものには,結構興味はあったんです。以前から。
 ヘッドそのものの摩耗は避けられない以上,無限に詰め替えができるとは思いませんが,1〜2回できるだけでもかなり安上がりなのでは?と思います。
 とゆーことで,挑戦してみました。


・使用した製品

インクジェットプリンタ用詰め替えインク
 型番JT−CA10
 製造元ユニオンケミカー株式会社
 対象カートリッジキャノン BC−01/02
スター精密 SC−10
アップル M8041G/A,M8052G/A

 定価1,500円ですが,購入した店では実売価格900円程でした。


・内容物

 中身は,次の通りです。
  詰め替え用インク(20cc) 2本
ドリル 1本
シール 1セット(6枚)
ワイパークロス 1枚
ポリ手袋 1セット
取り扱い説明書


・作業手順

:カートリッジにインク注入口を開ける。
 取り扱い説明書に,穴開け位置のガイドがついているので,それをカートリッジにあてて位置合わせをします。
 付属のドリルで,結構簡単に開けられます。
:カートリッジをホルダーに固定。
 ホルダーと言っても要は製品の箱本体です。本体の裏面にミシン目がいれてあって,そこを内側に折り曲げるとインクカートリッジがちょうど収まるような大きさの穴があきます。そこにインクカートリッジを入れて固定するわけです。
 説明書には書いていませんが,ヘッド部分が下になるので,ティッシュペーパーか何かをクッションにしておいたほうがいいと思います。
 ただ,今回はティッシュペーパーを使用したのですが,ある程度の量がティッシュペーパーに吸われてしまいました。恐らくは,上から流れ込む圧力がかかることと,ノズル部分からティッシュペーパーに毛細管現象でインクが吸い取られることで,流れのようなものができてのことだと思います。
 まぁ……せいぜい数ページ分程度のこと……なのかどうかは定かではないですが,どーしよーもないですね。これは。
:インク容器のセット。
 インク容器のノズル先端のキャップを外してカートリッジの奥まで差し込みます。
 この時,カートリッジ内部のスポンジが意外と抵抗感があります。しっかりと差し込んでおいた方がいいようです。
:インクの注入。
 インク容器底部のキャップを開けると,後は自動的に注入されます。
 所用時間は約3分です。
:後処理。
 インク容器を抜き取り,注入口を付属のシールでふさぎます。その後ヘッドを水平方向に向けて,内部のインクを安定させるために10分程度放置します。
 それからプリンタにセットしてヘッドクリーニング,テストプリントを行います。


・結果

 最初,擦れたような感じがありましたが,4枚ほど適当な文書をプリントアウトすると安定しました。
 印字品質は新しいカートリッジとの違いは,私の目では全く分かりません。。
 新しいカートリッジが1個約2,400円,今回使用した詰め替えインクが1回当たり約500円ですから,非常にコストパフォーマンスはいいです。
 しかも……今回の詰め替えインクは2回分ですから……差額のトータルは約4,000円ということですね。
 これはもう使うしかないでしょう。
 ただし,プリントヘッドの摩耗の問題があるので,4〜5回程度の詰め替えが限界とのことです。余裕を見込んで2〜3回でとどめておいた方がいいのではないでしょうか。2回分のセットなので,それが終わったら次は新品にしようと思います。


・追加

 インク詰め替え後に,とあるソフトのオンラインマニュアル(総計A4版150ページあまり)を印刷しましたが,時折ノズルの抜けによる白ラインが結構ハデに入りました。その辺は,新品のカートリッジより問題と言えるでしょう。

・追加2

 A4版150ページあまりの印刷の直後に,祖父から頼まれた年賀状の印刷を,本文600枚 + 差出人住所氏名欄200枚あまりやったところで,いきなりインクの抜けが発生するようになったので,2回目の詰め替えを行いました。
 やっぱり,詰め替え直後は内部のインクの安定が悪いようで,水平状態で20分程度,その後,プリンタにセットした状態で20分程度の放置くらいは必要な感じがします。
 しかし……詰め替えやってみてよかったです。
 やってなかったら,10日ほどでカートリッジ2つ(約4800円)ですからねぇ……。
 それが今回は900円ですんだんだから。

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