那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り144分(西仙コース) 下り78分(東仙コース)   鳥取県
倉敷からの距離   120Km        登頂日 2025/05/23    ガイドブック  F写真 動画

駐車位置7:34−7:52ゴーロ橋_2.7Km−8:08イワウチワ−8:23シャクナゲの峰−8:35馬の背小屋8:40−8:54標高1000m−9:51三角点−10:03山頂10:11−10:25_500m−10:28分岐−10:49標高1000m−10:53林道−11:09標高800m−11:19イワウチワ−11:29林道−11:43駐車位置

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる 

 登山支度をして出発する 2023/4/10にはイワウチワを狙ってここを訪ねた この時期サラサドウダンに出会えるといいなと思い訪ねた 果たしてどうだろう 駐車場の周りにはタニウツギ ヤマフジ ミズキ (下山して気づいたがヤブデマリ キブシの花芽)などが咲いており、随分と華やいだ雰囲気 山側にも白い花 コガクウツギも顔を見せている そして ゴーゴーという渓流の音 またここに来ましたという実感がする 渓流を左に見て登って行く 杉の小枝が路面を覆っている ミヤマカタバミの葉が見られるが花は終わったようだ あちらこちらで咲いていた様子をイメージしながら登って行く
 
 渓流を渡る その先のルート脇両側にミツマタの群落 ミツマタも花は終わり花が咲いていた時の雰囲気とは大部違う マムシグサが顔を見せてくれた
 
 ゴーロ橋に出る ここから山道に入る 山道に入ってすぐにタニギキョウ 小さい花が咲いていた そこから少し歩いたところに標識があり 尾根ルートへ向かって右へ降りて行く そして渓流を渡る 渓流にはチェッカープレートが設置されている 慎重に渡る 捕まるところが無いのでバランスを崩さないか心配だ 若い時とは違った感覚だ 特徴あるコチャルメルソウ*(*は実を意味する)が渓流に向けて飛び出していた
 
 ルートを登って行く 先日上蒜山登山でばてて八合目でGiveUpした事もあり ゆっくりと一歩一歩登ってゆく 次第にルートは厳しくなり根っこがルートを占有したり ガイドの鎖が設置されているところなど登って行く 3合目を示す標識に出る そのすぐ先右手にネットが見られる イワウチワ保護の為の鹿食害防止ネットだ ネットの中を覗くとイワウチワの葉がびっしり もう花はすっかり終わっている 2023年の撮った写真と見比べる しっかりと保護されているようだ
 
 ルートはさらに厳しくなり鎖が設置されているところに出る 鎖を使ったり 木の根を掴んだりしながら登って行く イワウチワが咲いていた時はこの斜面にも咲いており 花を楽しみながら登っていたが 見るものがないと結構長く感じる シャクナゲの木もあちらこちらで見られるが花の姿は確認出来なかった 鎖を登りきると シャクナゲの峰に出る
 
 シャクナゲの峰と書いた標識がいつもとは違う位置に置いてあり少し戸惑った 近くに4合目の標識がある 少しの間だが緩やかで足場の良いルートを行き また岩の間を登るルートを行く そして馬の背の避難小屋に出る
 
 ここには5合目の標識がある 周辺を見回すと花をつけている木を見つけた ズームで撮りGoogleLensで調べてみたらヤマグルマらしい 麦茶休憩をとり一息入れてルートを行く
 
 樹林の中のルート 尾根を登ってゆく 6合目の標識が標高1000mの標識と向きあうようにして設置されている 標識から更に数分登ると、ルートは左にカーブする そこでブナの実を見つける 丁度眼の高さの枝に実をつけており、こうして眼にするのは初めてのように思う ここから少しの間、ほぼ平坦なルートとなり一息入れられる そして、樹林の中の登りとなる 新緑がいい 陽が射すと色が鮮やかになる 風も心地が良い いつもの場所にアセビが実をつけている 右手に滝山への縦走路が伺える ズームで東屋をとらえる 7合目の標柱が設置されていたようだが気づかなかった
 
 ルートは狭くなる サラサドウダンの樹林帯だ 新緑がいい 2023/4/10に訪ねた時はまだ新緑が出てなかった 両者の写真を並べてみると違いが歴然 足元に注意しながら登って行く 小さな白い花を見つけた 葉や笹が覆っているところを取り除き、カメラに収める シロバナニシキコロモだ、こうしたところで出会えるのは嬉しい アセビが沢山実をつけていた 8合目に出る 期待していたサラサドウダンに出会えない もっとルート脇に樹木があったように思うのだが雰囲気が違う 良く見ると枝先が折れた木々が幾つもある だがその枝先は笹に埋もれているのか見当たらない 何故こうした事が生じたか不明だが、何か大きな異変があったのだろうか?
 
