情報あれこれ(雑学関係)
スチームクリーナー使用レポート


 スチームクリーナーを購入して,実際に使ってみての感想その他です。
 購入を考えている方の参考になれば幸いです。

 今回購入した製品は,エレクトロラックス社のESS603。


 主要なスペックは,
・水タンク容量1.5L
・スチーム温度(最高)110℃
・スチーム使用可能時間約40分
・主な附属品
 フロアノズル(床用),窓用ノズル,ストレートノズル(汎用),布用ノズル他

 といったところです。


基本的な使い方

(1) タンクに水を入れる。
(2) ノズルを装着する。
(3) コンセントを繋いで,電源を入れる。
(4) 使う。
(5) 後始末をする。

 とまぁ……これだけなら無茶苦茶簡単そうな感じですが……。
 いや,実際のところ,本体の使い方は簡単です。
 面倒なのは,準備と後片付けです(笑)


実際に使用した様子・感想

換気扇周り

 洗剤を使わなくても,かなり油汚れは落とせます。
 ただし,TVの通販番組で見るように簡単にはいきません。
 まぁ,今回使用した換気扇が,4〜5年(下手したらそれ以上)はまともに洗っていない場所なので,もとから荷が重いと言われればそうなんですが(笑)

 擦り落すためのスクラブブラシが付属してはいますが,ブラシだけに頼っても落ちないので,スチームで熱して柔らかくなったところで雑巾で拭き取る。のが正解かと。
 なお,この場合の雑巾は基本的に使い捨てと考えて,古着などで大量に用意しておくことをお薦めします。
 今回も相当量を使い捨てました。

 それから,無理して一度で完璧に綺麗にしようとすると,かなり大変なので,そのあたりは割り切ることも必要かと思います。
 素直に洗剤も使いましょう。
 最初にスチームクリーナーで柔らかくしておいて,お湯と洗剤で,というのが適当かも。

 それから,意外な盲点と言うか,元がどの程度汚れているかにもよりますが,スクラブブラシはかなり汚れるので,後片付け(スクラブブラシの洗浄)は覚悟しておきましょう(笑)。

フロア(床)

注意:床の素材によっては使えないものもあります。
 基本的にフローリングはダメなのですが,我が家の床は単なる板材ではない木質系プラスチック素材ということで,試してみることに。
 まぁ,そもそもフローリングが使用不可になっている最大の理由がワックスの問題なので,それに関しては同じなのですが,ワックスは塗りなおせばすむこと,と割り切って試してみることに。

 延長ノズル,フロアノズル(とフロア用カバー)を接続してから使います。
 一人がスチームクリーナーを手早くかけ,もう一人が雑巾でその後を拭く(というか磨く)のが一番いいかも。

カーペット

 布用ノズル(とカバー)を付けてざっと表面をなでるような形で。
 同じ場所に長い時間スチームをあてると,水気を吸い込んで湿気るどころか,濡れたような感じになります。
 同じ場所には2〜3秒が限度のような感じです。

 合わせて,裏側へ蒸気が抜けることへも配慮が必要です。
 天気のよい日にベランダなど屋外で作業をして,そのまま暫く干しておくくらいが必要かも。

 なお,染み抜きも同時にできます。
 蒸気を当てて,別の布で汚れを吸い取るような感じです。
 洗剤を使わずに,かなりキレイになります。

洗面所,トイレ,風呂場

 単純にスチームをそのまま汚れている場所に吹き掛けて,後はブラシで擦るか雑巾で拭き取るということになります。

 風呂場の場合,元から濡れる場所ですから,さほど気にすることはありません。
 壁や天井などをする時に,水滴が本体に掛らないように気を付ける必要はありますが,その程度かと。

窓ガラス

 布用ノズル(カバーは不要)を付け,そのノズルの先に窓用ノズルを取り付けます。
 ちなみに,窓用ノズルの第一印象はガラス掃除用のゴムベラ(水切り)です。
 要するに,蒸気で汚れを浮かせながら,ゴムベラで掻き取る。という感じです。
 窓用ノズルがそれなりにゴツイので,ガラスの縁ギリギリの部分はかなりやりにくいです。特に,室内側の作業で,クレセント錠の周囲なんかは。
 これに関してはとりまわしのいいガラス掃除用のゴムベラ(水切り)を別に用意しておいて,そちらを使った方が楽かも知れません。軽いし。

 説明書にも注意がありますが,ガラスそのものが冷え切った状態の時に下手にスチームを噴きつけると温度差でガラスが割れる危険性があります。窓ガラスなどをする時は注意が必要です。
 って,どの様に注意すればいいのかが不明瞭すぎますが(笑)

全般的に

・本体重量はそれほど重くはないので,移動も苦になりません。
 また,風呂場の天井を掃除する時には延長用のノズルを使えば楽ですが,ノズルの取り回しという点からすると,片手で本体を下げてもう片方の手でノズルを操作するというスタイルもありかと思います。ちなみに,今回はそうしました。

・スチームの操作ボタンの操作性はちょっと難ありです。
 スチーム吹き出しのボタンを親指で押し込むような形式になっていますが,意外と固いです。
 不用意に吹き出すことを防止するためといわれればそれまでかも知れませんが。
 ボタンを押していない状態,押した状態でロックをかけることもできるので,不用意に吹き出さないようにしたり,スチームを長時間連続して使用するなどの使い方もできます。

・取り扱い説明書にもありますが,スイッチを入れてから使用可能になるまでに15分ほどかかります。
 換気扇の掃除の場合,先にスイッチを入れておいてから換気扇の取り外しをやってもいいくらいの感じがしました。

・これも説明書に記載がありますが,使用可能になった直後や作業の流れの関係で数分スチームを使わずにいた直後など,蒸気と一緒に熱湯が多少噴き出るので付属の計量カップなどで受けるなどの対処が必要になります。


使用後の片づけ

・電源を切ってから,ボタンを押しっぱなしにして蒸気が噴き出さなくなるまで放置します。

・それから本体が冷えるのを待ってから,水タンクのキャップを外し,中に残った水を捨てます。
 水を新たにカップ1杯分入れて,タンクの中をゆすぎます。

・本体が冷えるのを待っている間に,ブラシなどを洗っておくといいでしょう。
 特に換気扇などで油汚れを落とすのに使ったスクラブブラシはしっかりと洗っておく必要があるでしょう。
 場合によっては,電源を切る前に,スクラブブラシに残った油汚れをスチームで落とした方がいいかもしれません。


購入を考えている方へ

 壁紙や白木,プラスチック製品など使えない部分(箇所)も結構ありますが,台所周り(換気扇,コンロ周辺),洗面所,風呂場,トイレなどと割り切って使えば,洗剤なしでかなり綺麗にできるので,悪くないと思います。
 ただ,製品による善し悪しの比較が難しいとは思います。
 決して安い製品ではないので,複数購入して使い比べるなんて無理ですから。

 なので,最低限店頭で実機を触って,本体の重さとかノズルの持ちやすさなどは確認しておくことをお薦めします。


前のページに戻る    次のページに進む
   目次(雑学関係)ページへ   


はじめに 自己紹介 趣味の世界 お気に入り
ブログ
注:別サイトです
情報あれこれ いただきもの 更新履歴
リンク集 2次創作作品集 離れ(自作CG集)