情報あれこれ(同人誌関係)
6.本を作る時の手順(1)
さて,今度は本を作る時の手順ですが,こちらも必ずしも最適の手段というわけではありません。押えておくべきポイント,くらいに考えて下さい。
1.ネタ探し
既にある連続物の新刊を出す(連続物に限らず,サークルの新刊を出す場合も含めて),というのであれば話は簡単です。そのまま作業に掛ればOKです。
まるっきり新しい本を作る場合にしても,何かしら『こんな物をネタに本を作りたい』というのが当然あるはずですから,それをもとにすることになります。
つまり,ネタ探しとは言っても,小説を書く場合よりは気楽ではないでしょうか。
2.本の体裁
ここでいう『体裁』とは,「本のサイズ」,「ページ数」,「表紙の刷り色(単色,フルカラー)」,「本文の用紙」,「本文の刷り色」といった,見た目の事をそう呼んでいます(私は,です)。
これらは印刷に掛る費用にも直結します。
確かに中身も大事ですが,外見をどうするかを決めておかないと,いろいろと困ったことになります。「費用」もそうですが,表紙をフルカラーにしたり,或は本文の刷り色の色替え,或は紙替えなどの場合,入稿日が早くなったりします。そうなると,それだけ早く原稿ができ上がらないといけない。ということになり,スケジュール面にも影響します。
まぁ,ある程度しっかりしたイメージを作っておいた方が,後の作業がやりやすいと思います。
3.印刷所の選定
ある程度経験を積んでいれば,なじみの印刷所もできてくるでしょうが,それでは話にならないので,初めて,の場合にどうするか……ですが……。
私の場合,イベントに参加するごとに(サークル参加でなくても,一般参加の場合でも),色んな印刷所やイベントの案内パンフを持ち帰って,情報源にしました。
広告を読んで目星を付けたら,まずは資料請求ですね。最近では原稿の作り方の注意なども結構細かく記載されているところが多いので,それだけでも参考になります。また,自分が作ろうと思っている本のイメージにあうかどうか,というのも当然ながら重要です。
まぁ,基本的なところはあまり違いがないとは思いますが(それほど細かいことをやってないので断言はできないのですが),基本として使える色の数や種類,できる事とできない事はしっかり把握しておくべきです。
それから,概算でいいので,費用の計算もやってみましょう。
次の『企画書の作成』にも書いてありますが,費用分担をする場合,その目安は早目に分かった方がみんなも安心できますから。