 樹林が終わりそうな頃になってルート脇に灌木樹が だがなかなかサラサドウダンの花を見つけられない やっと花芽を見つける まだ時期が早かったようだ だがこのような状態では以前楽しんだ時(2005/6/4)の再現は難しそうだ
 
 ルートは樹林帯を抜け草原のルートに出る 滝山が望める 新築された避難小屋が見えてくる そして小屋に出る ここに9合目の標柱が設置されている 小屋は土足禁止 内部に靴置き場があるとの事だがドアを開けてみなかった トイレも設置されている ここに出ると結構風が強い すぐに三角点ピークに向かう
 
 三角点ピークには展望台が設置されている 振り返ると滝山に繋がる山並を伺う事が出来る 山頂も見えるのだが周辺を見回しても人の姿が見えない 人気の山なのに誰もいないのも不思議な感じがする すぐに、山頂に向けて尾根を行く 少し下り登り返す形 途中に避難小屋がある 小屋の近くにミツバツチグリが咲いていた
 
 山頂に出る やはり、どなたもおられない 先ほどのような強い風は無く、三角点ピークを背景に記念写真を撮る 大山はガスで見えなかった 麦茶で喉を潤し 下山する

 下山は東仙ルート 三角点ピークとは反対方面へ降りて行く 降りてすぐにサラサドウダンの樹林と書いた案内がありサラサドウダンの花芽に出会う 薄っすらと色づいたものも見つける事が出来た ここでも出会えないかとキョロキョロしていたが 案内表示まであるのにはびっくりした 西仙ルート脇の規模とは比較にならないが、それでも出会えて嬉しい 緩やかなルートが続く ルート脇の灌木林の形がきれいで好きなところだ 9合目の標識 それに続き山頂から500mを示す標識 そしてBコースへの分岐 そしてAコースとも別れて東仙ルートへ降りてゆく
 
 ルートは樹林帯に入り、丸太の階段が続く 丸太の上は滑りやすい ステップを刻むのを出来るだけ避け、腐葉土の方を歩ける時はそちらを選んで降りて行く 腐葉土のクッションは足に優しい 新緑の樹林を降りてゆく 途中林道を横断するようにしてルートを行く 標識が随所にある 合を示す標識もあり合目を見ながら降りて行く 3合目の標識の先に西仙ルート同様のネットがルート両側に設置されていた ネットの中を覗くとイワウチワの葉を確認出来た ネットをした為だろうか以前より増えている感じがした
  
 そこからの下りは階段の落差が大きく カニの横ばいのような形で降りて行く トントンと降りていた時が懐かしい そして登山道を終え林道に出る 
 
 渓流を左に見ながら林道を降りて行く 途中に1合目の標識があった またタネツケバナが一輪陽射しを受け咲いているのを見つけた 合目標識があったので林道に降りてから駐車場までどの位要したか記録を見たら14分も要していた 駐車場には2台増えていた いずれも鳥取ナンバーだった 車載温度は18℃だった


アプローチ
 薄っすらと明るくなってきた頃、倉敷を出発 車載温度17℃ いつものように429を走る 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗り 足守 加茂川と走る 加茂川道の駅で小休憩 車載温度11℃ 小森温泉 旭川ダムと走って行く ダムの水位は更に下がり、露出している地面が見える 旭町の市街を行き 休み乢トンネルを抜ける 山際は春霞状態 津山市街入口で53号に合流し市街地を抜ける 津山インタ−チェンジを過ぎ 429とは別れ53を直進する 日本原の温度は15℃ 青空の下、那岐山に連なる山並がはっきり見える 今日は鳥取側から登るので那岐山登山口の標識を見送り直進 黒尾峠へ向かう ループ橋を抜け 黒尾トンネルを抜ける 出口温度は11℃ 峠を下り 那岐山登山口を示す標識を見て左に折れ 戻るようにして那岐山登山口へ向かう JRの高架を潜りすぐに左折(小さいが標識がある) 民家を抜け踏み切りを通り林道に入って行く そして登山口の駐車可能な広場に車を置く まだどなたも来ていない 車載温度12℃