情報あれこれ(同人誌関係)
7.本を作る時の手順(2)


4.企画書の作成

 個人誌の場合でも,これはちゃんと作っておくべきです。
 勿論,サークル内でも何人かで集まって本を作る場合は必要ですし,ましてやサークル外部の人に参加を呼び掛けるような場合,なかったらどうしようもありません。

 だいたい,次の様な情報が必要になります。
・本のタイトル
・本のサイズ,綴じ方向など仕上がりの体裁に関すること
・テーマ(或は作品に対する内容的な制約)
・原稿用紙の制限(用紙の質,サイズ,用紙の中の画面サイズなど。少なくとも,印刷書のパンフ記載の注意事項は載せておくべき)
・一人辺りのページ数
・ページのレイアウト情報(見開きから始まるのか,扉ページがあるのか,など)
・コメントページなど,書式を統一する場合にはその書式
・費用の分担が分かっているなら,その費用
・締め切り


5.メンバー集め

 自分一人の個人誌ならば,それほどの問題はないでしょう。
 が,小説などの場合には,自分一人の作品と言えども,気楽にそのまま,とはいきにくいのも事実です。
 イラストも自分で描いてしまう,という方はともかくとして……。
 以前からやっている個人誌で,イラストも同じ人に継続して,という場合はともかく,そうでない場合には,イラストを担当してくれる人を探して来なければいけません。

 そうでなくても,何かテーマを決めて人を集める,と言う場合にはそれなりに用意が必要です。サークル内での会誌なら,人を集める手間は省けるでしょうが。
 もっとも,『企画書』がちゃんと用意できていないと,人が集まっても,どんな風に作品を作っていいか分からずに何もできない,という事になってしまいます。気を付けましょう。


6.原稿の分担

 個人の原稿の割り当ては,それほど問題にはなりません。
 それよりも,本全体に関わる物−表紙,目次,奥付など−の分担をちゃんとやっておきましょう。
 途中に入れるイラストやカットなども,ですね。
 大抵,企画段階でどんなつくりにする,というのは分かっていると思うので,それに合わせて,洩れがないようにすることが大事です。

 この段階でα(アルファ)版を作ってみるのも,「穴」を作らないためには適当です。

注:α(アルファ)版について
 0(ゼロ)号とも呼んでいるが,あくまで個人的な表現であり,一般的なものではありません。
 適当な白紙(メモ用紙でOK)を,適当な枚数束ねて,「表紙」,「裏表紙」に始まって,途中の各「作品」,「イラスト」などの配置を,各ページに記入していったもの。
 要するに,出来上がりのイメージを掴むためのサンプルである。
 本全体のレイアウトの把握にも役立ちます。


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