情報あれこれ(コンピュータ関係)
5.オペレーティングシステム遍歴(現役篇)


・MS−DOS 2.11/3.3/6.2

 バージョンの違いはあれど,PC−98系の全てのマシンで関係しているOSです。このご時世にあっても(稼働率はともかく)現役です。私に取っては。
 ある程度ちゃんとした作りのOSを初めて触ったのがこのMS−DOSで,その時のバージョンは2.11でした。『松』や『桐』のシステムディスクにバンドル(今風に言えばプリインストール)されていたものです。
 とは言っても,実はまだこの頃はOSということを意識したことはありませんでした。正確に言うと,そんなことを意識しなくても使う上では支障がなかった,ということになりますが……。

 この当時のアプリケーションはフロッピーディスク1枚に収まるのが当たり前の様なもので,パソコンの電源をオンにした後は,ディスクをドライブに入れれば,後は自動的にソフトが起動するようになっていましたから,OSのことをあれこれ知る必要もなかったのです。せいぜい,新しいデータ保存用のディスクをフォーマット(初期化)するのに,FORMATコマンドを使うくらいでしたが,それとてもマニュアルに書いてある操作をそのまま実行するだけで,「OSを使うこと」がどうということはありませんでした。
 その意味で,OSを使いこなすということが必要になったのは,私にとってはPC−9801RA21を使うようになってから,ということになります。
 日本語入力を快適にするために,日本語入力FEP(Windowsで言えば,日本語入力IME)の辞書ファイルを,RAMドライブに置くような設定にするのに,デバイスドライバの組み込みやら辞書ファイルのコピーやらで,初めて CONFIG.SYS や AUTOEXEC.BAT の編集をやりました。
 その後も,CONFIG.SYS や AUTOEXEC.BAT の編集は何度となく繰り返しており,更にはバッチファイルの作成(編集)なども経験して,OSそのものの使いこなしと言う点では,かなりのところにまで来ていると思います。

 それだけ使いこんでいるだけに,今でもMS−DOSの方が安心感があります。
 まぁ……原理的に様々な限界があるのも分かってはいるんですが,安定性という点ではWindows95/98よりもはるかに勝っているのも事実ですから。
 ついでに言うと,作業の内容によってはDOSプロンプトからコマンドを入力した方が早い場合も実際にあります。同一ディレクトリ内にたまっている,バックアップファイル(*.BAK)をまとめて削除するとか……。
 ただ,職場でそんな事をやっていると,驚きを通り越してあきれたような目で見られることもありますが(笑)
 DOSプロンプトからFORMATコマンド使ってフロッピーディスクの初期化やっただけなんですけどねぇ……。

 最近では職場でLANのトラブル解決(状況調査など)でコマンド入力することも多いですね。最多はPINGコマンドで,IPCONFIGコマンドがそれに次ぐ,と。

 現時点での実働は,PC−9801RA21,NS/A,PC−9821Ne3,V200,Nr300です。


・Windows98 Second Edithion

 PC−9821Xt13とNr300,自作機1が関係します。
 PC−9821Xt13は,DOS6&Windows3.1環境をWindows95にアップグレードさせていたのですが,あまりにも動作が不安定だったので,98SEのクリーンインストールを行いました。Nr300はプリインストールです。
 Windows95の不信感を払拭してくれたのは間違いなく98SEの功績です。
 その後,Xt13の不具合多発〜事実上引退にともなって,自作機1がそれに代わりました。
 時期的にはMeや2000が登場していたにもかかわらず,98SEから後に追加された新機能への不信感などいろいろあって,こちらを選択しました。
 その後,ふと気付くと5年近く(再インストールなしで)稼働していました。

 自作機1のOSの入れ替え(XPへ)にともない,Nr300のみになっていましたが,MIDIシーケンサーであるBallade/Winを使いたいという欲求からVirtualPCにて復活しています。


