情報あれこれ(同人誌関係)
10.台割について


台割とは?

「台割」とは,完成した本のどのページにどんな内容が入るのかをまとめたものです。
 要するに,本の設計図,と表現してもいいかと思います。

 小説本の場合,そんな設計図なんて考えなくてもいいように思うかもしれませんが,見開きの状況であるとか,各章の扉の配置などを検討する時に作っておいた方がいいと思います。

台割の例

 以前,実際に使った台割の例です。
台割の例

 左側の数字が本全体のページ数です。
 表紙からページ番号を数え始めているのは印刷所の料金体系との関連です。印刷・製本の料金が,表紙を含めたページ数で決まっていたので,それが分かりやすいようにしていました。

 その次の記号は,例えば,2ページと3ページが見開きになる。という意味です。
 演出として見開きの右側に小説本文,左側にイラストを配置するというような場合などに,この表記があると勘違いを防ぐことが出来ます。

 最後にそれぞれのページについて,具体的に内容を書いていきます。
「表紙」,「中表紙」,「目次」,「前書き」,「奥付」など,とにかく内容が分かるようにすることが第一です。
 ただ,細か過ぎても逆に負担になるのでほどほどにしましょう。

その他

 これまでに本を作った冊数でいうと10冊ほどにはなるのですが,やはり台割がないと混乱します。
 特に,コピーで中とじの本を作る場合,(表紙も含めて)総ページ数が4の倍数という制約があるので,ページ数がどれだけになっているのか,どことどこが見開きになるのか,などの把握には欠かせませんでした。

 また,印刷所に発注する場合にも,基本的にあると歓迎されます。



←前のページに戻る    次のページに進む→
   目次(同人誌関係)ページへ   


はじめに 自己紹介 趣味の世界 お気に入り
ブログ
注:別サイトです
情報あれこれ いただきもの 更新履歴
リンク集 2次創作作品集 離れ(自作CG集)