・Windows 2000 Professional

 V200,自作機2(サーバー)が関係します。
 正確に言えば,Xt13でも導入を目論んだんですが,マシンの不具合などから結局断念しました。
 まぁ,そもそもは……WindowsMeがPC−98をサポートしないあたりからで,要するにPC−98で動作する最新のOSを用意しておこう。ってことです。
 それはそれで良かったんですが,問題もチラホラ。
 要求ハードウェア性能が高くなるのは,まぁ,割り切れるとしても……最大の問題点は,普段常用しているほとんどのアプリケーションがWindows2000よりも前のものなので,基本的に対応した最新版に変える必要があると言うことです。
 何よりも……愛用の日本語入力IME(松茸)が正式対応外っつーのが……一番のダメージだったかも(笑)
 動作不可と言うわけではないのですけどね。若干の不具合があるのがね。
 結局は,正式サポート外を承知で松茸4をそのまま使い回しています。
 若干,小さなトラブルがないではないですが,少なくともOSが落ちるような事態にはなってませんからOKです。


・Windows XP Professional

 VersaPro(VJ20D/NT−5),VAIO(PCG−GRX92G/P)で使用しています。
 HomeEditionで省略されている機能との比較検討で,「高くてもやっぱりこっちの方が後が便利」という結論に至り,導入しました。後日,職場でもその省略されている機能(具体的には Active Directory への参加)が必要になり,結果オーライでした。
 ……2000Professionalでも良かったんですけれど,少しでも新しいものにしておいた方が,サポート期間が長いしという現実的な理由からこちらです。
 XPが世間に出回ってからある程度時間が経ってからの導入だったので,参考になる書籍がそれなりに出そろっていたのはよかったです。
 それがなかったら,あれだけのカスタマイズは出来なかったでしょう。
 NT系で安定性が高いのは助かってます。

 唯一の不満は……ログオン時にCtrl+Alt+Deleteを押す対話型ログオンにしたら,電源を切る時の画面が使いづらいドロップダウン式になってしまったこと。
 98SEに慣れた身からすると,Meや2000のアレはかなり使いづらいです。


・Windows XP HomeEdition

 dx5150MT,自作機1,JT2224で使用しています。
 個人的意見としてはやはりXPはProfessionalの方が好ましいのですが,dx5150MTに関してはメーカー品(+とあるネットゲーム向けセットでカスタマイズ不可)なので,そこは妥協です。
 自作機1に関しては……デュアルCPUでもないし,ドメイン(Active Directory)に参加するわけでもないので,安い方を選択。と。
「WindowsXP 上級マニュアル」とTweakUIを使って,職場で利用しているProfessionalと同じようなカスタマイズをほどこしています。
 OSとしての根本部分は同じなので,とりあえず問題はでていません。


Knoppix 5.1.1 ,6.0.1

 導入の切っ掛けは雑誌付録で3.7を入手したところからです。
 もっとも,必然性が無かったので,PC−98シリーズ以外の全てのマシンで起動して,操作できるのを確認した程度で,全く使っていませんでした。
 が,起動しなくなったPCについての相談(主にデータの救出)を受けることもあり,まぁ,使えた方がいいのかなぁ……などと思いつつ3.7を引き摺り出して練習を始めたところで,dx5150MTでハードディスクにアクセスできないところからシリアルATAに対応していないことに気づいて,その時点での最新版(5.1.1)をダウンロードすることに。
 ……まだ,まともに使えているとは言い難いですが,OSが不安定になったPCからのデータ救出で(職場で)何度か活躍しています。


・Windows Vista Business

 FMV−R8270で使用しています(というかプリインストールですが)。
 職場でもVista関係のSOS(トラブル)に対応しなきゃいけない場面が増えてきたので,練習環境を整えるために導入しました。
 後日,職場に持ち込んで使うことを考えて,Home系は却下してBusinessを指名買いです。
 現時点での個人的感想は……「XPで十分」です。
 ネットワークの設定が分かりにくくなったとか,ユーザーの切り替えがオフにできないとか……。


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